3  ア ム ス テ ル ダ ム 2 日 目

 国立美術館とゴッホ美術館
 ホテルで朝食。7時からのサービスだったが、7時すぎに行くとまだ準備中でしばらく待った。品数は少なかったが、美味しくいただけた。このホテル、部屋も部屋にいくまでの階段も残念だったが、朝食だけはよかった。
 ホテルから歩いて10分ほどのところにある国立美術館へ。中央駅を思い浮かばせる建物だが、それもそのはず、中央駅と同じ人物の設計によるものだという。ヨーロッパで最初に、美術館にする目的で建設された建物だという。

 下左  開館の9時少し前に到着したのだが、すでに行列ができていたので並んだ。といっても前日のアンネ・フランクの家や、このあと訪問したゴッホ美術館ほどのことはなかったが。驚いたのは、美術館の中央の入口から裏口に至る通路が自転車道になっていて、美術館を通り抜けられること。

 下右  入場してすぐのホールはとても広い。ここで入場券を買ったり、荷物を預ける。2013年に改装されたのだが、古い建物の部分部分をうまく生かして、明るくきれいな内装に仕上げてある。

 
 レンブラントの「夜警」。とても大きな絵だ。
 
 下左  フェルメールの「牛乳を注ぐ女」。

 下右  フェルメールの「青衣の女」。

 美術館内を駆け足で、一通り見て回った。オランダ絵画は格別興味があるというわけではないが、宗教的なものが少なく見やすい。絵画以外ではデルフト焼や日本の美術品に目をひかれた。ロビーのステンドグラスもよかった。
 裏口を出て、ゴッホ美術館へ行く途中に、I amsterdam の文字。アムステルダムの各地でみかける。
 ゴッホ美術館へ行くと、すごい行列。すでに入場券をほかで買っている人の列とはじめて買う人の列にわかれているのだが、わかりづらい。

 1時間近く並び、あと一息というところまでなって、しばらく列が動かなくなった。どうも、入場券販売窓口の係が昼食をとっているらしい。そのために15分ほど窓口が閉鎖されたのだ。これにはオランダ人もあきれかえって、警備員などに食ってかかったり、あきらめて笑う人などがいた。やがて販売が開始され、やっとのことで入場券を買えた。
 
 ゴッホの絵画を年代順に鑑賞できる。情熱の画家といわれる独特の作風を持つが、初期には写実的な絵画も多く描いていることなど興味深かった。

 スケッチや手紙、収集していた浮世絵なども見られる。ただ、残念ながら、撮影禁止であった。

跳ね橋、レンブラントの家、ガラクタ市
 ゴッホ美術館を出たあと、そばの停留所から路面電車を乗り継いで、まず跳ね橋を見に行った。
 
 マヘレの跳ね橋。跳ね橋はほかにもあるのだが、ここが一番有名なようだ。この橋は、アムステルダムにある跳ね橋の中で唯一、木造で、夜はライトアップされるという。
 
 ハウスボート。住居として使われているボート。運河のあちこちにみられる。
 
 別の跳ね橋。この近くには、エルミタージュ美術館のアムステルダム別館もあったが、時間もないことから入場せず。
 

 
 



 
 
   

  レンブラントの家。レンブラントが生きた時代の様子が再現してある。向う隣の建物から入る。

  上  タコ焼き器に似た調理用具があって面白かった。
 
 アトリエを再現してある部屋。意外と明るい。
 
 背後の大きな建物はアムステルダム市役所。そのそばの広場ではガラクタ市が行われていた。

 下左  自転車の国オランダらしく、超・太い紐つきの自転車用のカギ。

 下右  自転車やタイヤ、車輪などを売っている。
 
ハイネケン・エクスペリエンス
 次に、ハイネケン・エクスペリエンスに向う。地下鉄と路面電車を乗り継いで向かう。

 地下鉄の入口。左の建物は市役所。
 
 地下鉄の電車。アムステルダムの中心部は路面電車が張り巡らされていて、地下鉄は郊外と中心部を結ぶのが主な目的だ。地下鉄といっても、地下を走るのは中心部だけで、少し郊外に出ると地上を走る。
 
