8 ツェースィス

ホテルの朝食。とても大きなオムレツがうれしい。

この日は、郊外のツェースィスとスィグルダを回る。スィグルダは、かなりの距離を歩かなければならないので、しっかりと腹ごしらえをしておきたい。

7時すぎ、急いで朝食をすませてホテルからバスターミナルへ向かう。少し待つとバスがやってきた。ほぼ満員。

リガのバスターミナルから、2時間ほどでツェースィス着。 ツェースィスはリガの北東90kmにある街である。次に行くスィグルダへ向かうバスの時刻をしっかりとチェックして行動開始。

ツェースィスのバスターミナルから10分ほど歩いたところに、騎士団の城跡がある。

13世紀の城跡で、現在は一部の城壁と塔の下の部分が残っているだけである。かつては、塔が30mをこえていたらしい。

聖ヨハネ教会。

13世紀に建てられた教会。この写真は、城跡から撮影したもの。

城公園。

城に隣接している公園。かつては城の一部だったらしい。ステージと座席が並んでいて、何かの催事がおこなわれるようだった。

聖ヨハネ教会。

この教会の塔は四角形をしているのがとくちょうである。

聖ヨハネ教会のステンドグラス。

この紋章は、ラトビアの紋章である。ソ連時代にも、この紋章は生きつづけ、ラトビア人の心のよりどころになっていたようだ。

このあと11時ごろのバスで、次の目的地、スィグルダに向かった。スィグルダはリガの北東45kmにある街である。街の中心にバスターミナルがあるのだが、リガとツェーツィスを結ぶバスは、バスターミナルには入らず、街の中心から1kmほど離れた道路沿いのバス停で停車する。

道路沿いのバス停は草原のど真中にあるが、市街地が遠くに見えていたので歩く方向はわかる。市街地に近づくと、ブァ〜ン、と汽笛が聞こえる。駅の近くまで来ていたようなんで、急いで駅まで行ってみたら、列車が停車していた。1日の列車の本数はごくわずかなので、列車に出会えたのは幸運であった。
駅の構内を横切ってホームへ。列車の行き違いがあるのだろうか、列車はなかなか発車しない。だが、これから回るスィグルダのハイキングコースはかなり時間がかかりそうなんで、先を急いだ。
駅の近くにバスターミナルがあり、リガへ帰る時間をチェックしておく。このとき0時30分、帰りのバスは17時。それまでに回りきることができるだろうかと思いつつ、並木のある閑静な道路をスィグルダ城へと向かった。

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