1 22 年 ぶ り に ベ ル リ ン へ
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JL415(成田→パリ)搭乗記 |
今回の旅行は、約6か月ぶりに伊丹からの出発だ。この間、関空からの出発が続いたためだ。 前回の伊丹からの出発だった2016年10月、約1週間後に、保安検査場の上にあるJALサクララウンジがダイヤモンド・プレミアラウンジに変わることになっていた。とはいうものの、内装工事は行われておらず、内装や椅子などは、変わらず、食事が追加されて、ダイヤモンド・プレミアラウンジになるのだろうと予測できた。1週間後に、変わったあとの利用者の報告を読むと、やはり食事以外は、以前と変わらないというものであった。 |
ダイヤモンド・プレミアラウンジになってから、すでに6か月近くたっているのだが、利用するのははじめてだ。やはり、内装や椅子などは、サクララウンジだったときと変わっていない。 変わったのは食べ物が豊富になったことだ。おにぎり2種、パン2種に、味噌汁と担々スープがいただけるようになっていた。おにぎりとパンを1つずついただき朝食とした。味噌汁それに、コーヒーカップに入っているのは担々スープだ。そしてビール。なかなか美味しい。昼前からはカレーパンもいただけるが、この時間帯はない。 |
上左 成田行きJL3002の搭乗時刻が近づき、ゲートへ。ここで、伊丹空港のターミナルの工事を知った。南のANA側と北のJAL側をつなぐ通路が閉鎖。その通路に設置されている14番ゲートへも行けない状態になっている。以前はJL3002は、14番ゲートから出発していた。今回は16番ゲートだ。 上右 JL3002は国際線用のB767であった。最初に予約を入れたときには、B777が使われる予定になっていて、SS7のビジネスクラスがクラスJとして利用されていて、クラスJを予約していた。しかし、それが機材変更によりB767に変わったことが、ホームページで予約確認したときに判明。そのときは、国内線用のB767に変更になったものとばかり思っていた。国際線用のB767への変更とはじめて知った。 左 JL3002では、クラスJはビジネスクラスの席を利用しているのだが、古いタイプであるスカイラックス。国内線用のクラスJよりは座りごこちらがいいので、良しとしよう。でも、B777のSS7の席に座れることを期待していたので、ちょっと残念だった。 |
飲物サービスではコーヒーをいただいた。 このあと、シートを倒して、しばらくくつろいだが、まもなく降下に入り、席を戻した。 成田に到着。乗ってきたばかりのB767は上海行きになるようだ。内際連絡通路を使い、保安検査場も出国審査場もほとんど待つことなく通過し、国際線制限区域へ。 |
上左 すぐにファーストクラスラウンジへ。荷物を置いて向ったのは、握り寿司コーナー。出発前に、その場で握ってもらえる寿司をいただけるのはうれしい。 上右 まぐろ3貫を握ってもらった。 左 そのあと、いろいろつまみながらシャンパンをいただいた。 |
締めには、ビーフゴロゴロのカレーをいただいた。ご飯は少しにしておく。 下左 搭乗時刻が近づき、ゲートに向った。 下右 搭乗したB787、パリ行き。 ベルリンに行くのにパリ経由にしたのは、予約のとき、旅行を考えていた日は、欧州方面でマイルを使ってビジネスクラスにアップグレード可能な席が成田発パリ行きに1席残っていただけだたからだ。同じく、帰国日はフランクフルト発成田行きで1席残っていただけだった。今回はマイル利用でアップグレードしていこうと思っていたので、必然的に、行きはパリ行き、帰りはフランクフルト発の便となった。 |
B787のスカイスイート化された機材はSS8とSS9がある。B787の場合はSS8、B787-9の場合はSS9だ。今回は行きがSS8、帰りがSS9利用で、どちらも今回の旅がはじめての利用だ。 SS8は、両方の窓側に席が1席、中央に2席がある。SS7なら両方の窓側が2席、中央部が3席なので、機体がやや小さいことがわかる。 下左 窓側の1席は、前後で少しづつずらして席を配置してある。 下右 自分の席。 |
左左 今回JALでは初めて、離陸前のウエェルカムドリンクを経験した。シャンパンとオレンジシュースがあり、シャンパンをもらった。 左右 水平飛行に入ってからの飲物は、獺祭(だっさい)を選んだ。人気の日本酒で知られているが、初めてJALの機内の日本酒に採用されていたので、迷わずに選んだ。 下左 おつまみ。獺祭をちびちび飲みながらいただいた。 |
上右 前菜。生野菜のサラダだが、青い葉など見たことがないものが混じっていた。 左 サーロインステーキ。柔らかく、美味しくいただけたが、少し量的に物足らなかった。 下左 コーヒーとデザート。 下右 非常口付近には春を感じさせるサクラの造花が美しい。 |
