1 日 目  ソンテウでコ・サムイ一周

 

バンコクからコ・サムイへ
 バンコク着のさいにプレミアムレーンを通れるカードをもらったのは2回目だが、前回は、プレミアムレーンがどこにあるかわからず利用できなかった。今回が初めての利用だった。

 プレミアムレーンは2人待っただけで入国審査場を突破できた。一般の入国審査場は早朝であるにもかかわらず長い行列ができていたので、プレミアムレーンを使うことができてよかった。ただ、預けた荷物が出てくるの待つ時間が長くなった。いつもは荷物を持つ間に両替をするのだが、両替ブースが工事中で両替できなかった。
 
 上左  制限エリアをでてまず両替。そしてSIMカードの購入。DTACのブースで7日間ネット無制限で100バーツ分の通話がついたカードが299バーツ(約1050円)であった。

 上右  出発ロビーに上がり、バンコクエアのチェックイン。サムイはチェンマイなどと同じで、最終到着地つまりサムイで入国するのが基本の扱いだ。だから伊丹でチェックインするときも、荷物がサムイまで運ばれかかり、バンコクでいったんピックアップして入国したいとお願いをした。両替とSIMカード購入のために入国したかったのと、サムイでの入国には時間がかかりそうだったからだ。

 左  チェックインしてすぐに国内線の制限エリアへ。向った先はバンコクエアのラウンジ。5月にも利用したのだが、その直後から工事が続いていたようだが、改装し終わったようで、ラウンジが使えた。バンコクエアはエコノミークラス搭乗の場合でもラウンジが使えるのが特徴だ。
  搭乗時刻が近づいてきたのでラウンジを出て。搭乗口へ向かった。ところが搭乗口がない!
A9ゲートだったのだが、一番先端までいったが先端はA6。搭乗すべきはA9。あせって戻る間に何と最終搭乗案内をしているじゃないか。これはまずい。

 Aエリアの根本の部分にA7〜A9のゲートがあった。ただしバス連絡だ。バス連絡用のゲートに気付かず、通りすぎてしまったようだ。

 バスゲートに向う途中に飲物とお菓子を配布するコーナーがあった。ラウンジの改装工事中、ラウンジのかわりにの飲物とお菓子を自由にとれるようにしたコーナーができたようだ。ラウンジは改装が終わり、本来ならこのコーナーは不要なはずだが、このコーナーも存続したようだ。ここでも飲物をいただきたいところだが、最終搭乗案内をしており、写真をとるのが精一杯だった。
 
 
 上左  バス連絡用のゲート。なんとか間に合った。

 上右  連絡バス。

 左  搭乗したPG123コ・サムイ(サムイ島)行き。
 機内はガラガラだった。今回はJALマイル5000マイルでバンコクエアのかなりの路線に乗れるキャンペーンをやっていたので、その方法でとった特典航空券を使っている。特典がとれた際、最後の1席だと告げられたのでもっとたくさんの乗客だと思っていたが、全然違っていた。

 自分は通路側席だったが、隣の2人はロシア人母娘だった。話してる言葉とちらりと見えたパスポートで判明した。ガラガラなのでドアが閉まった直後に開いていた窓側空席に移った。

 飛行時間は50分ほどの路線だが、機内食が出る。チキンハムとチーズのサンドイッチにフルーツとヨーグルトという簡単なものだったが、短い路線でもきっちり機内食があるのは立派だ。
 やがて高度が下がってきて、パンガン島の上空を通り、まもなくコ・サムイだ。
コ・サムイ空港
 
 上左  コ・サムイ空港に到着。

 上右  降機後、ターミナルへは路面電車型のバスで向かう。

 左  バスを下車後、屋根があるが壁がない建物に入る。ここで荷物を受け取るようだ。ところが、ターンベルトの手前で左折する人が何人かいたので、自分も左折して別の建物へと向かった。

 
 
 上左  20mほど離れた建物に入ると、そこにもターンベルトがあった。しばらくすると荷物が次々とでてきたのだが、自分の荷物はついに出てこなかった。こりゃ、ロストバゲージかと思って、係員に荷物の半券を見せたところ、国内線は向うだと、さきほどの建物に行くように言われた。ほっとすると同時に、こりゃないよと思った。

