1 デ ュ ッ セ ル ド ル フ へ
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1995年以来、18年ぶりのドイツ旅行だ。18年前はドイツ各地をめぐる長期の旅であったが、今回はごく短期の旅。 ドイツ内の行先は、デュッセルドルフをベースにしてルール地方の諸都市。ルール地方はドイツをリードする重工業地帯として有名であったが、今や斜陽化。18年前はケルンからハンブルクまで鉄道で直行したときに、通過しているのだが記憶はまったくない。 今回は、ルール地方の現在をしっかり見てこようと思う。そんな旅はJL3002で伊丹から成田に向かうところからスタート。前回のドイツ旅行は、初めて関西空港からスタートする旅だったが、今回は成田から出国だ。 |
座席の予約時には、この日のJL3002はSS7と呼ばれる新型座席で運航されることになっていて、クラスJを予約したところ、個室感のある新型のビジネスクラス座席を席だけ利用できることになっていた。 ところが、乗り込んでみると、ガァ〜ン。従来型の座席であるシェルフラットネオであった。それでも快適ではあるのだが、期待していた分の反動で残念に思ってしまった。 |
飲物サービスは、”今月のこだわりドリンク”のトマトジュースをいただいた。 さて、この便は成田からどこ行きになるのだろうか。シェルフラットネオの便であることや、時間帯から考えてフランクフルト行きではないかと考えた。もしそうなら、成田行きは8Dに座っているのだが、フランクフルト行きの座席も8D なので、同じ席に座ることになる。
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実際、フランクフルト行きの搭乗券には成田のゲートが64と書かれていたのだが、JL3002が入ったゲートも64。これで、2つの便の座席が同じ座席だと確定した。 成田では内際連絡通路を使ったのだが、珍しく混んでいた。他空港からのJAL便が着いた直後だったのだろうか。 |
出国後はJALファーストクラスラウンジへ。成田乗継で出国するときは、ここで遅い朝食をいただくことが定番になっている。この日も、5時に自宅を出発したのだが、10時前にラウンジに着くまで何も食べずにがまん。ただし、このあと機内食が待っている。今回はビジネスクラスなので、機内食が食べられなくなると困るので、ラウンジ飯もセーブしておく。 |
搭乗時刻となり、64ゲートに向かう。先ほど成田まで乗ってきたばかりの機材に再び搭乗する。
この便は最近では珍しく、コードシェアのない便のようだ。 |
入口にはSKY
WiFiの表示がある。機内にも表示があって、成田行き搭乗中から、同じ機材でフランクフルトに行けるなら使わなくっちゃと思っていた。 SKY WiFiが欧米線の一部で可能になっているのは知っていたが、JL407を予約したときにはフランクフルト便はまだ対象外だった。JL3002搭乗中に同じ機材がフランクフルト行きになるなら使えると初めて知ったのだ。 |
自分の座席であった8D。上のほうにあるクラスJの写真と同じ席を撮影したものだ。 機内は7〜8割の搭乗率。3人席の中間席はだいたい空席だったが、自分の隣席は埋まった。 ほぼ定刻に出発。 |
水平飛行に入り、最初のドpリンク。シャンペンをいただく。 |
SKY WiFiも利用可能になったので、使い始めた。料金は約20ドルで、この料金そのままだと高すぎる感じがする。人工衛星を利用するなど、特別なシステムなので、高めの料金になっているのだろう。あらかじめ利用登録をしているダイヤモンド・JGP会員がJALカードで支払う場合は、後日、支払った額が払い戻されるので、はじめて使ってみた。利用登録はいつ使うかわからないが、ずっと前にしておいた。 |
食事開始。まずはおつまみ。飲物は白ワインに。白ワインは3種あって、フランス産のものにした。 |
食事は洋食の肉料理を選んだ。オードブルは、野菜に隠れてしまってよく見えないのだがマグロのタルタル和え。これだけでもずいぶんボリュームがあった。 |
