2日目

 

 宿泊料金に朝食代が含まれていたので、ホテルで朝食。中国式のバイキング。可もなく不可もなくといったところか。ただ、このあと、豫園商城の有名店で小 籠包を食べるつもりをしていたので、軽めにすませておいた。

 

 

 

 

 

 

  ホテルのレストランは9階にあって、とても眺めが良い。写真はホテルの西側の高層ビル群。

 

 

 

 

 

  朝食後、まずは豫園へ。前日は道がわからず、行けなかったので、迷わないように歩く。

  途中、下町のようなところも通る。物干し竿が道の真中に向けて飛び出ている光景が見られる。

 

 

 

 

 

 

  いたるところで見た看板。痰を吐かないようにという呼びかけだが、痰が爆弾になっている。SARSを意識しているのだろうか。

  それにしても、昔の中国では考えられないような、新しい時代を感じさせるデザインである。

 

 

 

 街がにぎやかになってきたかと思うと、そこが豫園商城..まだ、朝9時だというのに、かなりの人出である。

 豫園商城は、多数の土産物屋やレストランが集まっているショッピングゾーンである。

 

 

 

 

  豫園は、明の時代の庭園で、上海を代表する観光地である。

  入口が豫園商城のエリアの中にあるので、わかりにくい。

 

 

 

 

 

  豫園は、かなり狭い範囲にたくさんの建物と池が散在している。限られた範囲を壁でたくさんのブロックにわけているのが特徴である。ブロックを移るときには、写真のような門をくぐったりする。

 

 

 

 

  豫園の出口のすぐそばに、老城隍廟がある。入場料は5元であるが、その中には線香代が含まれていて、線香も手渡された。

    線香を手にもってずっと歩いていく。

 

 

 

 

 

  入ったところは裏口だったわけで、表の入口まで行くと、線香を焼くところがあった。

 

 

 

 

 

  表の入口からでたあと、有名な南翔饅頭店に行ったが、テイクアウト、店内ともかなりの行列。並ぶのはあきらめ、すぐ近くの、上海老城隍廟小吃王国に入る。ここで、蟹入りの小 籠包を注文。

 

 

 

 

 

  この日も外灘へ行ったが、やはりかなりの人出である。南端から北端まで歩く。

 

 

 

 

  外灘の北端に、上海市人民英雄記念塔がある。この地下が、外灘歴史記念館になっている。この日は入場無料であった。

  外灘歴史記念館は、外灘に欧米列強諸国が進出し、共同租界が設けられ、第二次大戦後、それが廃止されるまでの展示をおこなっている。

 

 

 

  外灘の北側にある外白渡橋。イギリス人によって架けられた橋で、外灘歴史記念館にあった写真には、この橋を日本軍が封鎖しているものもあった。この橋の北側が日本租界であったようだ。

  この橋を一往復してみた。

 

 

 

 

  南京路のところまで戻り、西側に渡ろうとしたところ、地下道がすごい混雑。この地下道を渡るのに危険を感じたので、再び来た道を引き返し、少し北にある北京路の地下道を使って西側に渡った。

 

 

 

 

  北京路の地下道はすいていたのだが、南京路まで行くと、またすごい人出であった。

  南京東路を少し歩いて、河南中路の地下鉄駅から地下鉄で静安寺まで乗車。

 

 

 

 

  静安寺駅で下車して、地上に出たところがこの光景。あまりにも最近、改築されたばかりの寺であった ため、ここが古刹の静安寺とはわからなかった。

 

 

 

  寺の中に入ってみると、あちこちで工事中。仮の建物の中で、僧侶が儀式をやっていた。

 

 

 

 

 

  このあと、上海商城でこの夜の上海雑技団のチケットを入手しようとしたが、残念ながら、この日は、上海駅の北のほうにある馬戯城で公演があることが判明。

  で、南京西路を歩いて、まず上海展覧中心へ。ソ連の援助で作られたという、古い建物である。突き出ている塔の頂上にある★は直径4mあるという。

  10年前に上海を訪問したときに、ここを訪問して、両替と買い物を少々しているので、どうなっているか気になったのでやってきたのだ。

 

 

  内部は10年前と一変していた。以前は、さまざまものが売られる外国人向けのデパートであったのだ。現在は、貸し展示会場のようになっていた。訪問したときはマンションの展示販売をやっていた。

 

 

 

 

  続いて、呉江路休閑街へ。ここでは、焼き小籠包である生煎包を食べてみた。

 

 

 

 

  生煎包を割ってみると、熱い汁が飛び出てきてびっくり。しかし美味であった。

 

 

  

 

 

 

  さらに人民広場まで歩いて、上海城市規画館へ。上海の過去、現在、未来が展示されている。

 

 

 

 

 

  見ものであるのは、巨大な上海の市街地の立体地図。自分の家を探しているような人がたくさんいた。

 

 

 

 

 

  続いて、上海博物館へ。16時30分までに入館しなければならないので、急いでいたが16時に入館。閉館の17時まで、駆け足で見学した。

 

 

 

 

  館内は吹き抜けになっていて、明るい感じである。古代青銅館、古代彫塑館、古代陶磁館といったように分野別に各種の展示室があった。

 

 

 

 

 

  馬戯城へ行くため、まず地下鉄で上海駅へ。かなりの人出で、乗車券をもってないと駅には入れないようになっていた。

 

 

 

 

 

  大統路茶葉市場。上海駅の北にある茶葉専門の市場。茶の匂いのあふれている市場である。茶の店ばかり並んでいるのは壮観であった。

 

 

 

  上海雑技団の会場である馬戯城まで30分程度かなと思って上海駅から歩いたのだが、結局1時間くらいかかった。薄暗くなってきたうえ、次第に歩いている人も少なくなり心細くなった。

 

 

 

 

  当日券も手にはいり、見学できることになったが、馬戯城の近くには食事のできる場所がなくて困った。やむを得ず、館内でポップコーンを買って、食事代わりにした。

 

 

 

 

 

  公演は撮影禁止ということで、撮影できなかった。円形の舞台を取り囲んで客席があった。開演1時間前にチケットを買ったのに、正面前方の席が確保できた。逆に予約していた日本人団体客のほうが後ろになっていた。

  2時間にわたる公演は、迫力がありとても満足した。上海へきたときは、また見てみたい。

 

 

   

  終演後、急いで館外に出て、タクシーをキャッチして、ホテルへ急いだ。

  そのあと、食事に出たが、22時ごろまで開いている店は少なかった。開いていた店で食事。ホテルに戻り、シャワーを浴びたりしていると、またたく間に1時ごろになり、就寝。

 

 

 

 

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