 上右  確かにすぐそばには国際線の客の入国審査場があった。かなりの行列だ。出てきた荷物は国際線扱いの荷物だったのだ。

 左  20mほど逆戻りして、そこのターンベルトに行くと、すでにベルトは止まっていて、自分の荷物が床に置かれていた。国際線、国内線とも、熱帯の島だという雰囲気のある荷物受取場だ。
 
 上左  荷物を受け取ったあとタクシーのカウンターへ。タクシーのほかにミニバスもあったので、ミニバスを利用することにした。

 めざすホテルはコ・サムイ最大の街であるチャウエンにある。チャウエンは、空港に一番近いところで3kmほど、自分が泊まるホテルがある一番遠いとこころで7kmほどの距離だが、タクシーでは400バーツもする。ミニバスだと130バーツだった。
 
 
 20分ほど待って、ミニバスがやってきた。客が泊まるホテルまで運んでくれるようで、自分のホテルまでは15分ほどだった。ホテルに向う途中、チャウエンの街の様子も見ることができた。



プールヴィラ



 15分ほどでホテル「サムイ・リゾテル・スパ」に到着。ミニバスでも泊まるホテルまで運んでくれるので便利だ。

 下左  ホテルに着いたのは11時。14時のチェックインまで間があったのだが、ウェルカムドリンクをいただきながら、フロントそばで15分ほど待つだけですんだ。

 下右  緑の多い敷地内を歩いて部屋に向った。
 
 今回は少し贅沢をして、ビーチに面したプールヴィラを選んだ。タイには20回近く来ているが、1万円以上のホテルには一度も泊まったことがない。今回は、2万円を少しこえるので、最後まで悩み、出発の2日前に予約した。ほかのホテルのプールヴィラだとビーチフロントでなくても3万円超、ビーチフロントだとプールヴィラではない普通の部屋でも2万円程度していたので、ここはお得かなと思い、このホテルにしたのだ。なお、行った時期はオフシーズンで、ホテルはたいてい安めの値段になっていて、泊まったプールヴィラも含めて、3割ほど安いようだ。
 
 部屋の内部。

 部屋に入り、説明を受けたあと一休み。このホテルのプールヴィラが安めの価格になっていた理由も見当がついた。

 プールヴィラでもプールのないヴィラでも、普通は1棟が1室になっている。ここは、1つのヴィラを2つにしきって、2室にしていた。だから室内の広さはヴィラとしては小さめだ。普通のホテルの客室なみだ。とはいえ、自分にとっては十分な広さだ。
 
 上左  ヴィラとはいえ、コテージ風ではなく、内装は普通の客室と同じだ。でもそれで安いのならいいことだ。

 上右  大きなバスタブがあり、別にシャワーもあった。

 左  プライベートプール。幅2.5m、長さ6m、深さ1.5mで、十分に楽しめる大きさだ。

 少し休憩したあとは、さっそくプールで楽しんだ。
 ビーチ側からプールとヴィラを望む。壁の右側には隣室のプールがある。1棟を2室に分けてることがよくわかる。

 12時ごろには外出しようと思っていたのだが、プールに入ったり、ビーチチェアにゴロンとしてたら13時近くになった。

 下左  部屋用のビーチチェア。ヴィラはビーチから1.5mほど高い位置にあった。

 下右  海をのぞむ。曇っていたが、暑くなく、日焼けもしないのでよかった。

ソンテウでコ・サムイ一周
 プールの横で寝そべったりして、特に何もしていないうちに、時間だけは過ぎていき、13時をすぎた。

 コ・サムイを一周しようと、思い切って外出した。ホテルの前からもソンテウに乗れるようだったが、待っている間に少しでも街歩きをしようと歩き始めた。

 レストランの前に出ているメニューにはロシア語が目立つ。旅行会社や土産物屋でもロシア語が多用されている。かなりロシア人が多くやってきているのだろう。
 何やら山車(だし)が車に引っ張られて走っていた。お祭りなのだろうか。
 ソンテウを捕まえて乗車。自分が乗って、下りるまでの間に別の客が乗って下りて行ったが、自分とその客を合わせてもわずかな運賃収入。10分ほど乗車して20バーツだった。コ・サムイはタイのほかの街にくらべてソンテウの運賃が高いのだが、それでもわずかな運賃収入で利益が出ているのかと心配になる。
 
