1日目  バ リ 島 到 着

 

 

成田までと成田空港オフ会
 今回の旅はバリ島。18年ぶりの訪問だ。その3年後、ジョグジャカルタからの帰途、半日、タクシーでバリ島内を回ったが、バリ島で滞在した旅行としては18年ぶりになる。どんなに変化しているか、また変化していないのはどんなことか気になる。

 成田空港発のフライトなので、まずは伊丹空港へ。伊丹でジャカルタまでのチェックイン。伊丹では、ジャカルタまでのスルーチェックインが行われるので、成田で荷物を持ち運ぶ必要はない。ただ、今回は、帰国時にガルダ国内線のターミナルが新設の3Uに変わるので、乗継時間が多くかかるから注意するようにと告げられた。注意はされたものの、詳細は不明とのことで心もとない。

 このあと、ラウンジで朝ビールをいただく。朝ご飯は食べずに出てきたが、ここはおつまみだけですませ、成田まで辛抱。
 
 今回はビジネスクラス航空券を有償で発券した。費用の半分はマイルをeJALポイントに交換して利用したので、エコノミークラスの有償発券より少し高い程度で済んだ。特典航空券ほどのお得さはないが、有償扱いだから、搭乗後にFOPとマイルが加算される。ただし、万が一、旅行をキャンセルした場合は、eJALポイントに交換したマイルは返還されないので、発券の最終期限まで、予約取消と再予約を毎週行った。(旅行計画時にすでに特典航空券が満席になっていたという事情もあった。)

 伊丹から成田は、成田から国際線になるJL3002。ワンワールド塗装の機体だった。
 JL3002はSS7という座席が装備されたB777で、最前部に国際線ファーストクラスが設置されている。もともと、国際線ビジネスクラスの席をクラスJとして座席予約していたのだが、チェックインのさいに、このファーストクラス席に変更された。特典航空券の場合も含め、ファーストクラスはまだ利用したことがないのだが、伊丹成田便で席だけアップグレードしてもらったことは、数回ある。

 成田までは、ドリンクサービスのあと、着陸態勢に入るアナウンスがあるまでの20分ほど、座席をフルフラットにして休んだ。
 成田に到着後は、内際連絡通路を通って、出国し、国際線エリアへ。成田まで搭乗した飛行機は、そのままシカゴ行きに変わるようだった。

 このあと、JALファーストクラスラウンジへ。ここで、ネット仲間のshojiさんと合流することになっている。shojiさんとは、13年もネトでおつきあいしていただいているが、実際にお会いしたことはなく、今回が初めてだ。

 shojiさんと挨拶をかわしたが、13年も交流を続けてきたので、以前からの知り合いという感じだった。

 朝食はこのラウンジでとる予定だったので、まずは初めてとなる寿司をいただいた。
 さらに、このラウンジを使うときには恒例になっているカレーをいただく。

 shojiさんと合流できることが判明したのは、この前日だった。ブログで日は明らかにしなかったが、バリ島に向うことを書き込んだら、shojiさんもバリ島に向われるという連絡が入った。さらに連絡をとりあって、出発日とジャカルタまでの便が同じであることや、shojiさんはクタに滞在され、自分も最初の2泊はクタであることを確認した。それで、成田空港のラウンジ、ジャカルタ到着後、さらに翌日にクタでオフ会をすることになったのだ。



ジャカルタへ



  自分もshojiさんも、この旅行のうちに、スカルノ・ハッタ空港でのガルーダ国内線のターミナルが変更されるという出来事に出くわすことになった。この件は、伊丹空港でチェックインする際に簡単に説明があったのだが、詳しくはわからず、当日現地に行かないとよくわからないようであった。

 そんなわけで、shojiさんとはこの変更の対策なども話していたのだが、あっと言う間に搭乗時刻が近づいてきた。2人でサテライトの側にあるゲートに向った。

 ちょうど搭乗がはじまったところで、B777のJL725に搭乗。
 自分はビジネスクラス。shojiさんは、エコノミーからプレミアムエコノミーにプチアップされたとのことだ。ジャカルタ到着までは別々にすごした。

 ジャカルタ線のSS7は、1年半前に利用している。SS7は、その後、パリ行きでも利用した。いずれも特典航空券での利用だったが、今回はFOPを確保する目的のためeJALポイントを併用しての有償搭乗だ。だからジャカルタ線とパリ線では、席は同じとはいえ、食事内容のレベルが違ったり、マットレスが装備されていないなど、ジャカルタ線がちょっとグレードが低いことは知っていた。
 
  利根川河口、銚子市、犬吠埼など千葉県最東端を通過して太平洋上に入った。

 下左  食事前のドリンクサービスではシャンパンをいただく。

 下右  機内食のサービスが始まる。サラダはカプレーゼといってオリーブ油をかけたものだったが、味が薄くて、ちょっと自分好みではなかった。飲物は白ワイン。
 
 
 
 メインは、和牛のサーロインステーキ。ステーキは普段、なかなか食べられないので、ビジネスクラスの機内食デステーキがあれば選ぶことが多い。機内食では、焼すぎと思うことが多いのだが、今回はちょうどいい焼き加減だった。飲物は赤ワインにかえた。
 
