1 日 目 |
この旅行は9月に行った。8月にANAプラチナの条件を満たし、10月からサービスを受ける。
今回は、まだ10月でないので、ラウンジが利用できることはまったく期待してなかった。 |
ラウンジでも無線LANが使えた。ミニPCはホテルで使うために持参したのだが、急きょラウンジでも使った。これからはホテルで使えなくとも、持てるなら、PC持参と思った。
1週間前までは特典が満席で表示されていたのが急にとれた。その割には空席が多い。 |
水平飛行に入ってまもなく機内食。皆、同じものが配られる。飲み物はシャンパンを頼む。 中国の出入国の書類が前回の訪問時以降に変更があり、記入内容などが簡素化されている。オリンピックで観光客をさばくための対策だったのかな。 ソウル上空を通り、昨年行った青島上空から北京に向かった。空港周辺は予想に反して緑が多い。北京空港は従来からのT1,T2にくわえてT3ができ、国際線のほとんどは巨大なT3から発着する。 |
ターミナル内でゲートから入国手続をする場所までの移動のためのシャトルがあるが、これがかなり長くて驚いた。徒歩でも移動できるが、かなりの距離だ。 入国審査は以前よりソフトムード。税関は通ったか通ってないかわからないくらいだ。そして機場快軌に乗車。25元(約375円)。 T1・T2に立ち寄り、東直門に向かう。30kmほどを20分で結ぶ。これは便利だ。2号線に乗り換えて、北京駅近くのホテルまで1時間以内で着いた。オリンピック直前に開業したという。 |
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「市政交通 一[上下]通」([上下]は上と下が縦に並ぶ字)というカードで、カード代は20元で、好みの金額をチャージする。自分の場合は、空港では気づかずにいて、東直門で乗り換えの時に見つけて買った。北京市内の移動と帰りの空港行きを合わせて50元くらいかと思い、50元チャージしたら、残りは1元だった。 |
ホテル最寄りの北京駅で下車。まずは、北京駅を撮影。 北京駅から歩いて10分ほどのところにあるホテルへ。途中、昔ながらの胡同が残っている。しかし、一部は取り壊されて高層ビルになっている。それでも、駅のそばに、昔の街並みが残っていたことに驚いた。いつまで、生き残れるだろうか。 ホテルは「北京中安賓館」でレセプションのある棟を抜け、別棟に部屋がある。4階だが階段で上り下りしなくちゃならないのがちょっと。1時間ほど休憩。 |
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しばらく休んでから、行動開始。再び、地下鉄で出かける。北京駅の東西に地下鉄への出入り口がある。ところが、保安対策のために、東側は出口専用、西側は入口専用になっている。それで、西側の入口まで300mくらいよけいに歩かねばならない。そして、X線による保安検査。 前門で下車。ここの天安門広場に入る出口でも、保安検査があった。ほかの駅では、出口では行われないが、天安門広場は、周囲の道路を横断して入るときにA辺安検査があり、広場に入る地下鉄出口でも検査があったわけ。 |
上は、前門。正陽門が正式名。とても高い門だ。天安門の南方にあり、皇帝はこの門を通って城内に入った。この近辺が、大きく変化しているらしいのだが、それは明日見に来ようと思う。 地下鉄の出口から大きな道路の対角線上にレトロ調だが真新しい建物があった。何かと思えば、鉄道博物館だ。もともと鉄道の始発駅があったところで、駅を復元して、博物館にしている。ここも、明日、見に来ることにしよう。今は故宮に急がないと、見る時間がないのだ。 |
天安門広場の一番南にあるのが、毛主席紀念堂。以前来た時には、遺体と対面。長く待たされたことや、荷物を預けさせられたことが記憶にある。しかし、今回は、開館は午前中なので、ひっそりとしている。(右) 広場中ほどでは、人民大会堂と人民英雄紀念碑。(下) 広場の一番北には、北京パラリンピックをアピールする回転するパネルが目を引いた。そう、今回の訪問はパラリンピック期間中だったのだ。(下右) |
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北京にやってきたからには、まず見たいのが天安門。全体を撮影できるのは、大通りをはさんで天安門広場の北端から。 前回の訪問のときには、この上にも上がって天安門広場を眺めた。毛沢東がここで中華人民共和国の成立を宣言した映像はよく見た。なかなか気持ちいい眺めだったが、値段も高いし、上がるのはもういい。 いよいよ、門の前の橋を渡って中に入る。右端の橋を渡り、門の下を通る。 |
門の前で立っている警官が交代する時間だったのだろうか。隊列を組んで行進してきた。冬服と夏服が混じっているが、どう区別されているのかなぁ。(左) さらに、端門をくぐれば、明・清の皇帝の宮殿である故宮の入口に到達する。(左下) そして、故宮の入口である午門。画像の右手と左手に入場券の売り場がある。この時点で16時だった。17時で閉まるから1時間でどれだけ見ることができるかなぁ。(下) |
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午門を入るとまず内金水橋を渡り、太和門と対面。まだこれは、門なのだ。(右) ここを過ぎると、いよいよ正殿である太和殿。大理石の基台の上にあり、中国に残る木造建築では最大のものだ。ここでは、皇帝の即位、婚礼、祝日の儀式、詔書の頒布などが行われた。(下) 内部の玉座をかろうじて撮影できた。(右下) |
