4日目後半  台  北

 

  この日は、今回の旅では、自分にとって最大のイベントがある。この夜、本サイトをリンクしていただいている隊長さんと、台北の華華大飯店 で落ち合うことになっているのだ。そして、オフ会を行おうという計画だ。

  彰化に戻 るバスの中で、台北へどの列車を利用するか迷った。隊長さんとの待ち合わせは、18時30分に華華大飯店だ。彰化発15時3分の「自強」で間にあう。3時間近く時間があるので、彰化市内の八卦山などに 行こうかなとも思った。でも、列車が万一遅れた場合、困るし、すぐに台北に向かうことにした。

  彰化に着いたのは12時過ぎ。次の列車は、12時25分の海線経由の「復興」。

 

  このあと、15分後に山線経由の「莒光」と50分後に「自強」があり、このほうが早く台北に着くのだが、海線も「復興」も乗っていなかったので、一度乗っておこうと思い、あえて遅い列車に乗車。切符売場では「復興」をどう読むのかわからず、紙に書いて購入。

  ホームにある売店で、またもや駅弁を購入して、列車がやってくるのを待った。

 

 

  

  待ち時間に、今夜のオフ会場の欣欣魚翅坊に予約の電話。日本語が通じる人を呼び出してもらって、予約をしておいた。だが、希望した19時は満席ということで、20時にしてほしいといわれ了解。  

 

 

  やがて、やってきた「復興」は、水色の塗色。車両の端に機械室だろうか、古めかしい感じがする車両だ。

 

  車内は比較的すいていた。台北まで3時間20分のうち、2回、それぞれ30分程度の区間、自分の横に座った人がいた。

  座席のシートは、自強、莒光に比べて固めだったが、リクライニングする。これで運賃は、電車と同じだから、得をしたような感じだ。台北まで268元(約965円)。

 

 

 

  彰化を出ると、しばらくして線路は海線と山線に分岐する。海線と山線を結ぶ短絡線も見えたが、営業用の列車は走っていない。

  駅弁を食べ、そのあとは、車窓に目をやったり、眠ったりしてすごした。

 

 

  定刻の15時43分に台北着。待ち合わせは18時30分に泊まるホテルでなので、17時30分にホテルに入るとして、それまでの間に国父記念館に行くことにした。前回、訪問した際は、閉館時間ぎりぎりだったため、孫文の像も見ていないし、展示もかけあしの 見学だった。その後、中山陵に行ったこともあり、もう一度、行ってみたいと思ったのだ。

  MRTで国父紀念館へ。この駅に限らず、台北のMRTの駅には、吹き抜けになっていて、コンコースからホームが見下ろせる駅が多い。

 

  国父記念館は南側に玄関がある。MRTで行くと、北側から入りやすいので、今までに2回行ったが、2回ともそのことに気付かず、孫文像を見損ねていたのだ。

  孫文像は両脇を兵士が直立不動で守っている。1時間ごとの交代が見ものだが、時間がないので展示ルームへ急いだ。

  展示品の中には、南京の孫中山記念館、北京の宋慶齢記念館から貸し出されていると書いてあるものもあった。

 

 

  中山陵の祭堂にある孫文の坐像と、墓室にある石棺のミニュチュア。中山陵で見たものを思い出した。(中山陵の訪問記はこちらのページをどうぞ)

 

 

 

 

  右の衣装は宋慶齢記念館からの貸し出しのもの、書は、孫中山記念館の協力でつくられた複製品らしい。見学後はホテルに向かった。

 

 

  17時30分に華華大飯店に到着。隊長さんとの待ち合わせ時間まで1時間ほど部屋で休んだ。

 

 

 

  ホテルから北の方を眺めたもの。

  さて、いよいよ隊長さんとの初顔合わせ。隊長さんも華華大飯店に泊まっていらっしゃる。この日のホテルは、隊長さんがここにお泊りだということを聞いて、じゃあ、同じホテルだと待ち合わせしやすいと思って決めたのだ。帰国後、同じ8階に泊まっていたことも判明。

  18時30分の少し前にホテルのロビーで待っていたら、1分か2分後には隊長さんも現れた。事前に顔写真を送ったりしていたので、すぐにお互いがわかった。

  予約が20時ということを伝え、しばらくはホテル内の喫茶店でお話をすることにした。以前から、ネットを通しての交流があったため、実際にお会いしたのは始めてであったにもかかわらず、ずっと前からの知り合いが、久しぶりに 再会したかのような感じであった。

  ホテル内の喫茶店で1時間ほど話したあと、MRTで一駅乗って、欣欣魚翅坊に向かった。フカヒレ、アワビ、ロブスターの専門店である。

 

  欣欣魚翅坊で、ビールで乾杯。店員さんに撮影してもらった。

  お話は、旅の話が中心だった。まずは、今回の旅の状況の話からはじまり、台湾全体の話、ほかの国の話、これからの予定へと次第に話が広がっていった。同じ趣味、関心をもつ者同士ならではの交流である。

  各種のセットメニューがあり、好みのものを選んだ。 自分が選んだのは、排翅(小)+智利鮑魚+龍蝦のコース。

 

 ←フカヒレ

 

 

 

 

 

                                         アワビ→

 ↓ロブスター          

 

付けあわせ、炒飯、デザートのぜんざい、コーヒーと盛りだくさん。

  たまには、こういう贅沢をするのもいいなぁというのが共通の感想。また、機会があればお会いしましょうと約束して、マッサージに向かう隊長さんとMRT内で別れた。

  自分は、夜市めぐり。この日は、公館夜市に行ってみた。台北の南部にある台湾大学の近くの夜市で若者が多かった。

  ここでは、飲み物と肉包を買った。さきほど、豪華ディナーを食べたところだというのに、、、食べすぎか。

  すぐ近くに台湾大学があり、大学側にある公園でさきほど買ったものを食べた。道路の反対側の夜市に比べて、とても静か。しかし、危ない雰囲気は感じない。

  MRTの駅には、公園の側からも入れる。夜、遅くなりMRTの本数が少なくなり、しばらく待って乗車。ホテルに戻り、一日を終えた。

 

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