1日目

 

  関西空港から上海へ。関西空港の人出はいままでに経験したなかでは、最高に多かった。

 搭乗したのは中国東方航空MU893便だが、JAL便にコードシェアしている便で、実質はJALである。違いは、マイレージがつかないことと、リコンファームが必要なこと。それでいて、JAL便よりも安い料金の格安航空券があったので、それを利用した。

 

 

 

 上海へは2時間弱。機内食のサービスもあわただしくおこなわれる。おつまみのサービスは機内食と同時にまとめられている。

 和食で鶏肉丼を中心にしたメニュー。小さなトレイの割には分量もまあまあある。

 10年前に上海をほとんど通過(虹橋機場から上海展覧中心と夕食のレストランだけいって、上海駅から夜行列車に乗車)して以来の上海である。

 

 

 浦東機場は、関西空港を思わせるつくりだが、規模は関西より大きいが、関西よりは人出、店舗とも少ない。

 11時30分に到着したが、入国審査、両替、リコンファーム、電話カードの購入と日本への電話などをこなしていると1時間30分かかったので、空港バス乗場に着いたのは13時ごろ。

 

 

 

  機場からは空港バスの5銭に乗車。紙に目的地の「人民広場」を乗務員に書いて見せて乗車。切符は車内で売りに来る。下車する場所で運賃が異なり、人民広場へは16元。

 渋滞に巻き込まれて人民広場まで1時間。下車後、宿泊する青年会賓館まで徒歩10分。右の写真の古めかしい建物が青年会賓館。

 

 

 

 青年会賓館の英語名はYMCA HOTELである。建物が古いのは、1929年の建築だからだ。当時は、八仙橋基督教青年会の建物であり、現在でも入口右手(写真では白い丸い看板の右)にプレートがあり、歴史的建造物であることが表示されている。

 しかし、内装は階段など一部をのぞき、完全に現代風に改造されている。

 

 

  交通至便なうえ、日本で予約できるホテルの中で一番安い部類だったので、このホテルを選んだ。海外では珍しくシングル料金が設定されていたのでシングルにしたのだが、日本のビジネスホテル並みに狭かった。ただし、ユニットバスは広い。それに、朝食もついていたのでお徳である。(結局、ホテルの朝食にあきて、最終日は外で朝食をとった。)

 

  

 

 部屋で1時間ほど休憩。15時30分ごろに外出した。まずは、豫園に行こうとホテルを出発。庶民の町を歩いていく。

 中国に多い、道に突き出た物干し竿が並ぶが、すでに夕方近くで、ほとんど何も干されていない。

 このあたりで豫園への道がわからなくなり、そのまま外灘にでてしまった。

 

 

 外灘はものすごい人出であった。よく、これだけの人々が集まってきたものだ。

 あらためて中国の人の多さを実感。また、家族連れは、どの家族も子供が1人で一人っ子政策の徹底ぶりも確かめられた。一人っ子政策は、2002年から、夫婦がともに一人っ子の場合は、子供2人も認められるように変更されたので、どの家族を見ても子供1人という光景はそのうち見られなくなるかもしれない。

 

 

   外灘を北端の人民英雄記念碑まで歩いた。記念碑の地下には外灘歴史記念館があるが、16時までの開館で、すでに閉まっていたので翌日以降、再訪問することにした。

 南京路のところまで戻る。写真中央の左側の建物が和平飯店北楼、中央右側が中国銀行上海分行(以前はここが中国銀行本店)。

 

 

   

  和平飯店の手前が南京西路。ここもすごい人出。狭い歩道を歩くが、とても歩きにくい。車道を歩いている人も多い。

  南京西路は、外灘から500mくらい西へ行くと、歩行者天国になっていて、そこからは歩きやすい。

 

 

   

  歩行者天国の入口には「南京路歩行街」という石碑が設置されている。地下鉄の駅でいうと「河南中路」から「人民広場」までの1駅間の上の南京西路が歩行者天国になっている。距離は約1km。

 

 

 

 

 

    機内食のあと何も食べていなかったので夕食。香辣鷗柳飯を注文。鶏をとても辛く焼いたものと野菜、目玉焼ののった丼ものだった。

 

 

 

 

 まだまだ物足りなかったので、別の店で、焼餃子と豆菜花を注文。

 中国では餃子といえば水餃子。焼餃子をやってる店は少ないので、菜単に焼餃子をみつけるとすぐに頼んだのだが、何と、1個が日本の餃子の3倍くらいある。そして、皿には、それが8個。すごいボリュームである。

 

 

  

 

   豆菜花は、濃いスープに浮かぶ豆腐の上にきざみ野菜が載っている。日本食のような感じである。

 結局、餃子は5個食べて、あとは残してしまった。

 食事を終えるとあたりは暗くなっていた。歩いてホテルに戻る。

 

 

 

 

 

  

    ホテルに帰る途中、コンビニに立ち寄って飲み物などを購入。上海の町には、すでにあちこちにコンビニが出店している。店内の様子も日本とそっくりであるが、店の大きさはあまり大きくない。古い商店が、衣替えしたのだろう。

 

 

 

 

    人民広場南側の歩道橋から、北を望む。中央の大きい建物のうち、左が上海城市規画展示館、右が新世界城(ショピングビル)。

  道路は、西蔵中路。その左側が人民広場である。人民広場は上海のヘソのような場所である。

 

 

 

 

 

   青年会賓館もライトアップしていた。青いのが9階のレストランで、ここからの見晴らしが良かった。

 ホテルに戻って、シャワーを浴びて、はやばやと眠りについて、この日は終了。

 

 

 

 

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