 デザートのときに、チーズもお持ちしましょうかと言われ、持ってきてもらいつまみとした。

 食後はビデオを見たりしてすごし、結局、フルフラットに倒すことはなかった。

 下左  到着1時間半ほど前の軽食。アイスクリームとおにぎりをいただいた。

 下右  そのころ飛んでいたのはボルネオ上空。ミリの少し内陸のあたりだった。
 
 
 
 茶色くなった川が熱帯雨林の中を流れている。
 
 ジャカルタ到着直前、ジャカルタ中心部の高層ビルを見ながら高度を下げていった。
 
 スカルノ・ハッタ空港到着。この空港からインドネシアに入国するのは3回目だが、今まで2回は、ビザが必要で、VOA(ビザオンアライバル)の窓口に直行。ビザを得た後、すぐ隣にあった入国審査場に並んだ。

 今回は、VOAとその隣の入国審査場はスルーし、一般の入国審査場へ。そこを利用するのは初めてだ。20分ほど待った。

 このあと、ガルーダ国内線へ乗り継ぐ通路を進んだ。ガルーダ国内線の乗継カウンターまで10分くらい歩き、カウンターでまた20分ほど待った。そのため、機外に出てから、1時間ほどは諸手続きのために費やしたことになる。

 だが、この日はまだまだ時間がある。乗継便は21時過ぎの出発で、まだ4時間近く待たねばならない。
 
  スカルノ・ハッタ空港のガルーダ国内線ターミナルは、3日後には新しい3Uターミナルに移転する。ターミナル2からガルーダ国内線に搭乗することはもうないだろう。

 ターミナル2のガルーダ国内線のエリアは国際線のエリアのような華やかさに欠ける。店舗もイマイチな印象だ。

 それでも、フードコートになっているところで、shojiさんとともに待つことにした。久しぶりに飲むビンタンビールはうまい。ちょっと薄め、ちょっと甘めの感じがするが、気にはならない。

 shojiさんと、さまざまなお話をして、長すぎる乗継時間もどんどん過ぎていった。出発まで2時間ほどになり、shojiさんとバリ島で再会を約束して、別れた。

 ターミナル内を散歩してみた。SIMを売っていないか注意してみたが、制限区域外に出ないと売ってないようであった。翌日にバリ島で買うことにしよう。ガルーダ国内線のラウンジも入っておこうと思ったのだが、ゲートを確かめに行ったら、早めにゲートごとの待合室に入るための列もできていた。出発1時間前くらいから、ゲートごとの待合室に入れるようだ。その際に保安検査がある。
バリ島到着
 
 上左  ジャカルタからはガルーダ国内線GA424でデンパサールに向う。

 チェックインの際、ANAのSFCラウンジカードを提示した。ANAマイルの登録のためだ。ガルーダの航空券はJALの航空券と一体のものとしてJALで購入したが、ガルーダはANAと提携しているのでマイルはANAに加算されるのだ。帰国後まもなくANAマイルが加算された。

 上右  搭乗時刻は20時50分だったが、20時過ぎに待合室への列ができていたので、並んで保安検査を受けて、便ごとに分かれた待合室に入った。

  左  搭乗時刻になるとバス連絡で搭乗。
 
 
 上左  ビジネスクラスで発券の場合、接続する海外航空会社の区間もビジネスクラスになるようだ。

 リクライニングの角度は、JALのスカイラックスの方が大きいくらいだが、座席の幅が広くて、柔らかいので快適だ。

 上右  搭乗後、離陸するまでにドリンクサービスがある。JALではビジネスクラスでもこのサービスはないので新鮮な感じだ。オレンジジュースかアップルジュースでオレンジをいただいた。

 左  機内食。チキンカレーかシュウマイや卵などのセットを選べたが、シュウマイにした。味はまずまず。ドリンクはビンタンビールもあったので、迷わずビンタンをいただいた。
 
   定刻より少し早くデンパサールに到着。デンパサール空港は古い空港の時代は利用したことがあるが、新しい空港になってからは初めてだ。

 ターミナルビルは一新されて、きれいだ。世界的な観光地であるバリ島の玄関口にふさわしい空港になったようだ。

 荷物を受け取り、出口を出ると自分の名前を書いた紙を持った人がいた。クタで2泊するホテルでは無料の空港送迎サービスがある。深夜に到着の場合、プリペイドタクシーもないという情報があったので、送迎してもらえるホテルを選んだのだ。
 
 泊まったのは「クエストホテル クタ」。クタの中心部から2kmほど南で、クタの中心部より空港の方が近い。(ホテルの写真は翌朝撮影したもの。)
 
 泊まった部屋は、玄関のひさしにために上の写真ではみえないが、玄関の左上にあたる個所の3階だ。

 部屋に入ったのは1時ごろだった。
 
 値段のわりに、そこそこ広くてきれいなのでよかった。

 シャワーを使って、荷物はそのままにして2時ごろ眠りについた。日本時間では3時なので、自宅を出発してから22時間。自宅では徹夜で準備をしたので、丸丸2日ぶりの眠りだ。