1  シンガポール立ち寄り

 

 羽田空港で、JAL国内線から乗り継いで、JAL国際線に乗る時はスカイシャトルというJAL専用の連絡バスを利用できる。10分程度の間隔。 

 初めて深夜便を使った時は、国内線ターミナルの外に出てしまい、このバスに乗れず、やむを得ず普通のターミナル間の無料連絡バスを使った。

 それでスカイシャトルを使ったのは今回が初めて。しばらくゲートの前で待った。

 羽田の国内線第1ターミナルの出発ゲートのうち、南ウィングと北ウィングにあるバス連絡の搭乗口のうち、それぞれ1か所がスカイシャトルの乗り場になっている。

 乗るときには、国内線の出発空港でもらった専用の乗車票が必要。

 ここでスカイシャトルに乗ると、羽田空港の制限区域内を通って国際線のバス連絡用搭乗ゲートまで行く。途中の風景も見慣れないところが多く興味深かった。

 ただ、国際線のバス連絡用搭乗ゲートまで行ったあと、専用通路を通ってエレベータまで行き、3階に上がったところは、国際線出発ロビーで制限区域外。搭乗券をもっていても、改めて出国手続と保安検査を受ける。

 今回は伊丹発羽田行きの最終便に乗ったが、国際線に乗り継ぐ風の乗客が何組か見られた。すでに国際線の搭乗券は伊丹で発券されていて、荷物は目的地のメルボルンまでスルーで運ばれることになっている。

 だから、出国手続と保安検査を受けたのだが、あっという間に終わった。

 まずは、ラウンジで遅い夕食。すでに22時を回っていたが、出発前、夕方にパンを1個食べただけで出てきた。ラウンジで夕食をとることを考えてだ。

 夜遅くの羽田のラウンジ利用は2回目。以前にはビーフシチューもあって楽しみにしていたのだが、この日はなかった。

 搭乗時刻が近付いてきて、ゲートへと向かった。

 旅行の1ヶ月ほど前に鶴丸塗装のJAL機が再登場した。第1便は羽田・たんちょう釧路間をとんだが、本来は国際線用のもので、その後は主に国際線でつかわれている。

 羽田・シンガポール間で搭乗したのが、この鶴丸塗装機だった。深夜便ということもあり、うまく撮影できなかった。でも、何とか鶴丸や新しいロゴがわかる。

 B767だが、新しい機体で、内部の設備もエンターテイメントシステムが最新のMagic5、ビジネスクラスの席が新しく登場したスカイリクライナーだった。
 上左 搭乗時のドリンクは赤ワイン。軽食としておにぎりを希望すれば、いただけたが、ラウンジでしっかり食べた直後なので頼まなかった。

