1 ホーチミン到着
 
 今回は福岡から出国。関空発よりも税金・燃油特別運賃等が1405円安かった。これは、空港利用料金が関空よりも安いためだ。

 国内線と国際線は滑走路をはさんで相対する位置にある。この距離は空港駅から博多駅までの距離くらいある。この間を無料の連絡バスが走っている。無料だが西鉄バスの運行で、日中は頻発している。この連絡バスだが、途中に空港のセキュリティエリア内を通行する。エリアに入るゲートでしばらく停車。同時には1台しか入れないので、対向のバスを待っていたようだ。

 また、エリア外だが、途中に貨物ターミナルという停留所がある。貨物ターミナルの職員のためのものだが、一般客でも乗降はできる。ここで客が1人下車。10分ほどの乗車で国際線ターミナルに到着。国際線だけでもそこそこの大きさのターミナルだ。神戸空港程度か。
 9時すぎというのは、福岡からの出発便が多い10時台の前で、出国客であふれていた。すぐに列にならんだが、保安検査を通過するまでに20分くらいかかった。

  次に出国手続き。ここの出国印はFUKUOKA APと記されている。かつて伊丹もOASKA APだった。おそらくAPは海港と区別しやすくするためだろう。博多港から出国したことはあり、そのときの出国印はHAKATAだった。

  出国手続きを終えると、左手、右手に行くとゲートが並ぶのは関空と同じ構造だが、ゲート数は、左右とも3つ程度(ほかにバス連絡用ゲート)と少ない。国内線と国際線の乗継には2時間あったが、連絡バス乗車や保安検査待ちで時間がかかり、ゲート前では10分ほど休んだだけで搭乗と、かなりあわただしい乗継だった。 伊丹で国際線部分も発券されたので、福岡でのチェックインはなかったのだが、福岡でチェックインが必要な場合などはかなりきついと思った。
 利用したのはベトナム航空。帰国後、しばらくしてベトナム航空機が成田空港で事故。死傷者は出なかったが、エンジンから火を噴いたという。着陸後、誘導路を走っている間に火が出たということで、昨年のちょうどこのころあった、那覇空港での中華航空機の事故を思い出す。
 
 さて、搭乗したときはどうだったかというと、最近の標準的なエアラインの水準に達していないという印象だ。どうにか中国系のサービスをかろうじて上回る程度か。あえて、利用したいというものではなかった。
 福岡発の便は3連休の初日というのにガラガラで、この路線が成り立つのだろうかという感じだった。ベトナム人気とはいえ、少々便が多いのかもしれない。

 ベトナム航空を利用するのは2回目。前回は5年前に国内線を利用した。ハノイ・ダナンとフエ・ホーチミン。当時は(今もかは不明)リコンファームが必要で、しかも必ずオフィスに出向かねばならなかった。しかもオフィスでは並ばされたので、貴重なハノイでの滞在時間を減らされてしまった。












 飲み物サービスは発泡ワイン。残念ながらボトルじゃない。まぁ、いいとしてちょっと遊んでみた。機内食はまぁまぁか。
 タンソンニャット空港に到着後、ATMを探したが、見つからなかった。この空港の国際線ターミナルにはATMがなかった。やむを得ず、両替をおこなった。数店あった両替ブースをさっと見て、もっとも有利なブースで両替をした。(それでも、ホテルや街中の両替店のほうがわずかだが有利だった。)


 ところで、かつて、タンソンニャット空港からのタクシーはふっかけられやすいので国内線ターミナルから乗車するのがよいといわれていた。今は、全部、メータータクシーになって、国内線まで行く必要はないと思いつつ、用心深く、国内線ターミナルまで10分ほど歩いた。

 そして、国内線ターミナルにはATMがあることを発見。でも、ときすでに遅し。国際線ターミナルで両替をしたあとだった。
  タクシーでホテルへ。ホテルはフォングーラオ通りのあたりで探し予約。場所にこだわらなければ、もっと安いホテルもあったが、便利な場所ということも重視した。

  1時間ほど休憩して、街に繰り出した。

  フォングーラオ通りの北側は、5年前はトタン板でおおわれていたが、今は公園になっていた。

  すぐ近くのデタム通り(左下画像)は以前と同じく、シンカフェなどの旅行社や安いホテルなど旅行者向けの通り。5年前に泊ったホテルも健在だった。
  











 円錐型の麦わら帽をかぶった露天商も健在。大通りではバイクが多く、道路の横断にコツがいるのも5年前と変わっていない。
 5年前と今回のホーチミンでの変化に、自動販売機がある。5年前には見かけなかったジュースの自動販売機をあちこちで見かけた。

 オレンジ色の自動販売機で、どこの自動販売機もこの形式のものだった。代金は5000ドン(約33円)で硬貨のみ使える。そういえば、5年前には硬貨も見かけなかったような気がする。今も5000ドンは硬貨とともに紙幣が使われている。

 

 さて、暑いベトナムでジュースを冷やすには電気代も高くつくためか、ジュースの冷たさはさほどじゃなかった。でも、店頭で買っても、あまり冷えてないことが多いからやむを得ないかもしれない。

 サイゴン川に出た。港があり、そこからはブンタオ行きの高速船がでていた。翌日行こうか迷ったが、翌日夜にはもう帰国の途につくので、安全策をとって次回回し。

 川沿いに歩き、マジェスティックホテルを見たり、対岸に渡るフェリー乗り場を見たりしながら、チャン・フン・ダオ像のところまで行った。

 川沿いは、暑いホーチミンの中でもしのぎやすかった。次回は対岸にも渡ってみようと思う。
 
 夕食はドンコイ通りから横道に入り、チェン・フン・ダオ像の近くにある「ホアン・イエン」でとった。

 ドリンクはベトナムを代表するビール。333(バーバーバー)ビール。日本のビールのような感じだ。

  生春巻はどうしても食べたかった。何本か指定して注文するので3本注文。ちょっと皿がさみしいかな。
 
 










 かたつむりは、小さなものが丸ごとでてくると思っていたが、予想外にも巨大かたつむりのスライスされたものだった。貝柱のスライスのような食感。うなぎは背骨がついたままぶつぎりにして炒めてある。骨をとるのが面倒だが、普段食べるうなぎとは違う味付けを楽しんだ。
 入ったレストランから何軒か置いたところで、結婚披露宴がはじまろうとしていた。新郎新婦と店員?が客を出迎え中。
 カフェで一休み。「サンパン」というデザートを注文。「サンパン」はベトナムの帆かけ舟。それをイメージしたアイスクリーム、、と思ったのだが、上半分は生クリーム、下半分がアイスクリーム。生クリームを一度に大量に食べるのはややつらい。でも、ゆっくり食べたら美味しかった。

 このあと、歩いてホテルへ。

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