1日目  ラ ン タ オ 島

 

  1年に1回くらいは香港・澳門に行きたいなって思っている。行くとなれば、夏よりは冬のほうが動きやすいだろうと考え、2年ぶりに香港に行くことにした。 キャセイ航空を利用。

  2泊3日の日程をできるだけ生かしたいと思い、この日最初の香港行きで香港に向かい、帰国日は最終の香港発の便で帰る。

  機内食は、ビーフかチキンで、チキンを選ぶ。ビーフは和風、チキンは中華風だったので、ビーフにしておけばと、、あとで思った。

  キャセイでは、デザートにアイスクリームがでる。今回はというと、ネスレ製のもの。

  ハーゲンダッツ製からマグナム製を経てまた変わっている。しかし、マグナム製と同じく、チョコバースタイルは変化なし。

  定刻より早く香港着。入国審査場まで少し距離がある。でも審査場ではあまり待たずにすんだ。税関は通りすぎるのみ。そして、両替もさっとすませる。

  今回の旅ではオクトパスカードを多用して、バスやフェリーに乗るつもりをしているので、まずはオクトパスを購入。ここで、待たされる。エアポートエクスプレスの切符売場で買ったのだが、窓口がひとつで、客をさばききれていない。

  ようやく、HK$150(約2400円)のオクトパスカードが買えた。HK$100(約1600円)分が乗車でき、HK$50はデポジット。このカードを使うと、その都度お金を払うわずらわしさから解放されるとともに、運賃が1割引になる。

  そして、S1の空港バス乗場をめざす。地下鉄東涌駅行きのバスだ。東涌まで行って、そこから半年ほど前にできたばかりのロープウェイで、宝蓮寺に行くのだ。

  

  S1のバスからは、空港から澳門へ直接に行く場合の船乗場なども見えた。15分ほどで、東涌に到着。

  右は、東涌のバスターミナルで、向こうに見える建物がロープウェイ乗場。

  離島めぐりの最初は、ランタオ島。この島は、香港島よりも大きいのだ。

  まずは、ロープウェイで宝蓮寺へ。ついでバスで水上家屋のある大澳に向かう。

  ロープウェイは片道HK$58(約928円)。往復HK$88(約1408円)。片道だと割高なのだが、山頂からは、バスで大澳に行きたいのでやむを得ない。

  ロープウェイに乗ると、いったん空港に向かう道路と平行して空港方面に向かう。

  そして、左画像の真中に写っている建物のところで、90度折れ曲がり、あとはどんどん高度を上げていく。

  方向を変えてすぐに海を渡る部分もあった。

  ロープウェイのゴンドラひとつには10人くらいが乗車できる。

  ロープェイからチェクラップコク空港を眺められる区間もあった。

  下の画像で、奥のほうに見えるのが、旅客ターミナル。こういう角度から空港を見ることは珍しい。

  ロープウェイの乗車時間は25分ほど。宝蓮寺の近くまで行ける。

  ロープウェイを降りると、できたばかりの土産物店などが並んでいる。

  土産物店街を抜け、さらに10分ほど歩くと、宝蓮寺のエリアになる。

  

  階段を上っていくと大仏がある。野外にあるものとしては、世界最大の仏像だという。

  大仏のところからは、宝蓮寺の全体が良く見渡せる。

 

 

 

 

 

 

 

  左下に山門、真中に本殿である大雄宝殿が見える。

  大雄宝殿と巨大線香。

  

  宝蓮寺エリアの観光を終えて、大澳へ向かう。21番のバス。ここが始発だ。

  このエリアのバスの料金は、平日と休日で違っていて、それも2倍強の違いがある。

  料金はわかりにくいが、オクトパスだと気にしなくていい。

  山の中をずっと走り、海が見えたなぁ、と思えば、そこが大澳だった。所要時間15分ほど。

  バスを降りると、すぐに橋がかかり、水上家屋も遠方に見えている。時間があれば、ここでボートに乗るのもいいなぁと思っていたが、日暮れも近づいており、街歩きを優先し、とりやめ。

