2 日 目   高 雄 市 内 め ぐ り

 

  朝食は6時40分からで、7時ごろにレストランに下りて行った。

 ビュッフェで洋食と中華が混じっている。パンではなくお粥にした。

 

 
 

 フルーツの中に、スターフルーツがあった。これは今まで食べたことがなく、まさかホテルの朝食で食べられるとは思ってもみなかった。輪切りにすると切り口が星形になる。

 酸味があって、やや歯ごたえがあり、梨のような食感だ。

 8時にホテルを出発。高雄車站の通行カードを2枚もらって、跨線橋を渡って、前站へ出た。

 前站にはバスターミナルがあり、60番のバスで澄清湖へ向かう。

 でも、バスがなかなかこないうえ、時間もかかかってうんざり。

 下左 やっときた60番のバス。

 下右 60番のバス車内。

 バスを降りると、大門がある。ここから中は有料。100元(約280円)。

 内部はとても広大で、たいていの客は自家用車や観光バスで直接内部に入ってきたようだ。自分と路線バスに乗っていた客は誰も入らなかった。

 10分ほど歩いて、やっと湖岸に出た。でも、湖の周囲は宅地化されている。湖そのものも人造湖で土手じゃなくコンクリートの湖岸になっていて、おもしろくなかった。

 澄清湖の湖岸に海洋奇珍園がある。奇珍ってもサンゴとか深海魚とか珍しいものとはいえ特に興味をひかれたものはなかった。

 でも興味深っかったのは、ここがかつて蒋介石が作った核シェルターを使っているっていう点。

 この湖の近くには蒋介石の別荘があったということで、蒋介石は核攻撃を想定して、核シェルターを作っていた。内部には、蒋介石の居室や司令室、会議室などがあって、それが今や水族館のように使われているわけだ。

 各部屋には、もとは何に使われていた部屋かの表示はあったが、水槽が並べられているから、核シェルター時代の雰囲気はない。どうせなら、水族館のような使い方をせずに、もと核シェルターということで開放したしたほうが人気が出るのではないかと思った。

 ここは200元(約560円)と高い。写真撮影禁止だったので、中の画像はなし。

 あと、九曲橋ってのがあって、確かに9回曲がって対岸に向かうのだが、コンクリート製のそう古くない橋で期待はずれ。

 澄清湖からは60番のバスで高雄車站に戻るが、またしてもバスがなかなかやってこないのだ。

 結局、11時30分ごろに高雄車站に戻った。

 このあと、地下鉄で美麗島。橘線に乗り換えて大東まで行った。ここは行政的には鳳山市になる。事実上は高雄の続きのようなものだが。

 大東駅のすぐそばに鳳山国父紀念館があるので行ってみたわけだ。

 中に入ると、台北にある巨大な国父紀念館と同じく、孫文の座像がある。

 まず1階の展示を見ていたのだが、1階は孫文とは関係のない展示。そして、2階の孫文の展示を見ようとしたら、、、何と、この日は日曜だったのだが、日曜は12時までということで閉館になってしまった。それで、孫文の展示は見られなかったのだ。

 で、駅に戻った。この駅、ちょっと変わった点がある。単線のホームが上下に重なっているのだ。2つのホームが別の階にあるのだ。

 次に、橘線の西の終点、西子湾へ。ここで降りて、フェリー乗場までは歩いて10分ほど。フェリーで渡った旗津で海鮮料理を食べるためだ。

 

 

 

  

 

 鼓山のフェリーターミナル。以前来たときとずいぶん変わっている。以前きたときの様子はこちら

 フェリーは人とバイクでいっぱい。今はフェリーもICカードで乗船できるようになっていた。

 

 

 

 

 

 

 食事前に旗津天后宮へ。

 5分も歩けば、海鮮レストラン街になる。その1つ、「冠洲活海産」に入った。

 生簀に入った魚を選ぶ。料理法は言い方がわからなかったので、店にまかせた。 

 飲み物は、台湾製の青島ビール。

 この店では、飲み物はセルフサービスで冷蔵庫から出してきて飲むようだ。また、ビールも紙コップと屋台的な雰囲気の店であった。

 上左 えびの塩ゆで。

 上右 蒸しかに。

 左 つぶ貝のオイスターソース炒め。

 どれも美味しかったです。ここの海鮮料理めあてにまた高雄にやってきたいな。

 食後は、腹ごなしも兼ねて、旗津海水浴場に出かけてみた。波が強かったが、たくさんの人が浜にでていた。

 とても長いアーチがあった。遺跡じゃなく、誰かによって、できたものだろう。

 

 

 

 

 満腹になって、再び鼓山へフェリーで戻った。

 

 

 

 

 船内は、バイクでいっぱい。

 西子湾から美麗島へ。そして紅線に乗換て左営へ。

 左営で北側に出ると、台鉄の新左営站。

 そこになぜか、踏切の警報器が10台ほど何かの記念で台座の上に立てられていた。

 これは一体何なのだろう?

 10分ほど歩くと、孔子廟。

 その南側に蓮池潭があった。結構大きくて、湖畔にたどりついても、一番有名な龍虎塔ははるかかなた。湖畔の北端の孔子廟から南端の龍虎塔まで2kmほどあった。
 

 

 蓮池潭の一番北側から撮影。撮影している自分の背中側に孔子廟がある。

 いくつかの楼閣が湖の中に突き出ていることがわかった。

 龍虎塔は、右端のほうにかすかに写っている。

 下左 北極閣。

 下右 春秋閣。ここは龍の口から入って、尾から出るようになっている。

 テクテク歩き、ようやく龍虎塔にやってきた。ここは龍の口から入って、2つの塔をまわって、虎の口から出る。

 逆に回らないように、龍から入るように書いてある。


 

  左営站に行く前に、北門に立ち寄り。これは、清代に創建された城の門だが、1990年に修復されたもの。

 

 

 

 

 

 左営站。高雄車站には18時前に到着。

 地下鉄で中央公園へ。中央公園は街中のそんなに特徴のない公園のようだった。右は地下鉄の出入口。

 

 

 

 

 

 六合夜市に向かう途中、南華路夜市を通った。ここは食べ物はあまりなく、面白くない。

 六合夜市到着。

 まずパパイヤ牛乳の店でスイカ牛乳を注文。「西牛」とふたに書いてある。

 屋台の看板にはサインがいっぱい書いてある。有名人のだろうか。

 次に胡椒餅。胡椒のよくきいた焼饅頭。中には肉がたっぷり入っている。

 次は意麺。きしめんのように太い麺。スープがほとんどない焼きそば風の麺だ。

 

  

 

 

 

 大と小があるが、いろいろ試したいので小を注文。

 花枝丸。イカだんご。イカをすりつぶしたものをだんごにしてある。

 注文すると揚げてくれるので、少し待つ必要がある。

 

 下左 焼肉粽の屋台。

 下右 焼肉粽。その場で食べる場合は、竹皮をむいて皿にのせてくれる。肉は細かく切って入っている。

 水果(フルーツ)の屋台。火龍果(ドラゴンフルーツ)の赤を買った。ドラゴンフルーツは皮は赤いが、中身は白いのが普通で、今まで白いものしか食べたことがなかったから。  

 甘蔗汁(さとうきびジュース)の屋台。

 ドラゴンフルーツとさとうきびジュースはホテルに持ち帰っていただいた。

 いろいろ食べて、この日の日程も終わり。

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