メインは、ブッフブルギニオン。牛肉と牛タンの赤ワイン煮込みだ。 最近、JALビジネスクラスの肉料理はいろいろ工夫されていて、いろいろなものが出ている。以前は、フィレステーキが定番だったんのだが、様変わりしたようだ。工夫しているのはいいことだが、こういうときくらいステーキをいただきたい気持ちもあり複雑な気分だ。 |
デザートは、抹茶のムースの上にマカロンがのったもの。マカロンは、ジャンポール・エヴァンのもので、マカロンの上にさらにチョコレートがのっている。 食事のあとは、3〜4時間、SKY WiFiをしたり眠ったりしてすごした。 |
2食目はアラカルトで少しずつ頼んでいった。最初にハンバーグとミニお好み焼き。飲物は白ワイン、甲州。 |
東京香味カレー、オニオンチキン。 |
チーズ盛り合わせとフルーツ。飲物はフランス産の赤ワイン。 |
ヘルシンキ付近までやってきた。あと1時間30分ほどだ。 下左 最後にオーダーしたのはアイスクリームとハーブティー。 下右 フランクフルトには定刻より少し早く16時45分に到着。入国審査場はすいていて、あっという間に通過。フランクフルト空港はスターアライアンス以外は第2ターミナルを使用。スカイラインでスターアライアンスが使う第1ターミナルに移動。さらに、鉄道駅へ向かった。 |
第1ターミナルに向かうスカイライン。スカイラインに乗る前には第2ターミナルで、乗ったあとは第1ターミナルで携帯ショップを探したのだが見つけられなかった。 鉄道駅からは18時9分発のICEに乗車するので、移動にかかる時間を差し引いても30分程度の余裕があり、かなり探したが見つからなかった。デュッセルドルフに着くのは20時前なので、空港でSIMを買えなかったら、本日中に買うのはまず無理だ。しかし携帯ショップが見つからずあきらめた。鉄道駅近くで1店舗見つけたのだが、閉店だった。 |
鉄道駅には18時前に到着。今回はDB(ドイツ鉄道)の「RAIL & FLY」を利用。個人で購入するのではなく、航空会社がフランクフルトまでの航空券とともに販売するチケットだ。JALはフランクフルトを行先にする客で、このチケット の希望者に無料でサービスしている。ルフトハンザの場合は、有料で片道29ユーロで販売している。他の航空会社については調べていないが、JALの無料サービスはありがたい。今回は、フランクフルト空港駅からデュッセルドルフHbf往復で利用することにしたが、現地でチケットを買えば片道78ユーロ、1万円弱、往復だと2万円弱なので使う価値がある。これを自動券売機で発券するのだ。 |
上 券売機で発券したRail
& Flyのチケット。行先はRailway Germanyとあり、ドイツ内の駅を自由に選べるようだ。翌日も有効で、到着日はフランクフルトHbfまで行って泊まり、翌日に目的地まで移動するという使い方もできるようだ。 左 フランクフルト空港駅のホーム。 |
乗車したのはICE104、アムステルダム行き。ICE504ケルンHbf行きが併結されている。 |
上左 ICE104に乗車。 上右 車体を見ると、始発駅はバーゼルで、アムステルダム行きという国際列車であった。 左 車内の様子。指定席になっている場合は、窓上の部分に電光で表示されるのだが、ほとんどは自由席だ。空席を見つけて座る。 |
座席には、詳しい乗換案内が置いてある。各駅ごとに長距離列車だけでなく、近郊電車のSバーンまで掲載されている。 乗車したICE104は、フランクフルト空港駅を出た後、ボン/ジーグブルク、ケルンHbfのみに停車して、デュッセルドルフHbfに到着する。ボン/ジーグブルグの手前まで高速専用線を通り、そのあとは在来線に乗り入れている。ケルンHbfでは、併結のICE504を切り離すため、12分とやや長く停車した。(Hbf=ハオプトバーンホフ=中央駅) |
デュッセルドルフHbfには19時38分着。ホテルはHbf近くのベストウエスタン・アンバサダーを予約している。歩いて5分でホテルに到着。 それにしても寒いくらいだ。気温は10度。秋になっても猛暑が続く日本より20度ほど低い。 チェックインを終えて部屋に入るとちょうど20時。疲れていたので、食事に出るのは控えた。 下左 部屋の中。 下右 シャワーとトイレ。 |
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