5 日 目  ウ ド ン タ ー ニ

前日と違う店でカイガタ食べて散策
  この日も朝食は、前々日にバスターミナルからホテルに向う途中に見つけた店に行った。ただし、前日行った店やそこに隣接していた店とは別だ。

 この店、一見しただけでは、おしゃれでこぎれいなカフェって思ってしまうような感じなのだ。
 店内も大衆食堂とは違った雰囲気なのだが、よく観察すると、麺類や粥を食べている人がいたりして、レストランであることがわかる。

 カイガタ+麺+パンを注文した。
 カイガタ。

 前日、食べた店では完全な目玉焼きで、それが普通なのだろうが、この店では目玉の部分を崩して、半ばスクランブルエッグに近い状態になっている。調理のさいのミスで目玉を崩してしまったわけではない。写真入りのメニューでもこの状態の写真が出ているから。

 ソーセージは、前日食べた店とは違って、普通のポークソーセージだ。豚肉ミンチがのっていて、値段が25バーツというのは前日の店と同じ。
 麺。タイ語の料理名はわからないのだが、麺は米麺だが、ビーフンのもっちりしたもの。具はチキンソーセージ、もやし、香菜、ニンニクチップなど。40バーツ。

 下左  麺を拡大。

 下右  パンは、半分に切ったパンの上にペースト状にしたものをのせて焼いているようだ。豚肉ミンチといもを混ぜているような感じ。12バーツ。

 前日の店と比較して、カイガタが少し違い、粥と麺が違い、パンも違う種類だったっが、不思議なことに値段は、順に25バーツ、40バーツ、12バーツ、計77バーツというのは同じだった。
 
 
 支払いをして、店を出ようとしたとき、デザート売場に目がとまった。冷水の中に、みつ豆のようなものと、レンコンをシロップにつけたようなものを売っていたのだ。レンコンを買って、ホテルでいただくことにした。20バーツ。
 
 食後はメコン川沿いに出てみた。ラオス側の村を見たり、メコン川を行く小舟を見たりと、退屈はしない。とはいえ、日陰がまったくなく、猛烈に暑いので、すぐに汗だくになったので、退散した。

 この日の朝は、もともとタイ・ラオス友好橋に行って、列車を見るつもりだったが、前日に行ったので、.どうしても行きたいところはない。
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 ター・サデット市場。

 タイ人観光客向けというような感じで、アーケードで覆われてうす暗い。ラオスから運んできたようなものが多いのだろうか、安い土産物を扱う店がたくさんある。一方、地元民向けの食料品などのコーナーはない。地元民が買物をする市場は、前日にみたバスターミナルそばの市場なのだろう。

 
 
 ホテルに戻って、レンコンを冷蔵庫で冷やす。そのあと、しばらく休憩。シャワーを使ったり、荷物の整理をして、12時のチェックアウトの寸前にレンコンをいただいた。

 甘いシロップにつけられたレンコンは柔らかく、いものような食感だった。

 
 
 上左  ホテルをチェックアウトし、バスターミナルに向う途中で昼食をとることにした。たまたま見つけた店に入った。

 上右  店内。

 左  カオソーイを注文。カオソーイはラオスやタイ北部を中心とした麺なのだが、ラオスとタイ北部(チェンマイなど)では、まったく違う料理だ。

 出てきたのは、タイ北部と同じカオソーイで、固い麺にカレースープをかけたものだった。
 
 食後はバスターミナルへ。13時発のバンに乗車しようと思っていて、20分ほど前に着いた。切符を買うと、すぐに乗れって言われた。いつ出発かと聞けば、今すぐだという。12時30分発のバンの出発が遅れていたようだ。ひょっとしたら満席になるのを待っていたのかもしれない。50バーツ。ウドンターニの中心部まで1時間ほど。
ウドンターニでの散策と夕食
 バンはウドンターニの中心にあるセントラルプラザというショッピングセンターの前に到着した。このショッピングセンターだが、予想をはるかに超える大きさで、びっくりした。こんな大型のショッピングセンターがあったとは、、

 セントラルプラザの周囲は人通りが多く、地方都市のイメージではなく、バンコクとほとんど変わらない賑やかさだった。

 
 
 上左  ウドンターニのホテルは、鉄道駅のほうに5分ほど歩き、さらに横道に入って5分ほど歩いたところの「ザ・オールド・イン」。

 上右  部屋の壁にレンガが使われていたり、ライトの形が変わっていたりして、よかった。

 左  室内。やや狭くて、暗いというのが難だったが、値段からいえば、上出来のホテルだった。

 1時間ほど休憩。もっと涼んでいたかったのだが、思い切って外出。
 
 ホテルの前にトゥクトゥクがいたので、ワット・ポーティソムポーンへ向う。15分ほど。100バーツ。

 下左  広い寺だが、メインの仏塔は新しい。長い階段を裸足で上がるのだが、熱くて大変だった。あとで、1階には、階段とは反対側に入口があって、そこから入ればよかったとわかったのだが。