 上右 目覚めの飲物。トマトジュースに見えるが、そうじゃなくブラッド・オレンジジュース。赤いオレンジだ。

 左 朝食は和食にした。朝食としては、まずまずの内容だが、昼食・夕食として出されるものと比べると見劣りするのはやむを得ないか。

   Magic5では、フライトコースの表示も以前のものより地名がたくさん表示されている。

 まもなくシンガポール到着。シンガポールでは夕方まで街歩きを楽しむ予定だ。大きな荷物もないので楽ちん。

 チャンギ空港からMRTでタンジュンパガーまで向かった。

 上左 チャンギ空港の地下駅。

 上右 MRTの車内。

 右 タンジュンパガー駅を出たところ。

 チャイナタウンのはずれにあるマックスウェル・フードセンターへ。ここで朝食。お目当ては、海南鶏飯であったが、まだ開店準備中だったので、他の店に行った。

 上左 利用したのは一番左の中国街熟食というお店。

 上右 好きな具を選び、揚げてもらうヨントウフ。

 右 ビーフンのような細麺のスープ麺。拉車麺といって、人力車引きが手っ取り早く食べる麺のようだが、今はこのお店だけでやっているらしい。

 チャイナタウンの中を通って、MRTのチャイナタウン駅へ。朝が早かったので、店もほとんどが開いていなかったし、人通りもすくなかった。MRTのブキ・パトック駅へ。

 右 遠くにチャイナタウンの駅が見える。

 下左 MRTの車両の中には、ドアとドアの間の座席がない立席のみの車両もあった。

 下右 MRTのブキ・パトック駅。バスターミナルは200mほど離れている。

 ブキ・パトックのバスターミナルだが、こちらではインターチェンジというようだ。ここから852系統に乗車。ドライバーに教えてもらったところで下車。

 ここから、シンガポール最高峰のブキ・ティマに上る。標高163m。ちょっとした丘だ。

 バス停を降りると、案内板があり、丘に向かった。

 坂道に入ると、すぐにマレー鉄道のガードがある.。

 列車は少ないが、たまたまガードを越えて少し行けば、列車が通った。

 下左 さらに少し行くとビジターセンターがあり、コースの案内板があった。赤いルートが最も一般的なコースで、このコースを歩いた。

 下右 ジャングルの中の道を歩いて、頂上をめざす。
 

 35分ほど歩いて頂上に到達。頂上はこんな感じ。が、周囲の視界は悪く、まったく眺望はよくない。

 下左 しばらく頂上にいたが、悪猿がいるので要注意。下山は20分ほど。

 下右 頂上の標石。 

 バス停に戻り、オーチャードロードに向かうバスに乗車。

 ドービーゴートで下車。MRTで一駅だけ乗車して、リトルインディアに向かう。

 右 リトルインディアの駅にて。いつもながら、漢字名、小印度はほほえましく思えてうれしくなるような名前だ。

 下左 駅を出るとインドが引っ越してきたような感じなのが魅力。お店も行きかう人もインドである。

 下右 リトルインディアで昼食。ここでは過去2回、フィッシュヘッドカレーを食べているので、別の物をと考えた。

 VIPターリーを注文。ターリーは盆に何種類かのカレーやライス、ヨーグルトなどが載せられてくるインド風の定食。今回は四角い盆だったが、丸い金属の盆ことが多く、盆に仕切りがあって、じかにカレーやご飯が盛られるか、今回のように金属製の小さな容器にいられられる。。真ん中は揚げたチャパティ。

 VIPっていうのは、カレーの種類が多いからだろう。何と10種類のカレーがのった盆だった。ベジタリアンのお店でカレーは全部、野菜系。

 別皿に揚げていないチャパティ。のっているのは焼いたとうがらし。

 飲物はマンゴーラッシー。

 食後はさらにリトルインディアをぶらぶらしながら、MRTの次の駅、ファーラーパークまで歩いた。

 このあとチャンギ空港に向かった。一年ほど前にできたばかりのMRT環状線を利用することにした。

 ファーラーパークから北東線でセラングーンまで、そして環状線に乗り換えてパヤレパあまで。そのあとは東西線でチャンギ空港へ。もっとも、地図で見ると遠回りなのだが。

 搭乗時刻は20時すぎなのだが、16時にはチャンギ空港に到着して、カンタス航空のカウンターへ行って、メルボルン行きのチックインをすませ、ついで出国手続。

 早めに空港に行ったのは、カンタス航空と英国航空の共同のラウンジでシャワーを浴びたかったため。シンガポールにしては比較的涼しかったが、ブキ・ティマに上ったときには汗をかくだろうと思い、シャワーを利用するつもりで、着替え1回分は預け荷物に入れずに行動していた。

 シャワーは待たずにすぐに使え、1時間近くかけて、ゆっくりとシャワー室ですごした。

 シャワーのあとはラウンジで夕食。メルボルンヘはエコノミークラスなので、しっかりといただいておいた。

 ここのラウンジは以前、朝に利用したことがあるが、朝は大したことがないと思っていたが、夕食時に使うと食べ物が豊富だし、サービスも手厚くしてくれる。

 食事をしながら、ネットをして、時間まち。 

 アイスクリームも自由にいただくことができた。

 搭乗時間が近付き、チャンギ空港は搭乗口ごとに保安検査があるので、少し早めに搭乗口に向かった。


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