7  帰  国

スキポール空港へ
 ホテルで2016年最初の朝食。もちろん、新年だからといって特別なわけでではない。日本も最近は正月気分が薄れてきてはいるが。

 昼すぎの便に搭乗するので、9時ごろにホテルをチェックアウトすれば十分だ。食後は部屋で少し休憩。

 駅に向かう途中の道路がすごかった。大晦日の夜に繰り出した人たちの出したゴミが散乱している。すでにゴミ収集車や散水車が出動していたが、きれいにするのは大変だろう。
 切符を自動券売機でクレジットカードを使って購入。12.2ユーロだが、クレジットカード利用と紙の切符発行の手数料が0.5ユーロずつ、計1ユーロかかっているようだ。

 下左  構内に入り案内板を見ると、1分後にスキポール経由のアムステルダム行きが出発するところだったので、大急ぎで乗車した。

 下右  車内。高速用の新線を通るので、わずか25分ほどで空港駅に到着。
 スキポール空港に到着後、搭乗手続。エールフランス利用だが、ここではKLMのカウンターで行うようだ。ここで、パリまでの航空券と、パリからのJALの航空券の両方を出して、スルーチェックインを希望した。

 ところが、ここで手続きできるのはパリまでだけだということだった。行きは、伊丹でKLMのパリ・アムステルダム間も手続きできたので、逆もOKだろうと思っていたが、無理だった。スルーチェックインができないなら、荷物を預けるのも取りやめ。幸い、機内持ち込みサイズの荷物だったので、に荷物は機内持ち込みに変更した。理由は、パリでいったん制限区域外に出ずに乗継がしたかったからだ。

 旅行の2か月ほど前にパリでおこったテロの影響で、保安検査は厳重に行われていて、かなり待たされた。保安検査の後、ダイナースカードで入室できるASPIREラウンジへ。
 空港ラウンジは、ワンワールドまたはスターアライアンスならば入室資格を持っているのだが、それ以外の航空会社の場合はダイナースカードで入室できるラウンジがあるかないか空港によって異なる。スキポール空港の場合は入室できてよかった。

 ラウンジで1時間ほど休憩。ネットをしたりして過ごした。
仏はシェンゲン圏内の入国審査復活
 スキポールからシャルル・ドゴールへはエールフランスで。荷物を機内持ち込みにしたので、ゴロゴロを引きずって搭乗。

 下左  搭乗便はAF1641。

 下右  機内。
 
 
 1時間ほどのフライトだが、簡単なものとはいえ、機内食が出る。チーズサンドイッチだった。飲物はビールを注文したら、ハイネケンだった。サイズは250mlで、このサイズはあまりみかけない。
 シャルル・ドゴールには定刻より前に到着。ところが、普段ならすぐに、制限区域外または乗継通路に向えるはずのところ、30分以上待たされた。

 シェンゲン圏内からの到着の場合の入国審査が復活していたのだ。パリでのテロ事件を受けたものだ。シェンゲン協定締結国間の便は事実上は国内線と同じような感覚で搭乗できていたのだが、今回はそうはいかなかった。

 審査ブースが近づいたあたりで、2列にわかれる。パリで入国の列と他へ乗り継ぐ列だ。乗継の列に入った。行先を聞かれ、航空券の提示を求められた。入国スタンプはない。

 無事に通過でき、乗継通路へ。途中に出国審査場があったのだが、誰も並んでおらず、すぐに通過。そして、意外なことに、保安検査はなかった。途中にあったエールフランスのカウンターで搭乗手続き。こちらも誰も並んでおらず、すぐ終了。JAL便の出発するゲート近くのエールフランスラウンジに向った。
 
 
  上左  ゲート近くのエールフランスのラウンジに入室。シャワーを利用。このラウンジを利用するのは3回目だが、シャワーは初めて。広々としている。

 上右  アメニティがたくさんあったのだが、何なのかよくわからず使いにくかった。

 左  シャワーのあとは軽食。過去2回の利用時には、料理がほとんど残っておらず、印象が悪かったのだが、今回は割とたくさんあってよかった。とはいえ、エールフランスの本拠地にしては、貧弱感はあるのだが。
 
 機内食のことがあるので、軽くいただいておく。シャワーで1時間、軽食で1時間、あわせて2時間ほどラウンジに滞在した。
JL46 パリ→羽田 搭乗記
 搭乗時刻になりゲートへ。しかし搭乗時刻が少し遅くなり、10分ほど並んで待つことになった。
 
 JL46に搭乗。

 下左  機内。

 下右  隣席の座席。復路は隣席はふさがっていたのだが、通路をはさんだ側が空いていたので、そちらに移動されたので、結局空席。行きと同じく60%程度の搭乗率だった。
 
 
 席について落ち着いたころ、CAさんがあいさつにきて、メッセージカードを置いていかれた。元日出発の便だったので、普段と少しでも違っている雰囲気が出てうれしいサービスだ。
 
 
 上左  最初の飲物はシャンパン。

 上右  一週間滞在したオランダの上空に戻っての飛行。

 左  機内食開始。まずはおつまみ。

 

 
 
 今回は和食にした。帰国便では和食にすることがよくあるが、JAL名物の9つの小鉢は、酒のつまみになってよいからだ。

 下左  メインはハンバーグ風のもの。

 下右  デザートとコーヒー。
 
 食後は、ビデオを見てすごし、しばらくしてから、マットレスを敷いて睡眠タイム。

 少しお腹が空いてきたので、2食目を注文。往路ではモニターのリモコンから注文したのだが、このときはリモコンからの注文は停止しているとの表示があった。この機材での一時的な停止であればいいのだが。

 フランス丼とアイスクリームにした。シャンピニオン・ドゥ・パリ(マッシュルーム)を含む天丼であった。欧州発の便では、ご当地オリジナルメニューを開始したとのことで、さっそく試してみたのだ。他の路線では、フィンランドン、フランクフルトン、ロン丼があるようだ。
 到着も近づき、ラストオーダーの確認にCAさんがやってきたので、ラーメンとフルーツを注文。このラーメン、ヘルシーラーメンと銘打っていて、野菜だけでつくったスープで、チャーシューも小麦でつくっているという。もっとも、あっさりしすぎていて、自分の好みではなかった。
 
 最後に、コーヒーとチョコレートをいただいた。
羽田から伊丹
 羽田空港ではJALの国際線から国内線への専用乗継バスは15時30分からの運行で、まだ1時間ほどある。そのため、制限区域外を走る連絡バスを利用した。

 めったに利用しないので、乗場を間違えてしまった。よく表示を見ていれば問題はなかったのだが、見つけられず急いだため失敗した。
 
 国内線ターミナルでは、あまり時間はなかったが、ラウンジでジュース1杯だけいただき、10分ほどだけ滞在。

 搭乗開始時間を待って、ゲートに向ったが、出発準備が少し遅れたので、待って搭乗。
 
 今回は、国際線ビジネスクラスの特典航空券についてくる国内線だったので、一般席。アップグレードもできないようだ。
 飲物サービスは冷緑茶をいただく。遅れを取り戻し、伊丹に到着。今回の旅もこれで無事終了。



 

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