 展望台に到着。海岸べりの道路が高度を上げていき、峠になったところが展望台であった。自分が泊まっているホテルがあルチャウエンの海岸がよく見える。
 海岸まで歩いておりていく遊歩道があったので、海岸まで行った。チャウエンのビーチのように砂浜ではなく、岩石海岸になっていた。

 写真で海を隔てたところの海岸がチャウエンの海岸。
 
 展望台をみたあと、再びソンテウをつかまえて、ラマイの街はずれまで向かった。

 写真はラマイの街。チャウエンに比べると、ずっと静かな街であった。
 
 ラマイの街はずれで下車。20分ほど乗車して50バーツ。ここから10分ほど歩いた海岸にあるヒンダヒンヤイに向った。
 
 土産物屋が並ぶ細い道を抜けて、ヒンダへ。ヒンダは「おじいさん岩」ということだが、岩はもろ男性器の形をしている。
 
 一方、ヒンヤイは「あばあさん岩」ということだが、岩は女性器の形をしている。
 
 ヒンダヒンヤイを見たあとは再びソンテウを拾って、コ・サムイで一番大きい滝であるナンムアンの滝に向った。

 距離的には50バーツ程度の運賃であったが、ドライバーは滝の近くまで行くので100バーツだというので、滝近くの駐車場まで運んでもらった。他の乗客はゼロであったので、一部貸切のような営業をおこなったのだろう。
 
 滝にやってきた客は、駐車場から滝まで25分ほど歩かねばならない。
 
 滝に到着。苦労してやってきた割には、どこにでもありそうな滝でちょっとがっかり。でもせっかくやってきたので、足を水につけたりして、少し休んだ。

 休んだあとは、20分歩いて駐車場へ。ソンテウがいるわけなく、さらに島一周道路まで20分ほど歩いた。でもラッキーなことに島一周道路にでたときに同時にソンテウがやってきて、待ち時間ゼロで乗車できた。
 
 25分ほど乗車して、ナトンに到着。ソンテウは港のそばの広場から発着しているようで、行きたかったナトンの港に苦労せずにやってくることができた。

 ナトンの港はスラターニなどとコ・サムイを結ぶフェリーの発着する港だ。空港がなかった頃は旅人はこの港に上陸して、チャウエンなどのビーチを目指したのだろう。
 
 ナトンはコ・サムイの中心地のようで、県庁や警察署などがある。でも、人通りは少なく、うらびれた感じの街だ。

 写真の右端は食堂で、昼食を食べていなかったので何か食べようかと思ったのだが、すでに16時を回っていて、今食べると夕食が食べられなくなるかもしれないと考え、ナトンでの食事はやめた。
 
 ナトンからはソンテウでチャウエンに戻ってきた。乗車時間は1時間少しで、ソンテウでこんなに長く乗車したのは初めてだ。運賃は100バーツで、乗車時間が長いことに加え、島全体が何かにつけて高いのでやむを得ない。
屋台村でシーフード
 チャウエンに戻り、ビーチロード(海岸に沿ったメインストリート)を歩き、少し内陸に入り、チャウエン湖を見た。池の反対側の山の上に寺があるのが見える。この山の向う側に空港がある。
 
 夕食をどこで食べようかと思って歩いていたら「チャウエン・ウォーキングストリート」という屋台村に出た。シーフードの店をはじめいろいろな店があり、ここで夕食をとっていくことにした。

 下左  シーフードの店でネミューを見ていたら、声をかけられたので、ここで食べていくことにした。

 下右  ビールはチャーンのビッグが90バーツということだったが、ビッグとは中ビンのことだった。
 
 
 蒸し魚のレモンがけ。
 
 スパイシーなエビ。エビが少々少なめであったのが残念。
 
 食べ終わるとすでに真っ暗になっていて、人通りが少なくなったビーチロードを歩いてホテルに戻った。
 
 少し食べたりなかったが、ウェルカムフルーツをいただいて補給。

 夜もプールに入った。プライベートプールならではの利用の仕方だ。

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