1日目後半 ス コ ー タ イ 遺 跡
旧市街にあるホテルから遺跡地区までは約30分。交通量の多い幹線道路に沿って行く。トゥクトゥクやバイクも走るが、乗用車やトラックが圧倒的に多い。 トゥクトゥクは、客の乗った台車の後ろから、バイクが後押しするスタイルだから、前がよく見えるのかが心配だ。客からの眺めはいいのだが、、 遺跡地区の周りには城壁の跡が残っているのだが、その手前の遺跡にまず向かった。城壁の東側にあたる。 (1)ワット・チャーン・ロム 釣鐘型のチェディ。面白いのは、その下部を象が支えているということだ。もっとも、象の多くは、形が崩れていた。
城壁の中に入る。その内部が広大な遺跡公園になっている。 (2)ワット・トラバン・トーン 池の中に浮かぶ島にある釣鐘型のチェディ。そばで見るよりも、島に渡る橋の上からの眺めの方が雰囲気がある。
アラウンドチケットを購入。150バーツ(約500円)でスコータイとシーサチャナライ遺跡の全部に入場できるチケットだ。 遺跡公園の中心部にあるラームカムヘン国立博物館に入場。スコータイ遺跡の仏像にはほかでは見られない遊行仏があることなどを知った。
近くの食堂で食事。料理名はよくわからない。白飯の上にチキンの細切れなどがかけてあるぶっ掛け飯のようなもの。
上のものだけでは足らなかったので、追加注文。料理名は不明だが、煮立てられた米で作った麺のうえに香辛料やピーナツを砕いたものがけけてあるもの。どちらも20バーツ(約67円)。
(3)ワット・マハータート スコータイ遺跡のなかでも最も大きな寺院遺跡。広大な敷地の中に、仏像、寺院、塔がたくさんある。13,14世紀のころ、スコータイの中心であった。
なかでも有名なのが、上の仏像。柱の列の間にある白い坐仏だ。 この仏像、今までウルトラマンの顔に似ているとずっと思っていたが、現地へ行ってみて、どうしてそうみえるのかわかった。 仏像の目は閉じていているのだが、この仏像の場合は、目の上が両目とも黒く汚れていて、遠くから見ると、目を開けているように見えるのだ。加えて、頭の上にある塔のようなものがある。こうしたことから、ウルトラマンに似ていると思ってしまったのだ。
柱に挟まれて狭い空間に押し込められているような立仏。 すらっとした身体つきで、首から足までがなめらかな曲線になっている。 下は、ワット・マハータートで一番高い建物とその周辺部分。このように、数多くの建物がぎっしりとつまっていたのだ。
ワット・マハータートの敷地内には、右のように池や広々としたといころもある。遺跡公園全体では、このような光景があちこちで見られる。
(4)ワット・シー・サワイ ワット・マハータートの南方にある。クメール風の塔。塔の中にも入れたが、なんだかじめじめしているような感じだった。
(5)ワット・トラバン・グーン 池に浮かぶ島にあるチェディとその前に座っている坐仏。
(6)ワット・スラ・シー こちらも、島にあるチェディとその前の坐像。ここのチェディは、ドーム型になっているが、これはスリランカ様式だ。寺院の跡の柱の配置もスリランカ様式。
(7)ター・バー・デーン クメール様式の祠。12世紀のもので、スコータイに残されている建物のなかでは、最も古いものである。
左は、ラームカムヘン大王記念碑。スコータイ王朝で最も有名な王。つくられたのは新しい。
(8)ワット・ソラサック ここもチェディを象が支えている。ワット・チャーン・ロムと同じだが、大きさはかなり小さい。
このあとは城壁の北側を見て回った。 (9)ワット・プラ・バーイ・ルアン ここもクメール風の仏塔がある。
(10)ワット・シー・チュム 仏殿のなかに大仏が納まっている。遠くから見ると細く開かれた隙間から仏像が見えるような仏殿になっている。
スコータイでは、この仏像が一番大きいのではないか。仏像が大きい割には、仏殿が大きくなくて、坐像が窮屈にしているような感じを受けた。
続いて、城壁の西側に向かった。 (11)ワット・サパーン・ヒン ここは、人里離れた場所にある。車道から高度差100mほどの丘への登り道を上がることが必要だ。登り道は、石の橋のように石を伝っていくことから、サパーン・ヒン(石の橋)という名がついた。
(12)ワット・チェディ・ンガーム ここも丘の上にある遺跡で、車道から少し登り道を上がらなければならない。木々の中に埋もれつつあるといった遺跡だ。
(13)ワット・マンコン 車道をさえぎるような位置にあり、車道は遺跡を少し迂回してつけてある。簡単にいけるので、立ち寄った。
(14)ホー・デヴァライ 車道近くに列柱のみが残る。写真を写して、すぐにトゥクトゥクに戻った。
続いて、城壁の南部へ行った。 (15)ワット・チェトゥポン 本殿の四方に、遊行仏、座仏、立仏、寝仏があったのだが、残っているのは、遊行仏と立仏。 スコータイ独特の遊行仏は、首から上がないが、美しい身体の仏である。
(16)ワット・チェディ・シー・ホン 柱が残っているだけ。
再び、城壁の東側に出た。 (17)ワット・トラバン・トーン・ラン 四角い本堂の外壁に仏陀の物語を描いたレリーフがあったのだが、今はほとんど残っていない。かすかに残っている程度。
16時30分に見学を終わり、ホテルに戻ると17時。少し休憩。 19時ごろ、食事へ。川沿いのレストランに入った。魚の鍋、焼き飯そしてシンハビール。魚は何の魚だろうか。食後はすぐに休んだ。
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