2  ボ パ ー ル

  ムンバイから2時間でボパール着。利用したのはインディアンエアラインズ、国内線中心の国営会社らしい。インドの国内線では、電池は必ず預け荷物に入れないとならない。そうでないと没収されるので厄介だ。

  ボパールは、インドの中心部に位置するマッディヤ・プラデシュ州の州都だ。到着は昼前。まずは食事で、そのあとで市内観光へ。

  この町は、サーンチーの玄関口だが、町自体は観光都市ではない。はじめに、ボパール湖にやってきた。

  ボパール湖は人工湖である。ボートでの観光もおこなわれていたが、この湖の水質は大変悪いという。

  ボパールを有名にしたのは、1984年におきたユニオン・カーバイト社の化学工場でおきた爆発事故である。このとき有毒ガスが大気に放出され、今日までに2万7千人が亡くなったという。

  この事故の後始末と湖の水質悪化、2つの環境問題をかかえる町である。

  湖岸ではラクダに乗っての観光もおこなわれている。表面的には、どうということのない地方都市なのだが、、
  ボパールの市内。インドの地方都市ってこんな感じなのかなっていうイメージができあがっていった。  
  ウルム・モスク。ボパールは、イスラム教徒の多い町で、ここはボパール一のモスク。

  インドといえば、皆がヒンドゥー教徒というイメージがあるが、それは間違い。インド人の85%はヒンドゥー教徒だが、13%はイスラム教徒だ。13%といっても、人口10億のインドだたら、1億を超えるイスラム教徒がいるのだ。これは、隣のイスラム教国パキスタンの人口に迫るし、中東の大国、イランやトルコなどの人口より多い。ある意味、インドはイスラム大国なのだ。

  入口のところで、足を清めてモスクに入場する。

  内部はお祈りが行われている最中ということでのぞくことができなかった。コーランを唱える声だけが聞こえてきた。

  モスクに隣接してバザールがあった。細い路地が縦横に走り、広場には露店が店を広げていた。
  バザールにて。
  こちらもバザールにて。
  こちらもバザールにて。
  店内に入って撮影。服地屋と品定め中のイスラム教徒の女性。
  町ではオート三輪車が活躍。
  バザールの雑踏。
  バザールの混雑の中を牛の一団が通った。
  泊ったホテル。ハードスケジュールの日程の中で唯一、有名観光地に立ち寄らずのんびりする1日が終わった。

1にもどる   インドのトップページへ    全体のトップページへ     3にすすむ