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続いて、中和殿と保和殿。中和殿は、太和殿での儀式の前に皇帝が休むところ。保和殿は、明代には皇帝が儀式のときに衣装を着替えるところであったが、清の乾隆帝からは、科挙の最終試験の殿試がここで行われた。(左) ここまでが、外朝で公式なエリア。ここからは、内廷で皇帝一家の居住したエリア。その入口にあたるのが乾清門。(下左) 乾清門の下には一対の獅子。右手に握っている球は何だろうか。(下右) |
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乾清門の内側には乾清宮。明代と清の康煕帝まではここが皇帝の寝室だった。(右) 内廷の建物の額には満州語が併記されている。(右右) |
この時点ですでに16時50分。あと10分で閉まる。乾清宮の奥には、交泰殿と皇后の寝室である坤寧宮があるが時間がなくパス。代わりに、西側を回って外に出ることにした。まず、軍機処。清の中期以降、政策を決定する重要な機関になったが、建物は平屋の小さなものだった。(右) 内西路。この道に沿っていくつか建物があるが、めざすは養心殿。(下) 17時前に養心殿に到着。出てくる人をかきわけて、養心門から中に入った。(下右) |
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養心殿の内部を撮影すると同時に、ここの扉が閉じられた。養心殿は、皇帝が日常の政務をおこなうとともに、皇帝の居住場所であもあったところ。(左) 閉門時間がきているが、のんびりしたもので、あちこちですわったままの人がたくさんいる。トイレが見つからず、やっと見つけたら、17時を過ぎたためか施錠してあった。北の出口に向かう途中、変わった形の建物発見。(下左) 門を出ると日が沈む直前だった。(下) |
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故宮の裏門?からトロリーバスで王府井に向かった。このトロリーバス、架線のない区間に乗り入れて、普通のバスとしても運転できるというものだった。だから、意識して屋根を見ないことには、普通のバスかトロリーバスかわからない。(右) 王府井で降りるつもりだったが、歩行者天国のため王府井の途中で左折。次のバス停で降りたが、戻るのに少し歩かされた。
向かった先は、新東安市場。市場っても、今風のショッピングセンターだ。(下) |
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以前来た時には、古い商店が並んでいたはずだが、王府井もかなり変わったと思った。ちょっと面白みがかけてしまった。 新東安市場の中のフードコートで夕食。店が多いので、目移りがして困った。 結局、海鮮炒飯(上)と鍋貼(左)を注文。ICカードに希望の金額をチャージしてもらい、食べ物を受けとった時に差し引かれるシステムだが、あまった分はあとで返してもらえる。 |
夕食を終え、王府井大街を急いで歩いた。前回とは変わりすぎている。残念ながら、また来たいと思えるような通りじゃなくなってしまった。(右) このあと、地下鉄10号線の呼家楼そぐそばにある朝陽劇場で雑技を鑑賞する。19時30分開始なのだが、すでに19時。さぁ、間に合うかなぁ。 地下鉄10号線だが、この線もオリンピック開業直前にできたもので、この地下鉄がなければ、この劇場はバス利用となるので、ホント便利になった。
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とはいえ、地下鉄乗り換えでも時間がかかり、劇場に着いた時は19時29分。 劇場に入ろうとすると、チケットを外にあるブースで買うように言われ、逆戻りして、チケット買って入場した時は、はじまりのブザーが鳴り終わり、ちょうど第1の演目がはじまったところだった。
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席は何とVIP席と書いた枕カバーがついていて、前から4列目の中央。急いでいたのでチケットをよく見ないまま入場したので、休憩時間にはじめてチケットを見たら、確かに貴賓票と書いてある。チケット売り場には、180元、280元、380元と書いてあったので、たぶん380元の席だろう。もう開始されたので、売れ残りの高い席を180元で出してくれたのかもしれない。 、、、と思ったが、中央の前から4列目までは一番安い席だったのだ。どうしてかというと、雑技では、物が飛んでくる危険があるからのようだ。でも、よく見える席でよかった。 |
不自然な姿勢でバランスをとりながら皿回しをしたり、2段に縦につながった輪を両側から走ってきて同時にくぐるとか、はらはらさせられた。バランスをとれ、柔軟性があり、筋力もすごいって感じだった。
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帰路で見た、北京駅のライトアップ。昼間見るよりもずっときれいだ。 ホテルではネットを楽しんだ。HPで無線LANが無料で利用できるということで、ホテルを選んだのだが、無線LANはつながらなかった。そのかわり、有線LANもあって、そちらではつなぐことができた。LANケーブルも持ち歩いていてよかった。 |
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