2 日 目 |
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予定通りの行動に移す。午前中は市内から12kmほど離れた蘭亭へ。でも、午後はまだ決められない。昨日行けなかった市内の観光地プラス郊外の東湖にしようかと思っているが、十数キロ離れた[木可]橋鎮に行くかだ。 [木可]橋鎮は水郷の風情が残り、なかなかよさそうな古鎮だ。でも、そうすると市内がほとんど行けなくなる、、、もう1日あればいいんだけれども、、、([木可]は、木へんに可ということ) |
ホテルから5分ほどのバス停から3番のバスに乗車。路線バスは全部1元だと思っていたけど、このバスは多区間バスで車掌から切符を買わねばならない。中国語読みを知らなかったけど、ランティと言ったら通じた。3元(約40円)。 40分ほど乗車すると、蘭亭鎮政府が見えてきたので、下車しかかったが車掌に制止された。さらに10分ほど乗って、ここだと言われて下車。 |
10分ほど歩いて切符売場へ。 東晋の書家、王義之(義は本当は難しい別の字です)ゆかりの地だ。 「鷺池」の「鷺」は王義之が、「池」は子の王献之が書いたらしい。そばにはアヒルがいた。 |
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左も、王義之の筆によるものなのだろう。皆さん、写真をとっていたから。下は、その左の碑が置かれている建物。
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帰りも、3番のバス。いったんホテルに戻った。デジカメ用の予備の電池を持っていくのを忘れたからだ。 でもホテル近くのバス停の名を知らない。車掌にどう言えばよいのか、、とっさに、指3本出したら、3元の切符をくれた。行きよりも早く、35分くらいでホテルに戻れた。 ホテルへの帰りのバスで、午後は市内を回ることを決めた。[木可]橋鎮も行きたいけど、まずは市内を回ることを優先することにした。 |
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15分ほどで、「倉橋直街歴史街区」の入口に到着。倉橋直街は、府山公園から府山横街を抜けて魯迅西路までまでの小道で、昨日に行った八字橋のエリアと同じく、昔ながらの街並みと水郷が溶け合っている。 ただ、八字橋付近はほとんど観光地化していないが、こちらは観光地化している。 |
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それでも、生活臭がしていて、歩くのが楽しいエリアだ。 府山横街のあたりへ来ると食堂がたくさんある。 |
注文したのは、この店でも一番値段が高い部類の黄鱔牛肉麺(タウナギ牛肉麺)。っても、25元で約330円だが。一番安い野菜だけの麺だったら10元。 上に載っている黒いものが、タウナギのぶつ切り。細いたタウナギを甘辛く煮て、それをぶつ切りにしてある。日本のうなぎ蒲焼よりは辛い味付けだが、身の味や身の柔かさはわかる。うなぎとタウナギ、見た目は同じようだし、味も似た感じのようだ。 |
牛肉は麺の中に隠れている。焼豚の牛肉バージョンって感じの牛肉。スープはしょうゆ系の味付けだが、しょうゆじゃないだろうから何を使っているのだろう。麺は平麺で、きしめんを細くしたような感じだった。 |
食後は府山公園へ。ます革命烈士記念碑。革命は辛亥革命のこととか。このあと、越王殿へ行こうとしたが行けずじまい。公開していなかったようで、上から見渡しただけ。
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解放南路の道の中にある秋瑾烈士紀念碑。辛亥革命前の紹興出身の革命家の碑。処刑の場所に辛亥革命後、碑が作られた。 |
いったん解放南路と人民西路を歩き、再び倉橋直街へ。 倉橋直街も、人民西路よりも南になると、観光地化していなくて、人通りも少ない。生活感はよりまして、運河で洗濯をしている様子も見られた。 この近くに、明の文人画家、徐渭の旧居である青藤書屋があるので行こうとしたが、なかなか見つけられなかった。 結局、見つかったが、なかなか見つけられず、行ったり来たりした。 |
2室だけの小さな建物。庭に入る丸い入口が印象的。窓は格子になっているのも特徴。
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15分ほどの乗車で東湖風景区に到着。バスを下りてすぐ後ろに、同じ1番のバスが走っていた。こちらはガラガラ。だんご運転だ。これなら後ろのバスに乗ったのに、、 東湖は、昔の採石場だった所を利用した人工的な池。それが、きれいな風景になったということらしい。 |
橋を渡り、道なりに左に行くと、烏篷舟(足こぎ舟)乗場があった。たくさんの船が客待ちしていたが、この日は観光客も少なく、商売あがったりだったことだろう。船が進む水路の両側には、きとんと整備された歩道があって、歩いていくのに問題はない。 20分ほどかけて、東湖の一番奥まで行った。一番奥には楼閣を模した休憩所があった。 |
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帰りは、行きとは違って、細長い池の反対側の道を歩いた。こちらは絶壁の下をたどるようなルートになっている。絶壁が水面に映る様子もなかなかきれいなものだ。
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1時間20分ほどで一番奥まで行って帰ってくることができた。 東湖を出たのは16時30分ごろだったが、西の空がもう赤く染まりかけていた。 1番のバスで市内に戻ったのだが、またしてもバスがなかやってこない。やってきたと思ったら満員。そして、降りたら、またしても、ダンゴ運転だったと、まったくついていなかった。 |
解放南路でバスを下りて、咸亨酒店に向かった。 その途中で発見した、公衆便所の案内図。このようなものがあったのかと感心。 |
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咸亨酒店は魯迅の小説『孔之己』(こんいーちー)にも書かれているそうだ。 上の画像でわかる通り、道路側の壁がないオープンなつくりになっている。客の多い時には、外にもテーブルがおかれるようだが、かなり寒くなってる時期だけあって、外にはテーブルがでていなかった。 上の画像で、右手に出っ張ってる建物があるが、そこで料理を買い求め、左側の建物のテーブルに運んで食べるようになっている。また、料理を買う際には、カードに希望金額をチャージしてもらい、そのカードで支払いをする。 |
カードで余った金額は、帰る際に返金してもらえるので、忘れないように。 臭豆腐だけは、出っ張っている建物の一番右端で揚げて売っている。臭豆腐が一番人気のメニューのようなので、食べようと思っていたけど、結局は下の3品だけでお腹が膨れ、臭豆腐はやめておいた。 また飲み物は、熱々に温めて、どんぶりに入った紹興酒をいただいた。黒い紹興酒だった。紹興酒は、左手の建物の一番左で買う。これもカードでだ。ちなみに紹興酒は10元だった。 |
右 えびの塩ゆで 下 豚肉の脂身を野菜(名前不明)の上で辛く蒸したもの 右下 鶏のロースト 陳列されているものを指差しするので、料理名は不明。
これだけで満腹になり、臭豆腐は食べなかった。 |
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左は、ホテルへの帰り道に通った城市広場。 |
あと、昨日買って食べなかったカップラーメンも食べた。 |
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