  商店街には、魚屋や乾物屋が多く、臭いが鼻をさしてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  いかにも中国っぽい派手な古廟がいくつかある。漁村らしく、右のように、大漁旗がかかげられているところもある。

  古廟以外の民家などの建物は地味なものがほとんどなので、そのコントラストも大きい。

  ようやく、水上家屋がよく見える場所までやってきた。家屋を支えている木はそんなに頑丈そうには見えず、大丈夫なのかと心配になる。

  水上家屋群の向こうには、高層ビルも見えていて、この付近も再開発がすすみ、やがて水上家屋も姿を消していくのだろうか。

  水上家屋っても、プレハブのような建築物が、杭の上に載っているものが多い。2000年に火災があり、かなりの水上家屋が焼けたためだろう。

  水上家屋の陸側の路地。この路地を歩いていったが、こちら側からは、これらの家が、川に面した側では水上家屋になっているとはわからない。

  今回、ちょっと時間不足だったので、もう一度、ここ大澳集落は歩いて、水上家屋をじっくりと見てみようと思う。

  11番のバスで、東涌に戻る。結構時間がかかり、50分以上要した。

 

  東涌から地下鉄東涌線で中環(東涌線の駅名は香港)に向かう。所要時間は26分。

  この地下鉄は、エアポートエクスプレスと同一の線路を走るのだが、香港駅などではホームや改札は全く別になっている。

  この地下鉄と空港から東涌までの空港バスS1を組み合わせると、中環と空港が約1時間だ。これは、エアポートエクスプレスの倍の所要時間だが、安く行ける。しかも、市内直通の空港バスより時間が読める。

  中環に着いてすぐ夕食に向かった。ヒルサイド・エスカレータの下のほうにある、麥[不の下に大]雲呑麺世家。焼そばを一品頼んだらスープ付き。HK$38(約608円)。

 

 

 

 

  物足らなかったので、すぐ向かいにある沾仔記麺食で、3種類麺を注文。えび雲呑、いわしのつみれ、牛肉の3つの具入りでボリューム満点。今度は、食べきれずに少し残してしまった。HK$20(約320円)。

  予約しているホテルは、Novotel Century Harbourview(諾富特世紀海景酒店)。地図で調べて、湾仔と銅鑼湾の中間だと思っていたので、路面電車で向かった。久しぶりに乗る2階建ての路面電車も香港らしい風情が残っていていいものだ。

  路面電車を下りて5分も歩かないうちに、ホテルは見つかった。バウチャーを渡したが、何と、ホテルが違うと言われた。今いるホテルは、Novotel Century Hongkong(諾富特世紀香港酒店)。「ノボテル」ということしか頭になかったから間違えたようだ。

  正しいホテルの名前と住所を書いてくれ、タクシーで行くようにとのこと。だが、タクシー代が心配なので、すぐに地図で場所を見て、路面電車で行くことにした。

  だが、ガイドブックの詳しい地図の範囲外で、路面電車の終点よりまだ西だと感じた。それで、終点まで乗り、そこからタクシーを拾った。

  ところが、今度は行き過ぎていたのだ。タクシーはやってきた方向に引き返し、5分ほどで目的のホテルに着いた。

  2つのホテルは姉妹店のようで、外観などはとてもよく似ている。だが、ホテルの周辺は全然違っている。先ほどは、香港を代表する繁華街のど真中だったが、こちらは、観光客がほとんど行かない庶民的なエリアにある。それでも、路面電車で中環などへはすぐに行けるし、コンビニや飲茶レストランはホテルから徒歩1分のところにあって便利だ。

  部屋も、広くてきれいだ。ホテル代の高い香港のなかでは、値段の割りに質がよいという印象だ。これで、長かった1日が終了。

 

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