1日目 午前
カンボジアへ 関西空港発1時20分のタイ航空機でバンコクへ。空港内は、閑散としていて、一角だけ人が集まっている。 定刻に出発し、はじめにおにぎりとサンドイッチがでたあとは、到着の1時間前まで静かにすごすことができた。あわただしく朝食が供されたあと、ドンムアン空港に到着。
ドンムアン空港では、すぐにバンコクエアウェイズの乗換えカウンターに向かったがまだ人影がなく、しばらく待たされた。5時30分から受付が始まり、チェックイン。 そのあと、バンコクエアウェイズのラウンジに行き、コーヒーを飲みながら、カンボジアの入国カードとビザ申請書を記入した。ここのラウンジは、チケットを持っている客は誰でも利用することができる。
バンコクエアウェイズの駐機場は、バスで向かう。ゲートからはかなり離れていた。派手な塗装のプロペラ機である。70人程度が定員の小さな飛行機である。それでも客は半分くらいである。7時30分に出発。
ちょっとした軽食も出て、腹ごしらえにちょうどよかった。 1時間弱の飛行中、下界はあまり見えなかった。やがて高度が下がり、田んぼが広がってるのが見え、着陸。
シェムリアプ到着
シェムリアプ着は8時30分。 アライバルビザ発行と入国審査でしばらく並んだ。アライバルビザの発行には20ドルと顔写真が必要だった。
空港を出たのは9時。 ほとんど、前日からシェムリアプに泊まっていたのと同じような感覚で1日目を過ごせそうだ。
田舎の空港っていう感じの空港の建物を出ると、すぐに予約していたニャックポアンホテルと自分の名前を書いた紙を持ったドライバーを発見。 すぐに車でホテルに向かう。彼の名はラックさん、5日間お世話になるので、どんなドライバーか不安であったが、その不安はすぐに取り払われた。
9時15分にホテル着。ドライバーに9時40分出発を約束。 すぐにチェックインし、部屋を使うことができた。大急ぎで、この日、使うものだけをリュックに詰め込み、服装も短パン、半袖シャツに着替える。部屋は、思っていたよりも広い。
(1) 南大門
シェムリアプから北へ向かうと、木立に囲まれた道がずっと続く。そのうちに、高速道路の料金所とのようなところが出現。そこで、チケットを購入。 1日券が20ドル、3日券が40ドル、一週間券が60ドルで、5日滞在の自分の場合は一週間券にした。3日券と一週間券では、顔写真を添付する。持参した顔写真を渡すと、すぐに券を発行してくれた。
まずは、バイヨンを見に行くが、その途中、南大門で車を止めてもらい、門の周辺を見ておく。門の外側には、堀を渡る橋があるが、その欄干は、神様が大蛇をロープがわりに綱引きしているさまになっている。 門の部分はとてもせまいが、大型バスやトラックもすいすい通り抜けていく。門の中にはいってみると、ちょっとした空間になっていた。この門を入ると、アンコール・トムの町である。
(2) バイヨン アンコール・トムの町の中心にあるのがバイヨン。東側から入場するようになっているが、東側が正式な入口である。テラスも東側にだけついている。
東門から中に入ると、すぐに第一回廊がある。回廊といっても、外側の壁はすでになく、内側の壁だけがある。その壁には、バイヨンが建立された12世紀の、戦争の様子や町の人々の生活の様子が彫られている。 右は戦いに向かう戦士のようである。象に乗っているのは王か。
左は庶民のようである。捕らえた獣を運んだり、飲み物を持ったり、釜の火を見たりしている。 興味あふれる壁画が多く、」じっくり見て回ったので、第一回廊だけで40分程度を要した。
右は、第一回廊。写真左手に壁画があり、右手は外側になっている。第一回廊は、1辺が200mくらいの方形になっている。 しかし、とても暑く、前夜、夜行便であった身にとってはとてもつらいものだった。
続いて第二回廊も内側の壁の彫刻を見て回るが、第一回廊ほどには目立つものは残されいないので、一周20分程度であった。
そして、いよいよ中央祠堂へ。中央祠堂の周りには、いたるところに四面仏が配置されていて壮観である。全体としてどのように並んでいるのかよくわからない。
左のような四面仏が林立しているさまは壮観であった。残念ながら、その全体を写真でとらえるのは難しい。
バイヨンを見学し終わると、ちょうど12時であった。バイヨンだけで1時間30分要したことになる。それだけ、時間をかけても見ごたえのある遺跡であった。時間が許せば、最終日に再訪問しよう。 バイヨンの北側に観光客向けの食事場所が並び、そこで昼食をとる。
食事中、子供の物売りがTシャツや絵葉書などを売り込みにきてにぎやがだ。1ドルのTシャツを寝巻き代わりに購入。 あまり売れないのだろうか。とても喜んでくれていた。
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