 下右  2階には室内に仏塔があるのだが、塔の外側のミニュチュア版のような感じ。
 
 
 3階のテラスからは、寺の境内の広さがよくわかった。

 下左  ウドンターニ地域博物館。古そうな建物なのだが、2004年に新造されたものだ。

 下右  館内の廊下。

 閉館時間の16時30分まであと15分というときに入ったので、部屋部屋で追い出されるように見学。部屋を出たら、カギがかかるって感じだった。

 入口でサンダルを脱いで裸足で館内に入るのだが、サンダルも別の出口に運ばれていた。
 
 
 
 上左  ノーン・プラチャック公園。池と島があり、島は橋で結ばれている公園。1時間近くかけて、遊歩道を歩いた。

 上右  日が沈み、暗くなってきたころに、Udonthani の文字がライトアップ。

 左  巨大なアヒルの人形が池に浮かぶ。

 ガイドブックではウドンターニの市内では3ヶ所の見どころが掲載されていたが、3ヶ所とも見て、このあと、歩いて1時間かけてホテル近くまで戻った。
 
  セントラルプラザまで戻ってきた。中はどうなっているのかとのぞいてみることにした。

 建物が大きいだけに内部の通路も広くとってある。そして、驚いたのは日系の店舗がとても多かったことだ。タイの田舎の貧しいといわれるイサーンにこんなに日系の店が多かったとは考えもしなかった。レストランのフロアなどは半分くらいが日系(やよい軒、大戸屋など)あるいはタイ企業で日本食をメインにしている店(Fuji、Oishiなど、なおFujiは社長は日本人らしいが)だ。
 
 はじめ、夕食は鉄道駅前の屋台でとろうかと考えていたが、セントラルプラザの中の店でもいいかなと思って店を探した。適当な店がなければ、地下のフードコートにしようと思った。

 レストランの多くが日本食かファーストフードだったが、イサーン料理の店もあったので、入ってみた。tummourという店で、説明を見ると、地元店のようだった。ショッピングセンター内の店はどこに行っても同じような印象を持ってしまうが、こういう店も出店していると地域差がでて楽しいものだ。
 
 
 上左   店内。地元店とはいえ、照明の使い方などが工夫されていて、スタイリッシュな雰囲気に満ちている。

 上右   シンハビール。値段はちょっと高い店だが、雰囲気がよいので気持ちよく飲める。

 左  ソムタム・ポンラマイ。

 フルーツのソムタム。屋台でビニール袋詰めで売っているのを見たが、食べるのははじめて。甘いパパイヤ、グアバ、少しだがマンゴー、ぶどうなどが入っている。マイルドでと頼んだので、甘辛いフルーツのデザートを食べているのに近い。
 
 ナムトック・ムー。

 豚肉を炒めて、野菜や香菜と混ぜてある料理。事前に調べていたときには、野菜が多い写真がばかりだったのだが、ここの店では野菜は少なかった。

 ラープムーにも似ているが、ラープムーはミンチ肉だが、こちらは肉の塊を調理してある。さらに、豚肉はいったん揚げてから炒めている点も違う。事前に調べた写真では揚げてはいなかったので、この店独自のレシピなのかもしれない。見た目は酢豚のようだ。ただし、味は酢豚味じゃなく激辛。
 
 カオニャオ。

 大盛りで、ご飯があふれかえっているように見えるが、実は上げ底で、かごの真ん中から上にだけ入っていた。

 とはいうものの、ナムトック・ムーがかなり辛いので、カオニャオで味を薄めて食べると、辛さが和らぐだけではなく、料理やご飯の味もよくわかってよかった。
 
 食事の全景。

 あわせて400バーツ弱(約1400円)で、屋台や大衆食堂などで食べるのよりずっと高かったが、盛り付けの美しさや店の雰囲気などを考えるとこの程度もやむを得ないか。

 連日イサーン料理を食べている。店は簡単に見つかるし、注文のしにくい店もあったものの、たいていの店は注文も簡単だし、店による違いもわかって、楽しめている。
 
 セントラルプラザを出て、ホテルのそばも通過して、鉄道駅に近い屋台街を見に行った。

 巨大な屋台街で一度見ただけではどういう構造になっているのかわかりづらい。

 下左  ソーセージ2種類を買って、その場でいただく。

 下右  フルーツ屋台でスイカを買う。
 
 
 スイカはホテルに持ち帰っていただいた。

 

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