3 ブ ル ー マ ウ ン テ ン ズ
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この日はシドニーから鉄道で100kmほど離れたところにあるカトゥーンバまで行き、ブルーマウンテンズを歩くのだ。 ブルーマウンテンズはグレートディバイディング山脈の一角にあたる。たくさん自生するユーカリの葉から出る油が気化して、空がより青く見えるのだという。それで、ブルーマウンテンズということらしい。 みどころはいくつかあるのだが、最も有名なスリーシスターズの岩を中心としたエリアをミニトレッキングしてみた。 |
出発はセントラル駅の櫛形ホーム。 時刻は昨日セントラル駅に空港から到着したときに調べた。 7時21分発Mtビクトリア行きに乗車だ。
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券売機で切符購入。7.8ドル(約650円)。 切符は、近距離と同じ。印字される文字が違うだけだ。 |
実は泊っているホステルは朝食つきだ。ってもパンとコーヒーだけで、ジャムやバターはレセプションで買わねばならない。6時にパンが置かれているというところに行ったが、まだ出ていなかった。7時からなのだろう。レセプションも7時からでないと開かない。 それで、朝食は駅に向かう途中で買うことにして、ホステルを6時30分に出て、セントラル駅まで歩いた。途中で、朝食と昼食のためのサンドイッチと水を購入。途中の買い物や切符購入を終えて、電車に乗り込んだのは出発の5分前。あぁ間にあってよかった。 |
2階席に乗車。シートは両側2人掛けで、昨日乗車した近距離用の車両が片側3人、片側2人なのと少し違っている。シートの質も少し上等な感じがする。
車内の禁止事項などがマークで示してあった。右から3つめだが、アルコール禁止を表しているのだが、パッと見て、飲食禁止だと思ってしまった。それで、せっかく朝食のために買ったサンドイッチも食べなかった。 |
途中駅で乗ってきて近くに座った客がパンを食べだしたので、違反だと一瞬思った。 でも、マークをもう一度よく見て、アルコール禁止であって、飲食禁止じゃないことに気づいた。それで、さっそくサンドイッチで朝食。 ほかのマークで特筆すべきは、足を前の椅子に置くのを禁止ってがあること。足を延ばすんはダメなんですね。 |
2時間ほど乗車してカトゥーンバに到着。
レトロな感じのする駅舎だ。
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カトゥーンバの駅前。
駅前の通りをまっすぐ1.5kmほど歩く。少し起伏がある。右折してさらに0.5km車道を歩くとハイキングコースの始まりだ。
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歩いたコースは次の通り。 シーニックスカイウェイの東駅からがハイキングコースで、まずクリフウォーク。ここは崖の上の先端の部分を歩く。 そして、ジャイアントステアウェイの長大な階段を下る。下った後は、崖の直下のフェデラルパスを歩く。 シーニックレイルウェイで崖を上がり、さらにシーニックスカイウェイでハイキングコースの始まりまで戻り、さらに駅まで戻る合計10kmのコース。 |
クリフウォークは崖の上の先端部の道とはいえ、危険防止などのため数m崖っぷちから離れたところを歩く。そのため、対岸の崖などは木々を通しては見えるが、視界はあまりよくない。 コースのところどころに展望台があって、そこからの眺めはすばらしい。 対岸の崖の上の崖っぷちを見て、自分もそんなところにいるんだと想像して楽しむ。 |
この付近の山には、頂上が平坦だが、その直下に崖があるような山が多い。 自分のいる側も、カトゥーンバの市街地が多少の起伏はあるが比較的平坦なところにある。ところが自分のすぐ目の前には崖がある。だからこちら側も同じような感じになっているのだ。 |
ここは自分のいる側の崖の様子も多少わかる。 遠くに3つの頂上がある岩が見えるが、これがスリーシスターズで、ブルーマウンテンズでも一番有名なところだ。 あとで、ジャイアントステアウェイズを下って、フェデラルパスを歩くが、フェデラルパスは、スリーススターズの崖の直下の、崖と木々の境界になっているあたりを通っている。 |
崖の直下をのぞきこむ。
金網越しに見るテーブル状の山。
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エコーポイント。ここには車で乗り入れることができ、トイレや売店がある。
ハイキングコースを示す看板。崖の空中写真の中に白線でコースが書かれている。
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エコーポイントの展望台のすぐ先にスリーシスターズが見える。 展望台からスリーシスターズの岩まで、空中を通っての直線距離は200mくらい。 |
望遠にて撮影したスリーシスターズ。 |
