2 日 目

 

  この日は朝から自由の女神に向う。地下鉄に乗るため、グランドセントラル駅に行くことにした。

  途中、屋台をいくつか発見。ベーグルを売っているようだ。自分も朝食でベーグルを食べようと思っていた。

  あった、あった、と見つけて専門店に入店したのだが、、 いろいろな種類のベーグルの名前がそばに書いていないじゃないか、、地元の人はそれぞれの名前を知っているからかもしれないけど、これじゃぁ注文のしようがない。

  ベーグルにクリームチーズをはさんでもらうのだが、クリームチーズに何色かあって、その名前も表示されていない。指差しするって方法もあるが、その店は撤退。

  グランドセントラル駅に到着。ペンシルベニア駅に匹敵する大きな駅だ。(左、下左)

  ここからはメトロ・ノース鉄道などが発着している。朝のラッシュで混雑していた。下の発車時刻を見ると、頻発していることがわかる。

  駅の地下コンコースは軽食街になっていて、ベーグル店もあった。幸い、その店は、作り置きのベーグルが何種類もあって、その中からひとつを選んで注文。駅構内なので客をさばくため作り置きしてあるのだろうが、買いやすくて、いったんあきらめたベーグルにありついた。

  味はというと美味しくもなく、不味くもなく普通。でも、普通のパンとどう違うのか、よくわからなかった。形は、真ん中に穴があるってことが違うけど。まぁ、これを朝食にする人が多いらしいが、体験できたということで満足。
  上左 グランドセントラルの地下鉄ホーム。

  上 バッテリーパークの地下鉄駅。ここからバッテリーパークを歩いて、チケット売り場へ。

  左 自由の女神のチケット売り場。

  下左 フェリーで自由の女神のあるリバティ島に向かう。

  下右 船上からの自由の女神。

   マンハッタンの南端に近いバッテリーパークからフェリーで15分ほど。フェリーは30分間隔で出ている。 右はリバティ島に着いたところ。

   フェリー乗船時と自由の女神に入るところで保安検査。特に女神に入る際には、ブースに中にひとり20秒づつくらい入れられて、透視されたり、足もとから風をふきつけられたり厳重な検査をされる。

   昔は王冠まで上がれたらしいが、今は像の足元の展望台まで。ちょっと残念な感じがしないでもない。 下は、展望台からの眺め。

  フェリーはエリス島に立ち寄る。エリス島は、かつて移民として米国にやってきた人が米国にはじめて足をしるした島。

  ここには移民局が、1892年から1954年まで置かれ、1700万人がやってきたという。これは米国民の40%の祖先にあたるという。

  画像は移民局の中の手続きを行う部屋。ほかにインタビューをする部屋や米国中への切符売り場などを見た。



 
  米国が移民の国であることは頭ではわかっていたが、この島を訪れていかに移民が多かったのか、移民がどんな風にして上陸し米国各地に向かったか実感できた。

 

  エリス島からマンハッタンに戻ると、昼前になっていた。

  バッテリーパークからトリニティ教会へ向かう歩道には、19xx年x月に何があったかとか、書かれていて、見ながら歩くと時間がかかる。

  トリニティ教会はニューヨークで最も古い教会だという。ただし、現存の建物は1847年のもの。この教会の宗派は英国国教会。

  この教会の前で分岐している路地がウォール街だ。

  ウォール街は東西の通りだったのだ。マンハッタンの先端部だから東西の幅っても500mくらいか。それに案外狭い道だ。思っていたよりも、こじんまりしていて、本当に有名なあのウォール街かと思ったくらいだ。

  ニューヨーク証券取引所の前には、時節柄、報道各社の車が何台か止まっている。昼休みのせいか、人通りは多いが、撮影やインタビューはやっていない。ウォール街からの中継はここでやっているのかと納得。
 
  左は、フェデラルホールで、上の画像はフェデラルホールの階段の上から撮影した証券取引所。

  ここでちょっとミス。フェデラルホールは入館できたのだが、入れないものと勝手に思い込んでいて、あとでガイドブックを見て、入れることを知った。またの機会に行こう。

  NYでの食事で1回は屋台食にしたいと思っていた。ただ、問題はどこで食べるかだ。大半の人は仕事場で食べているのだろう。たまたま、公園を見つけ、屋台で買って昼食にした。

