3 日 目 

 早くも3日目。10時30分の空港バスで空港に向かうので、7時30分にホテルをチェックアウトして、使える時間は3時間。

 まずは、朝食。朝食は、キャンペーンで無料だったが、本来は15元(約200円)いるようだ。

 中国風のビッフェだが、なかなかよかった。右下の黒いのは、赤米の粥。

 オレンジジュースも熱いのがでてくるのが中国らしい。

 朝食のあと、いったん荷物をとりに部屋に戻って、すぐにチェックアウト。

 ホテル近くのバス停から城市広場まで行き、さらに乗り換えて、大禹陵にむかう。

 大禹陵は、伝説上あったとされるが、実在したかどうかはよくわかっていない夏王朝の王である禹を祀った陵だ。

 大禹陵に向う途中にあった魯迅中学。

 伝説上の王としては、まず「尭」。そして、「舜」に禅譲。さらに彼は「禹」に禅譲したという。そして、「禹」は夏王朝を開いたとされる。

 夏は殷に滅ぼされたという。殷は実在しており、紀元前17世紀から紀元前11世紀にあり青銅器や甲骨文字を使っていた。

 伝説上の王の墓はいつ作られたのだろう。そうした関心から、紹興の最後の訪問地に選んだ。

 入口を入ると延々と参道が続く。途中には動物などの像もおかれていた。ただ、どれもがそう古くはないものだった。

 20分くらい歩いて、陵墓のエリアに達したが、建物は比較的新しく、右の建物はコンクリート造りだった。右の建物の中には、禹の像もあった。

 はっきりとはわからないが、伝説上の陵墓があるということは昔から言われていたのだろうが、建物自体は、改革開放の時代になってから作られたのだろう。

 見学後、バスで紹興站に行った。

 バスを降りたところのこの建物だが、昔の紹興站じゃなかったのかなという雰囲気がする。

 10時30分の空港バスに乗車。空港には11時35分に到着。

 国際線のカウンターは税関検査を通ったあとにある。混んでいたけど、ビジネスカウンターを使えるので、あっという間に手続き終了。

 保安検査と出国手続きは、それぞれ5分づつくらい待たされた。

 待合室に入り、目に入ったのは中華航空機。中国で台湾の飛行機を見るのははじめてだ。

 このあと1時間ほどラウンジですごした。

 カップラーメンなどを食べながら、ネットで遊んだ。

 ここでの飲み物は紹興酒。紹興に来てから飲んだ紹興酒は、黒いものだったが、ここで飲んだのは茶色いもの。どう違うのかな。ここの酒の方が高級なもののよう ではあったけど。

 やがて、搭乗タイム。13時から搭乗ということだったので、13時に搭乗ゲートにいったら、13時20分にご案内ということで、すでにラウンジを出てしまっていたので、仕方なく、待合室のイスですごした。

 行きと同様、プラスチック製のワインボトルの、今度は白ワインをいただいた。

 フライトマップを見ると、杭州は台北よりも日本に近い。

 また、杭州・大阪のちょうど中間が長崎県の五島列島だ。

 こういうことを考えながら、今回の旅も無事に終了した。

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