エコーポイントで少し休み、さらに5分ほど歩くと、ジャイアントステアウェイの上部へ。こここから一気に崖下に下る。 シーニックレイルウェイの最終は4:50pm
、そこまで2,3時間と書かれている。
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左 エコーポイントの展望台とその下の崖。 右 ジャイアントステアウェイを少し下り、スリーシスターズの岩の裏手にやってきたところ。 |
左 スリーシスターズの岩の裏側。 右 スリーシスターに登ることを禁じた看板。 |
左 岩場から貼りだしたところには金属製の階段がとりつけられていて、そこは歩きやすい。 右 ジャイアントステアウェイズの一番下のところ。下まで降りてヤレヤレといったところ。上がる人もいてホントびっくり。 |
ジャイアントステアウェイズを下ったあとは、平坦に近いブッシュ道のフェデラルパス(厳密にはジャイアントステアウェイズを下ったあと少しはダーダネルスパス)を歩く。 下左 スリーシスターズの直下の看板。 下右 休憩して昼食。 |
滝の直下。滝の水が川となって流れる。
シーニックレイルウェイというケーブルに似た乗り物で崖の上に戻る。急な傾斜を上がるので、乗り物には金網がかけてある。
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金網越しに下を撮影したけど、よくわからない。かなりの急傾斜なのだ。
上の駅、シーニックワールドに到着。
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シーニックワールドからは谷をシーニックスカイウェイ(ロープウェイ)で渡り、ハイキングを始めた場所に戻る。
滝が見えるがが、この滝が2つ上の画像の川につながっている。
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このあと駅まで戻った。朝は活気があまりない街だと思っていたが、店が開いて朝よりもにぎやかになっていた。 これで、ブルーマウンテンズのハイキングも終わり。ハイキングコースは、崖上、階段、崖下合わせて6kmほど、加えて駅からハイキングコースまでの行き来が4kmほどのあわせて10kmほど歩いたことになる。 ブルーマウンテンズの観光は、ほかに洞窟やトロッコ列車もあり、機会があればまた来てみたいと思う。 |
カトゥーンバ発14時39分のセントラル駅行きに乗車。帰りはかなり寝てしまった。セントラル駅には16時45分到着。
セントラル駅付近ではライトレール(路面電車)も走っていた。
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夕食をとるために向かったのはチャイナタウン。 チャイナタウンの入口に門があり、その中にはレストランが並んでいる。 どこにしようか迷ったが、どこもメニューをみると結構な値段がついている。 |
そんな中で見つけたのはフードコート。これなら安いし、注文も簡単なのでフードコートで食べることにした。
東南アジアなどでよく見かけるフードコートに比べて、とてもきれいなフードコートだ。ただ、レストランよりは安いとはいえ、日本の感覚では円高分をいれてもなお割高な感じ。
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鮮蝦雲呑沙[父多]麺 ([父多]は「父」の下に「多」)。
沙[父多]はSATAYサテ。サテは東南アジアで人気の串焼きのことで、ピーナッツ味の甘辛いタレをかけていただく。このサテのタレの味のスープ。鮮蝦雲呑とあったので、エビワンタンかと思ったが、エビとワンタンという意味で、ワンタンは豚肉のものだった。 ちょっと辛めだが、美味しかった。10ドルで値段はちょっと高い感じ。 |
なお、麺の種類は、左の4種類から選べるようになっていた。 自分は粗麺を選んだ。 このあと、デザートを食べようとお店を探していたら、台湾各地にチェーン店をもつ「鮮芋仙」があり、行列ができていた。台湾でも人気のお店だが、シドニーにも出店していたとは知らなかった。 |
というわけで、デザートはこのお店でいただくことにした。メインのメニューは「芋圓」と「仙草」。「芋圓」は芋団子や寒天などが入っている。「仙草」は薬草のゼリーの上に寒天などを置いたもの。
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注文は「芋圓」で6種類あるうち、販売していた4種類の中から選んだ。冷たいのと温かいのがあるが温かいのにした。
こちらは汁を少し飲んで、具がわかる状態にして撮影したもの。美味しかった。
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この後、タウンホールの向かいにあるスーパー「ウールワース」に行って、お土産などを買った。 さらに翌日は、ミュージアム駅から空港行きのエアポートリンクに乗るので、ミュージアム駅に行って、駅の構造と時刻表を調べておいた。 これで3日目終了。あとは帰るだけだ。 |