  屋台食 で選んだのはチキンライス。好みの飲み物込みで$5。日本式でもなく東南アジア式でもないチキンライス。サフランライスの上に細かいチキンがまぶされている。付け合わせに生野菜。ドレッシングが生野菜だけでなくチキンにもドバッとかけられる。 (下左)

  場所はリバティ公園というWTC跡地そばの公園。高層ビルのすきまのオアシスという感じだったが、食べ始めると、こりゃ早く食べないと、いう羽目に。鳩や小鳥がたくさん飛んでいるうえ、すぐ近くのWTC跡地の工事現場で砂埃が舞っているのだ。(下右)

  WTC(世界貿易センター)は同時多発テロの以前には、ニューヨークを代表するビルとして、エンパイヤステートビルとその人気を二分していた。いずれNYに行ったら、ここの展望台に上らなくっちゃ、と以前は思っていた。

  しかし、2001年9月11日その機会は永久に訪れないことになった。現在、再建の工事が進行中。2011年に全米最高のフリーダムタワーができる予定だという。

 

   上左 連邦準備銀行(FRB)。

  上 サウス・ストリート・シーポートの一角に残る昔の灯台。海岸からかなり中に入ったところだが、昔はここが海岸だったのかな。

  左 かつてはニューヨークの玄関口だったところだが、長らく荒廃していたのを、1980年代に再開発して、観光エリアとしてよみがえった。

  下左 このエリアには古い建物が残る。

  下 ニューヨーク市庁舎。

  地下鉄をシティホールからキャナルStまで1駅間だけ乗車して歩き出した。チャイナタウンを見て歩くのだ。まず目に入ったのが、右の中国風に赤い柱が用いられている建物。この建物に引かれて、大きな道路を渡り、散策を開始した。

  少し歩くと、街の様子がどうもチャイナタウンらしくない。漢字もないし、中華料理店もない。

  やがて、賑やかな通りにたどりついた。道路にはみ出したカフェが並ぶ。そしてイタリアの3色旗に塗られたビル、ナポリというカフェ。リトルイタリアにやってきたようだ。(下右)

  リトルイタリアは名前の通り小さなエリアで、歩いているとすぐにチャイナタウンに入った。  

  漢字があふれている。中華料理レストランや独自の食材店などが連続している。龍目やライチが道端でよく売られている。 (下)

  時間の関係でささっと歩いただけだったが、今度は買い物をしながらゆっくり歩いてみたいと思っている。朝、朝食で麺類を食べにやってくるのもいいかな。

  ビルの中の寺もあった。(下右)

  グランドStから地下鉄に乗車し、自然史博物館のある81Stに向かった。(左)

  地下鉄はB・D線なのだが、急行か普通かわからずに乗車した。結局、急行だったようで81Stは通過。それで、数駅引き返して、81Stに行った。この駅は改札を出ると、地下に博物館の入口があるというユニークなものだ。

  博物館の展示はあまり関心がないものが多く、ただ館内を歩いた感じだった。(下左)

  閉館時間になり外に出て玄関に対面。(下)

  これからミュージカルを観るので、劇場のあるタイムズスクエアに行き、夕食。

  夕食はメキシコ料理。メキシコ料理は半ば第2の米国料理みたいな感じでもある。

  メキシコに行って以来4年。久々のメキシコ料理だった。

  飲み物は、マンゴーマルガリータという名の飲み物で、テキーラの混じった、マンゴーのシェイクのような感じだった。
 

  料理は魚のタコス。

  トルティーヤはメキシコで食べたものよりかなり柔らかくクレープの皮のような感じがしないでもない。だが具がうまいので気にはならない。

  メキシコでは魚のタコスは出会わなかったなぁ。

  塩味の豆料理、フリホーレスはグアテマラで食べたので1年ぶりか。これだけ食べて満腹に。
 

 

  夕食のあと、劇場へ。しばらく劇場内に入らず、前で待っていたら、目のまん前にストレッチリムジンが停車。

  この車。いや、ホントに長い。 話に聞いて知っていたが、初めて見た。

  日本では走っているのがあるのだろうか。これより少し短く黒塗りのは霊柩車として何回か見ている。が、この長さのは初めてだし、一般の乗用車として使われているのは初めて見た。
 

 

  この日の最後の予定はミュージカル。この近辺ではミュージカルの公演がとても多く、どれにするか迷うほどだが、日本で劇団四季の公演を見たことがある「オペラ座の怪人」にした。

  話のすじがわかっているほうが、理解しやすいし、比べることもできるからと。

  終了後、ホテルに戻り、この日の予定終了。

  

 

 

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