PART3

3 日 目  バンナムプン水上マーケット

     

朝食とってバンナムプンへ

  この日はもう夜の便で帰国するので遠出は避けて、バンコク中心部からだとタリンチャンと同じくらいの近さのバンナムプン水上マーケットに向かう。

 バンナムプンはクロントイから渡し船に乗ると近い。だが、この渡し船は2ヶ月前に乗っているが、小さくておっかなかったことと、下りてからバイタクに乗らねばならないので、クロントイルートは避けた。

 まずは朝食をとるためアソーク駅近くのお決まりの朝食場所へ。ところが、日曜日のこの日はシャッターが下ろされていた。かろうじて1枚だけあいていたシャッターから中をのぞくとやはり営業してなかった。

 アソーク駅の近くではさまざまな屋台がでていて、昼食用に買っていく人が多い。ただ、日曜日は、普段よりも出ている屋台の数が少なめだ。

 結局、駅のそばの屋台で食べ物を買って朝食にすることにした。ところが、食べる場所がないのだ。ちょっと腰掛けて食事というわけにはいかない。人通りの少ないところにいって、立ち食い。 

 

 

 

 

 左  ビーフン。さめていて、美味しくはなかった。無理に食べたって感じ。

 上  唐辛子粉と砂糖の袋がつながっていた。どちらもふりかけた。

 立ち食いのあと、BTSに乗車。サヤームで乗り換えて、久しぶりに南に向かう。そして、サパーン・タクシンをすぎ、BTSではじめてチャオプラヤ川を渡った。ウィンウェイヤイ、そしてさらに2駅、延びている。

 この日はチャオプラヤ川と渡って1つ目の駅であるクルン・トンブリーの間の道路を走るバスに乗車する。だから、橋を歩いて渡るか、渡し船で渡る方法もあったのだが、BTSでチャオプラヤを渡りたかったので、クルン・トンブリーまで乗車した。

 クルン・トンブリーから、チャオプラヤ川にの少し西側を走る道路まで、10分ほど歩いた。途中に幹線道路の分岐点があり、歩行者はずいぶん遠回りをさせられるのかと思ったのだが、何と交通量の多い幹線道路を半分渡ったところが公園のようになっていてびっくり。少し休んで、もう半分渡った。横断歩道もないところに公園があったのが意外であった。

 さらに少し歩いて、バスの走る通りに出た。すぐに6系統のバスがやってきたので乗車。

 上左  乗車したバス。小さめの古いバスで8バーツ(約25円)。

 上右  営業中だというのに、スタンドに入った。長距離バスでは経験があるが、市内バスでもこんなことをするのか。

 左  同じ系統の前のバスがLPガスを入れていて、車掌は前のバスに移るように指示。

 下左  乗り換えたバスは同じ系統だが色が違い、やや大きめ。でも古いバスだ。

 下右  40分ほど乗って、終点のプラプラデーンに到着。バンコクのすぐ南の田舎町の市場って感じだ。

 プラプラデーンからはバンナムプンに向かうソンテウが出ている。10人ほどで一杯になる、軽トラックを改造した小型のソンテウだ。

 ソンテウによっては、車の後ろから乗るのではなく、横に乗り口がついていて、最後尾は横向きの座席になっているソンテウもある。自分が乗ったソンテウはその形だった。

 バンナムプンまで15分。10バーツ(約35円)。

バンナムプン水上マーケット

 バンナムプンに到着したソンテウ。軽トラックを改造したもので、最後部が座席で、横から出入りする。
 ソンテウを下車すると、10m先にはもう水上マーケットが広がっている。バナナの葉を屋根に使っていて、熱帯らしい雰囲気が出ている。

 来る前は小さな水上マーケットだと思っていたのだが、結構大きかった。

 マーケットは運河に沿ってつくられていて、わずかだがボートの上で調理をしている人もいる。運河の向こう側は森になっていて、市街地の中のタリンチャンなどと比べて、ワイルドな感じのマーケットだ。
 どんどん歩いて、水上マーケットの端までやってきた。運河に沿ったマーケットだとばかり思っていたが、この付近だけけかもしれないが、通路は運河の上にあって、水上マーケットの名にふさわしい。

