2 エ ッ セ ン |
エッセンへ |
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![]() 上右 ホテルは朝食がついておらず、別料金だったので、駅構内で食べることにした。ところが、サンドイッチなどを売る店は何軒もあったが、店内で食べられる店はわずか。その1軒に入った。 左 ハンバーグサンドとコーヒー。 |
![]() 高架駅のホーム下には自由通路があり、その両側には店が並び、店の合間にホームにあがる階段があるって感じだ。朝食を食べた店も、ホーム下の店のひとつだ。 |
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![]() エッセンまで緑が多く、森や草原の中にポツポツと集落が時々現れる。工業地帯という思い込みからもっと工業地帯らしい風景が見られると思っていたが、意外にも大都市郊外の住宅地、それも緑の少ない日本の近郊住宅地からは想像できない景色だ。 |
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![]() Uバーンは路面電車が地下化されているものをさし、少し郊外に行くと地上を走る路面電車と区別はしていたが、そんなに違いはない。これに対して、以前乗ったベルリンやミュンヘンのUバーンは大型車両を使った本格的な地下鉄だった。 |
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ツォルフェライン炭鉱跡 |
![]() あとでガイドツアーで回ってわかったのだが、この建物の中にはエレベーターがあって、地下数百mから掘り出した石炭を引き上げている。そして、建物の中では石炭を種類ごとに分けたり、洗浄したりしている。建物の外観は美しく、中が工場になっていることは想像しがたい。 |
![]() 下左 長いエスカレータ。 下右 上がったところにある受付。到着したのは10時すぎで、11時20分のガイドツアーを予約した。それまでの間に、受付のある建物の中にあるルール博物館を見学する。ガイドツアーが9ユーロ、博物館が6ユーロ。 |
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![]() 展示内容はルール地方の自然や歴史を紹介したもので、炭鉱とは直接の関係のないものである。 上の階を見て下の階に移って行ったのだが、一番下の階まで下がったあと、受付のあった階へ戻るエレベータがわからず、階段を上った。 |
![]() メインの第12坑の建物は1932年にできたので、ヒットラーはそのしばらく後に訪問したのだろう。 |
![]() ここはエレベータで石炭を引き上げたあと、分別して、種類ごとに別の場所に運搬する施設だと思う。なにしろ、ガイドツアーはドイツ語で99%意味不明なので、正確にはわからない。 |
![]() とても美しく、現代的な建築なので、ナチス時代からあったことに驚かされた。その後、1986年まで稼動していたという。 |
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![]() 下左 炭鉱夫の休憩所か。 下右 第12坑の建物内の見学を1時間ほどで終え、いったん外に出た。 このあと、先ほど上った長いエレベータを再び上がり、ルール博物館とは別の入口から、ガイドツアーだけで見学できるエリアに入る。 |
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![]() 別の方向に目を移すと、別の縦坑のエレベータが見える。そして、炭鉱跡の敷地内も敷地の外も緑が多いのが印象的だ。 |
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![]() 炭鉱跡は3つのエリアに分かれていて、第12坑のエリア、第1/2/6坑のエリア、コークス工場のエリアだ。 第12坑のエリアはガイドツアーで歩いたので、次にコークス工場のエリアに向かった。コークスは石炭から硫黄やコールタールを抜いた炭素の純度を石炭より高めたものだ。鉄鋼業では高炉の燃料としてコークスが使われる。 |
![]() 下左 コークス工場のエリアにあった特徴的な施設。化学薬品の処理をおこなっていたのだろうか。 下右 コークス工場を見たあと、第1/2/6坑のエリアへ。ここにも石炭を引き上げるエレベータがあったが、第12坑のものよりは小規模だった。 |
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しかしすでに14時30分を回っていた。このあとエッセンでほかにも行きたいところもあるので現代デザインには興味をもっていないこともあり、パスすることにした。 これで約4時間の炭鉱見学を終えた。 |
クルップのヴィラ・ヒューゲル |
![]() 写真の中の黄色いボックスが改札機。チケットを購入したら、必ず改札機で日付などを刻印しなければならない。実は、デュッセルドルフからエッセンに向かったときには完璧に刻印を忘れていて、路面電車でツォルフェラインに向かうときに初めて気づいた。DBでは車内改札があったのだが、何も注意されなかったのだが、危ない、危ない。
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![]() 閑散とした繁華街を歩いたが、携帯ショップは見つからなかった。あっても、閉店していただろう。この時点で、この旅行ではSIMを買って、i-phoneを使うのはあきらめた。 |
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![]() 上右 メニューを見ると、メルツビールというビールに印がついていて、おすすめ?なのかなとか思って注文した。印はノンアルコールビールの意味だったのだ。ノンアルコールといっても味はビールと変わらない。 左 料理はガルテン・シュニッツエル。トンカツの上にブロッコリーとマヨネーズがどっかりのっている。そして大量のポテト。 |
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![]() 上右 S6の車内。 左 10分少々でヒューゲル着。緑に囲まれた小駅である。 |
![]() クルップは鉄鋼業からはじまり、鉄道車両や兵器などをつくっていた。ナチス時代などでは特に軍需産業の比重が高かった。戦後も大企業であったが、近年同じ鉄鋼業中心のティッセンと合併し、ティッセンクルップとなっている。 |
![]() 下左 クルップ一族の団らんの場だったのだろうか。欄干や天井の装飾もとても細かく作ってある。 下右 2階のホール。太陽光をとりいれられるようになっている。いまもコンサートの会場としても使われているようだ。 |
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![]() ヴィラ・ヒューゲルを出るともう17時。丘の下にはルール川が流れ、川沿いの景色もよさそうなのだが、もう一箇所、訪問したくてパスした。 |
アルトビールを飲みウィンナーとザワークラウトを食す |
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![]() 上右 ケトヴィヒ旧市街地にて。 左 こちらも旧市街地にて。昔の建物がそのまま残っているところと、昔風に復元しているところがあるが、見た目は古い街並みだ。 |
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![]() 左 反対側を見ると、水位がとても高い。そうか、橋だと思っていたのは、小さなダムだったのだ。こちらは上流側のダム湖になっている側。歩く途中に水門らしきものもあった。 |
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左 ダム湖の反対側にある無人駅。ケトヴィヒの次の駅だ。線路が少し高いところにある。 上 Kettwig Stauseeという駅だが、Stauseeは「ダム湖」だ。 |
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![]() 上右 路面電車に乗車。ハインリヒ・ハイネ・アレーで下車。 左 すぐに旧市街が広がる。飲食店が多く、一軒のビアホールに入った。
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左 アルトビールを飲んだ。デュッセルドルフはアルトビールの名産地だ。温度管理が難しい時代に多かった上面発酵で醸造しているのでAlt(=old)ということらしい。2杯いただいた。 上 コースターには黒い線が入っているが、これは1杯目の印。2杯目を頼むと線が追加された。 |
![]() ザワークラウトはキャベツの漬物で、これが大量に盛られている。ウィンナーなど肉料理と相性がよいと思う、大量にあったが、最後まで美味しくいただけた。 地下を走る路面電車でHbfに戻り、ホテルへ。長い1日が終了。 |
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