5 ア ン テ ィ グ ア (1)
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パナハッチェルでも、ホテルは朝食がついてなかったので、サンタンデール通りの観光客向けの店へ朝食をとりに出かけた。 卵の右上にあるのは、ミニバナナを焼いたもの。卵の上にあるのはフリホーレス(豆を煮込んだもの)。 なにしろ、ホテルから出発が10時なので、この日はゆっくりできた。 |
まずは前日来4度目になるアティトラン湖畔へ。 1度目は船に乗る前、2度目は船で戻ったとき、3度目は夕食時に夕焼けをみたとき。これで、アティトラン湖ともお別れ。もう2度と来ることがないかもしれないと思うと、なんだか去りがたかった。 このあと、ホテルの前まで戻って、はじめてとなる湖とは反対側にある市場や教会があるエリアに向かった。 |
上左 市場にて。 上右 教会。前の広場には大きなクリスマスツリー。 左 教会ではミサがちょうど終わったところだった。 10時に迎えにきたシャトルはほかの宿に立ち寄って10時20分ごろにパナハッチェルを出た。 |
アンティグアに向かうルートは、ジャンクションには立ちよらず、アンティグアに直行する短絡コースだった。 窓際の席を確保できたので、通過する村々の市場などを撮影することができた。なにしろ市場付近はかなりの人だかりがしていて、シャトルが徐行運転しなければならなかったからだ。 下左 道路わきにでていたフルーツの露店。 |
2時間半ほど乗って12時ごろアンティグアのホテルに到着。1日目と同じホテルだ。まずは、ホテルで少し休もうと思ってたのだが、部屋に入れるのは15時以降だという。 それで、玄関脇で必要な荷物だけを取り出して、あとはホテルで預かってもらい、観光に出かけることにした。 アンティグアは1543年から1773年まで植民地政府の首都があったところだ。しかし地震で破壊され、グアテマラシティに首都が移された。 |
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(1)総督府 ↑ いろいろなオフィスに使われ、中の見学はできない。右手に少し見える広場は中央広場。
(2)カテドラル ← 中央広場の東側にあるバロック様式の建物で、アンティグアの守護聖人サンティアゴが祭られている。 |
カテドラルの内部。何かのミサが行われるのだろうか。人々が集まってきていた。 現在使われているカテドラルの裏手には廃墟がある。ここは入場料が必要で、地震で崩壊した建物の跡だ。 その規模は現在のカテドラルよりも大きなものだ。(下左および下右) |
(3)コロニアル美術館 植民地時代の宗教絵画の展示が中心。 興味が薄く、駆け足での見学となった。 かつては、メキシコシティ、リマ、ハーバードに次ぐ米大陸で4番目の大学であった、サン・カルロス神学校であった。 |
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4)エルマーノ・ペドロ教会 現役の教会でにぎわっていた。左手が大聖堂だが閉まっていて、右手の修道会のみ入ることができた。
クリスマスを祝う飾り付けが内部のいたるところにされていて、それを見学できるように開放していたようだ。 |
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5)サンタ・クララ修道院 かつての修道院の廃墟。
中庭には花が咲き誇っていて美しいところだ。 |
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6)公共洗濯場 今も使われている洗濯場。
右 背後にあるのはサンタ・クララ修道院。 |
右 アンティグアの街並み。 ほとんどの建物は平屋や2階建てで高い建物はまれである。 注目したいのは道路。石畳になっているのがわかるだろうか。アンティグアの道路はほとんだが石畳だ。 車がスピードを出せないのは環境や事故防止の面から良いことだが、歩行者も歩きにくいのはつらかった。 |
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7)サン・フランシスコ教会 現役の教会としては、アンティグアで最大の敷地面積である。 病を癒す聖人エルマーノ・ペドロの墓がある。(下左) 現役の教会の建物の背後には廃墟が残されている。(下右) |
サン・フランシスコ教会の敷地内では、いくつかの屋台が出ていた。 すでに14時半ごろで、遅い昼食を屋台のホットドッグでとることにした。 |
そのホットドッグだが、すごいボリュームがあり、とても美味しく感じた。 このあとは市庁舎へ。中央公園の北側にある。総督府と同じような建築だが、横幅が短い。 中で見学できるミュージアムがあるが、この日はパスして別の日に見学することにした。 このときは、向かって右側のほうの道路を少し奥に行った部分に入居しているツーリストポリスに向かったのだ。 |
このあと十字架の丘に行くのだが、その上り道は強盗が出没するいう。
そこで、11時と15時に警官が観光客をひきつれ十字架の丘に上ることになっている。 15時のほうに参加した。はじめに利用者名簿に記入、時間がきたら出発だ。警官と一緒に丘まで行き、一緒に帰るというものだ。 もっとも、帰りは気づかぬうちに一団が帰ってしまい、恐る恐る単独で丘を下った。 |
(8)十字架の丘 アンティグアの北側の丘からは市街地がきれいに見渡せる。その向こうにはグアテマラ富士とも呼ばれるアグア火山が見える。アグア火山は3766mで、富士山の3776mと10m違いだ。
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アンティグアにはガイドブックには書かれていない小さな廃墟もたくさんある。 これは十字架の丘から下りたところの近くにあった廃墟。 |
(9)カプチナス修道院 ここもかつての修道院の廃墟。
中庭は花がとてもきれいだった。 |
(10)メルセー教会 現役の教会で美しいクリスマスの装飾が飾られていた。現役部分の奥にかつての教会の廃墟がある。 廃墟いっても、建物は原形をとどめていて、これまで見てきたほかの教会の廃墟とは違っていた。 廃墟の部分の中庭にある噴水は、中米で最大の規模であったという。 |
(11)時計台 アンティグアのシンボルになっている時計台。年越しの装飾が施されていた。 いったんホテルに戻り、部屋に荷物を入れて休んだあと、夕食に出かけた。 向かったのは、時計台そばのアサドス・デ・ラ・カジェ・デル・アルコ。 |
注文したのは、グアテマラの名物料理のひとつペピアン。 一種のシチューで、自分は鶏肉を選んだが、牛肉にすることもできた。
スープのもとは、かぼちゃの種とゴマを炒ってつくるという。トマトととうがらしも入っているようだ。でも、色から辛いと思われるかもしれないが、そんなに辛いものではない。
じゃがいも、にんじんなども煮込まれている。 |
布で包まれているのはトルティーヤ。付け合わせにトマトなどのみじん切りと千切りの酢漬け野菜。それに青とうがらしのドレッシング。
特別、美味しいと思ったわけではないが、ボリュームのある料理だった。 ビールはモンテ・カルロ。 ホテルへの帰り道、カテドラルがライトアップされ、中央公園が電飾で光っていた。 |