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赤太字は知床八景

 

  一夜明けて、天気は快晴。釧網線の一番列車に乗るために、6時にチェックアウト。

  その際、ホテルは2泊予約をしていたのだが、今朝、チェックアウトし、昨日2泊分を払っていたので、1泊分は返してもらい、今日も泊まるならまた払うということにした。今日泊まるかどうかは電話するということにした。

  ホテルの窓からは、網走駅の全景がよく見えた。まだ人の気配はしていない。(左)

  

  釧網線の一番列車は1両編成。(上左)

  北浜駅付近の車窓。この海岸で3月に流氷を見た。(上右)

  原生花園駅のホーム。この駅は夏季のみ停車の臨時駅だ。(右)

  知床斜里駅の駅舎。まだ新しくなってからさほど年月がたっていないようだ。(下)

  近くのローカルコンビニで、食べられるか不明の昼食分とあわせておにぎりを購入。(下右)

 
 
  海岸に出てみて、食べようと思ったのだけれども、落ち着いて座れそうなところがなかった。

  再び、駅に引き返し、駅の待合室でおにぎりを食べていたら、そのとき、、

  ウトロ観光船欠航10:30まで、と表示が出ているではないか。昨夜の喜八のマスターとの話が現実のものとなった。

  自分が乗船の予約をしている観光船は14時30分発の船だ。

 
  それで、この時点では、船に乗れて当初の予定通りの行程で旅を続ける場合と、14時30分の船も欠航になって予定を大幅に変更する場合の2通りのことを考えて行動することにした。

  欠航が確定した場合どうするか、昨夜考えた手順を復習し、携帯でいろいろ手続きをしなくてはならないので、携帯用の必要なサイトを登録するなどの作業をバス出発までにしておいた。

  

 
  今日は、8時発の斜里バスの定期観光バスで、知床峠、知床五湖を回り、知床五湖からはシャトルバスでカムイワッカ湯の滝、フレペの滝を見た後、14時30分発の観光船に乗船し、網走に戻る予定だった。

  が、観光船に乗れない場合は、無駄な時間が多すぎるので、この日の最終便で羽田に戻ることにしたのだ。

  観光バスの乗客は全部で10名。海岸の見える左側に陣取っておいた。ガイドさんの説明つきだ。 

 

   快晴であるので、知床連山がきれいに見えた。

   一番高いのが、羅臼岳。その向こうが硫黄山、知床岳と続くのかな。

   やがて、(1)オシンコシンの滝へ。下の画像では、右の真ん中あたりに白く映っている部分があるが、そこがオシンコシンの滝。

 
 
  オシンコシンの滝は、駐車場から2分ほど坂道をあがったところでよく見られる。ここのバスの停車時間はわずか10分なので大忙し。

  ウトロに着く直前に、左のような岩があり、親子岩という。

  ウトロに到着。大きな岩が港のそばにあり、(2)オロンコ岩という。(下左)

  さて、港には観光船の事務所があるのだが、そこの掲示に、12時30分まで欠航と書いてあった。

 
  観光船からの乗り継ぎもできるはずなのだが、欠航のため、単に港をまわっただけ。

  左下は、ゴジラ岩。昔はローソク岩と呼ばれたいたという。

  そして、ウトロバスターミナル到着。(下)   

 
 

  観光バスの客はバスターミナルで荷物を預かってもらえるというサービスがあり、もちろん利用した。本来は、網走のホテルに荷物を置いて出てくるはずだったのが、荷物を持ってきたので、ここでコインロッカーがないか気になっていたので助かった。

  バスターミナルを出てすぐに、(3)プユニ岬を通過。ここからのウトロ港の眺めや夕日が素晴らしいという。ゆっくり目に走ってくれたのがだが、ぶれてしまった。大きな岩が、オロンコ岩だ。

 
  このあと、(4)知床峠へ。知床横断道路の開通は比較的新しく、1980年のことだ。

  羅臼岳がきれいに見えた。十数年前に来たときはどうだったか覚えていない。

  ただ、バスの停車場所などは以前はなかったように思う。

 
  うっすらと、国後島も見えた。

  知床峠から、羅臼岳と国後島の両方を見ることができる確率は、霧のかかっていない摩周湖を見られる確率より低いとガイドさんが言っていた。

 
  道路を歩くキタキツネを発見。バスは一時停止してくれた。

 

 

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