2回目の食事は、野菜カレーと野菜サラダを選んだ。 下左 フルーツとコーヒー。 下右 到着が近づいてきた。ラストオーダーを聞かれたので最後にもう一品頼んだ。 |
上左 チキンサンド。これは冷えた状態のもので、美味しくなかった。珍しくハズレ。 上右 アイスクリームと紅茶。アイスはディーン&デルーカだった。 左 シャルル・ドゴール空港に到着。シャルル・ドゴール空港は、1年3か月ぶり。前回はオランダに行ったときに、往復ともパリ経由にしたので利用している。前回は、度重なるテロの影響で、今までになく厳重な入国審査があり、乗継でどこに向うか聞かれたりした。ところが今回は、昔と同じように、ほとんどパスポートも見ないような入国審査だった。おかげで、スタンプは、普通なら押されないはずの追記欄(パスポートの最初のほうのページ)に押されていた。 そのあと、ターミナルの移動。ターミナル2Eに到着後、ターミナル3に向う。ベルリンへはエア・ベルリンで向かうのだが、半LCCといえるエア・ベルリンは、LCC用のターミナル3を使うのだ。ターミナル1と2を結ぶシャトルに乗車し、中間にあるターミナル3で下車する。 |
パリからベルリンへ |
上左 ターミナル3はシャトルを下車後15分ほど歩かねばならない。通路は屋根はついているが簡素なもの。途中にバスターミナルがあり、シャトルの中間駅はもともとはバスターミナルのために作られたような感じだ。 上右 さらに歩き進むと、幹線道路を横断歩道で渡ったり、高速道路の下の長いトンネルを歩いたりする。 左 ようやくターミナル3に到着。いかにもLCC用らしい、プレハブ製の工場って感じのターミナルだ。エア・ベルリンのカウンターを探して、チェックイン。 |
上左 保安検査場で30分近く待たされ、搭乗に間に合うかドキドキさせられた。ぎりぎり搭乗時刻に間に合ったと思えば、それからまた20分待ち。搭乗時刻を早めに指定しているのはLCCによくあることだ。 搭乗便は、ベルリンのテーゲル空港行きAB8297。 上右 しばらくゲート前で待った。ゲートにはブリッジはなく、このターミナルはバス連絡専用だった。 左 搭乗機は、エアベルリンの姉妹会社のオーストリアのニキ航空の塗装がしてあった。搭乗するのは純然たるエアベルリン便でコードシェアではないのでニキ航空はエアベルリンと一体化して運航されているのかもしれない。 |
エアベルリンはLCC的な会社であるが、無料の機内食が提供されるという情報もあって、期待していた。しかし、無料の機内食はなく、有料のものも特に試してみたいものはなく、機内販売では何も買わなかった。買っていた人も少なかった。 下左 1時間40分ほどの飛行でテーゲル空港に到着。着いたのはターミナルEで簡素な建物でエアベルリン専用の感じだった。復路でわかったが、メインのターミナルであるターミナルAもエアベルリンがチェックインカウンターの多くを占め、この空港の主役はエアベルリンだと実感した。 |
上右 ターミナルEから10分ほど歩いて着いたターミナルA。これがメインのターミナルだが、何とも古いつくりで小さなターミナルだ。首都の玄関空港とは思えない。現在、新空港(ブランデンブルグ空港)が建設中で、新空港ができれば、テーゲル空港は廃港される。 左 ターミナル案内図。右上がターミナルE、左上がターミナルA。赤丸が案内図の位置で、上のターミナルAもここから撮影した。このすぐそばから空港バスに乗車した。 |
X9の空港バスに乗車。ベルリンの市内交通はSバーン、Uバーン、バス共通の1日券があり、市内中心部のAゾーン用。市内中心部とその周辺部を含んだABゾーン用などがある。テーゲル空港はBゾーンにあるので、ABゾーン用の1日券を買って、X9の終点であるツォー駅まで乗車する。 下左 車内には荷物置き場もある。 下右 20分ほどで終点のツォー駅に到着。 |
上左 ホテルに向う途中、ツォー駅の1階にあるスーパーに飲物などを買いに立ち寄り。 上右 アンペルマンと言われる、小人を描いた信号。旧東ドイツで使われていたもので、統一後、旧西ベリリンでも使われるようになり、現在ではほかのいくつかの旧西ドイツの街でも使われるようになったという。旧東のものが統一後、全国で使わるという例はほとんどないが、信号だけは別のようだ。 左 バスの車窓からホテルが見えていたので、迷わずにホテルに到着。ウィンダム・エクセルシオールに4泊する。 |
室内。古い感じのホテルだったが、室内はきれいに整備されていた。部屋は思っていたより広く、冷蔵庫も使えてよかった。シャワーではなくバスであったのもよかった。 長かった初日が終了。 |
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