 地下鉄は一駅だけ乗車して、路面電車に乗換え。地下鉄を降り、地上に出たときは方向感覚が鈍り、どちらに向えばよいのかわかりにくい。これはどの国に行ってもいえることだ。日本でもいえる。

 そこで役立ったのが、この案内板。わかりやすい絵地図で乗り換えがスムーズにできるように工夫されている。
 
 路面電車でハイネケン・エクスペリエンスの最寄り停留所へ。

 オランダは自転車王国で、いたるところに自転車道路がある。車道、自転車道、歩道と別れている道路が非常に多い。

 自転車道路が多いのは、歩行者にとってはとても歩きづらいのだ。車道とは別に自転車道の状況を見なければならないので。さらに路面電車が走る区間では路面電車の注意もしなければならない。歩行者はいろいろ注意しなけらばならず、歩きにくい。
 ハイネケン・エクスペリエンスに到着。またまた行列。30分ほど寒い中、並んだ。あとで知ったのだが、当日券は18ユーロなのに対し、ネットで予約すると16ユーロ。安いうえに並ばなくていいのだから、ネット予約がおすすめだ。このときは、この日になってから決めたので仕方ない。

 もともとハイネケンの工場だったのだが、操業が停止した後、ミュージアムになったらしい。体験型の工場見学コースになっている。
 
 ハイネケンのラベルもいろいろと変わってきたようだ。自分は右下の現在のものしか知らないけれども。

 ハイネケンの歴史やビールの作り方などのコーナーが続く。体験コーナーもいろいろあって、追加料金だせば、ビール瓶に自分の名前の書かれたビールを作るコーナーがあり、作ろうかとも思ったが、スーツケースに入れて持ち帰るのが面倒そうに思い取りやめた。
 
 ビールのもとになる麦から抽出された液。この液は甘く、ビールにはほど遠い。

 下左  見学コースの途中、グラス一杯のビールを飲める。飲もうと思ったら、まずお話を聞かねばならないようだ。

 下右  何を言っているかよくわからなかったが、どうも美味しいビールの飲み方って話のあと、客が乾杯。
 
 
 見学コースの最後でお待ちかねの試飲コーナー。

 下左  250mlのグラス2杯か350mlのグラス1杯の上質のビールかを飲める。グラス2杯にしたのだけれども、上質のビールにしたほうがよかったかな。

 下右  最後にグラスのお土産をもらって、1時間半ほどのコースを終了。試飲3杯とお土産の値段だけ考えると18ユーロは高いが、いろいろ楽しめるのでまぁ妥当かな。

 暗くなったハイネケン・エクスピリエンスとお別れ。
 
セルフサービスのレストラン
 夕食は、ラ・プレイスというセルフサービスのレストランでとろうと店に向った。値段が安すそうに思ったので。路面電車を乗り継いで移動。
 
 運河の夜景。街灯に照らし出された水面がきれいだ。
 
 お店に到着。玄関側から入ると閑散とした感じだったが、中に入ると混雑していた。隣にあるショッピングセンターから入れるようになっていて、多くの客がショッピングセンターから流れ込んできていたようだ。
 
 サラダ、スープ、ビーフ、チキンなどと多くのコーナーに分かれてて、好みの料理を受け取って、最後にお金を払う仕組みになっていた。
 
 選んだ料理。ビーフを選ぶつもりだったが、なぜかチキンを選んでしまった。酒類はないものと思っていたが、食べ終わってから、ビールなどども飲めたことがわかった。

 ホテルへ戻る途中、ビールを購入。前日と同じくハイネケンとアムステルだったので、写真は省略。




 

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