 下左  とても赤いジュースを売っていた。1本購入。

 下右  このフルーツのジュースのようだ。鮮やかなオレンジ色のフルーツ。名前はわからずじまい。

 ボートの上で調理している店で麺をいただくことにした。

 マーケットのこの部分は鉄骨の上に緑のビニール製の屋根がついていて、そのためか緑ががった写真になっている。

 昼食としていただいた麺。運河を眺めながらの食事だった。
 
 ココナッツアイスの店。ココナッツの殻にアイスを入れているのが珍しく、1つ買ってみた。
 アイスにはココナッツジュースがついてきた。

 下左  キュウリにように長細いナスを焼いていた。

 下右  運河沿いの通路から枝分かれした通路もあり、歩いてみた。

 ソンテウで到着したところとは別の入口。
 いい雰囲気の休憩コーナーもあった。

帰国

  上左  一通りマーケットを回ったが、古い家なみは見られなかった。まだ14時すぎだが、ホテルへ戻ることにした。まずはソンテウでブラブラデーンへ。プラプラデーンにも大きな市場があり見れば楽しいのかもしれないが、暑いのでその気にもなれず、ホテルに戻ることにした。

 上右  6系統に乗って、サパーンタクシンの対岸まで向かう。行きの6系統はノンエアコン車だったが、帰りはエアコン車がやってきた。同じ系統でもエアコン車とノンエアコン車が混じっている系統もあるのだと知った。運賃は13バーツ(約42円)で、ノンエアコン車より5バーツ高い。

 左  エアコン車の車内。今までに乗ったエアコン車よりもやや小さな車体だ。そういえば、行きのノンエアコン車も初めは小さな車体の車で、給油所で大型車に乗り換えたっけ。

 上左  車内では眠ってしまい、i-phoneを見ると、ちょうど下車すべき地点の直前だった。危ない、危ない。景色ではどこで下りればよいかわからないので、i-phoneは便利だ。

 バスを下車後、サパーンタクシンの対岸にある船着場へ。何もない通路を5分ほど歩く。

 上右  船着場に到着。歩いて橋を渡るほうが早いかもしれないが、船が出発するのを待った。

 左  突然、同じ形の船が4隻並んでやってきたので、びっくりした。

 4隻の船につなげられたはしけが進行中。何隻ものはしけが動くさまは壮観であった。その間、渡し船は出発することができずに待機。出発してしまえば、3分くらいで対岸に到着し、隣接するサパーンタクシン駅へ向かう。
 サパーンタクシン駅。はじめて気づいたのだが、この駅の部分だけBTSは単線になっているのだ。駅の前後は複線で、駅に入るところで単線になり、駅を出るとまた複線になる。以前は、終着駅だった関係で単線になっているのだと思っていたが、延長されて中間駅になった現在もこの駅の構内だけは単線なのだ。チャオプラヤ川をこえ、BTSが延長された今、中間駅が単線の状態でよく運行していると思う。

 いったん、サイアム乗換でアソークまで行き、16時過ぎにホテルに戻り、預けていた荷物を受け取った。

 上左  ホテルからは地下鉄スクンビット駅に向かい、1駅だけ乗車し、ペッチャブリ駅で下車。この駅とエアポートリンクのマッカサン駅を結ぶ連絡通路がようやく完成していた。はじめてこの通路を歩いた。

 上右  連絡通路の中。踏切を渡っていた当時と比べると格段に歩きやすくなった。定宿になったジャスミンホテルのあるアソークに向かい場合もマッカサン乗継で便利かなと思えるのだが、それでも地下鉄の荷物検査のことを考えると、ちょっと憂鬱だ。

 左  17時発のエクスプレスで空港に向かった。ガラガラなのは前回と同じ。車内で荷物を広げたりしても、誰も見ていないので安心できる。

 17時15分に空港着。土産を買ったり、履きものを替えたりし、さらにベンチで過ごしてJALの搭乗手続がはじまる18時45分を待った。搭乗手続をすませたあと、保安検査、出国審査を経て、保安区域内へ。

 すぐにカンタス航空のラウンジに向かった。最初にシャワーを使用。夜行便に乗る前にさっぱりできるのはうれしい。

 下左  シャワーのあとは、ラウンジ飯で夕食。生ハムなどもあり、サクララウンジよりも質が高いし、すいているので居心地もいい。

 下右  飲物はシャンペン。これもサクラにはない。

 上左  22時ごろに英国航空ラウンジに移動した。こちらでもラウンジ飯をいただく。カンタスのラウンジはビジネスクラス用、英国航空はファーストクラス用として、両社で分担しているようなのだが、英国航空のほうは、やや小さくて、混んでいる。

 上右  飲みものはオレンジジュースで。

 左  23時50分ごろに搭乗口へ。G1なので、移動距離も短くてすむ。0時20分発のJL728関西行きに搭乗。

 上左  帰りの便はかなり混んでいることが座席予約のときにわかったが、 搭乗してみてタイ人のツアー客が大勢乗っているためとわかった。

 上右  水平飛行に入り飲物とおつまみ。このあと2時間ほど居眠りタイム。

 左  鹿児島近くまできたときに機内食。選択はなく、和食のみ。少し早めに関西空港に着き、帰宅。

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