1日目 パ ダ ン 到 着
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ジャカルタまで |
今回の旅の第1ランナーは伊丹からのJL3002。 伊丹に着いた時、国際線乗り継ぎカウンターはすごい混みようだった。優先カウンターも5分ほど待たねばならなかった。 ジャカルタまでの搭乗券を受け取るとともに、JL3002のクラスJ空席待ちを申し出た。JL3002は成田からの国際線の間合い使用であるB777だ。クラスJは新シートになったビジネスクラスの席が充当される。 |
ラウンジで少し休憩し、搭乗口へ。残念ながら空席待ちはかなわず、普通席になった。それでも、予約時に、国際線ではプレミアムエコノミーになる席を確保しておいた。SS7のPYのシートをはじめて利用となった。 足もとは広く、座りごこちもよく、JALのビジネスクラスで最も古いタイプのスカイラックスシートと比べてもリクライニング角度を除くと遜色ないように思った。リクライニングが浅いのが弱点だが、ずりおち型シートでリクライングしても後ろの席の迷惑にならないのがいい。 |
飲物サービスはキウイ味のスカイタイムにした。 まもなく成田着。この日は出国ラッシュの日であったが、内際連絡通路を利用して、待たずに制限エリアに入った。 成田では62番ゲートに入ったのだが、62番ゲートから出発する便は、と探すと何とシカゴ行であった。今まで、伊丹からきた便は、自分が乗り継いでいた日に限っていうと、フランクフルト行かロンドン行かであったのだが、フランクフルト行にB787が使われている関係などから、シカゴ行になっていたのかもしれない。 |
JL3002から乗り継いで成田から出発するときは、成田のラウンジで遅めの朝食をいただくのが常になっている。 この日はラウンジもとても混んでいて、サテライト側はすいていると案内されたが、メニューが微妙に違うこともあり本館側を利用した。 |
そして、どうしても食べないとすまないのがビーフどっさりのカレー。ご飯を少なめにして、しっかりいただいた。朝食を終えると、くつろぐ間もなく、サテライト側に移動した。 |
上左 サテライトからの出発なので連絡通路の動く歩道を利用して移動。シャトルから動く歩道になってから3回目の利用だがスムーズに移動できるようになって便利だ。 上右 出発ゲートは92。 左 搭乗機はB777-300ER SKY SUITE。通称SS7。SS7は客室を改装したB777で、主に欧米路線で使われているが、アジア線ではただ一路線ジャカルタ線に投入されている。 |
今回は特典航空券でビジネスクラスを往復確保していた。SS7は、国際線でYに、国内線での間合い使用の便でF、PYに搭乗しているが、Cははじめてだ。 そのため、ワクワク感が最高潮。ビジネスクラスの客室を見渡すと、個室がずらっと並んでいるように見える。 下左 席は7A。窓側を確保しておいた。 下右 モニターは23インチで自分が今まで利用した中では最大の画面だ。 |
上左 ウェルカムドリンクはシャンパンをいただいた。 上右 テーブルクロスがかけられ食事。洋食を選んだ。まずは、オードブルとパン、スープ。オードブルは、「パテ・ド・カンパーニュのサラダ」ということだ。飲物は赤ワインのうちおすすめのものを頼んだ。 左 メインは「和牛のサーロインステーキと温度玉子とトリュフのソース」(卵は写っていない)だ。 |
上左 デザートは「ほうじ茶のプリン」。ジャカルタ線は、機内食の回数は1回であるが、ほかの東南アジア線のようにワンプレートではなく、欧米路線なみに皿ごとにサーブされ、料理内容も欧米路線に準じているようだ。 上右 シートをフルフラットにして少し昼寝。そのあとB777はSKY WIFIが利用できるので、少し使ってみた。地上と同じようにはいかないが、かなり快適にネットを楽しむことができた。 左 航路図。 |
到着前の軽食に、”うどんですかい”とアイスクリームをいただいた。 最終盤のボルネオ島とジャカルタの間は揺れが激しいということで、早めにシートベルトサインが点灯。 自分が通った翌日、通過した海域でエアアジア機が消息不明になった。原因として悪天候が指摘されている。翌日チェックインしたホテルでテレビをつけたらこのニュースをやっていてびっくりした。 |
機内アナウンスで現地の天候はジャカルタに加えて、デンパサールも案内していた。バリ島に行く客は多いだろうし、いいことだ。 早めに到着するかにみえたが、スカルノ・ハッタ空港が混雑しているということで、上空で旋回し、結局、定刻に到着。 スカルノ・ハッタ空港では国際線はほとんど第2ターミナルDに集約されている。カタール航空、ジェットスター、ANAなどが見える。 |
ジャカルタからパダンへ |
降機後、VOA(アライバルビザ)へ直行。乗継時間が2時間少々なので、VOAと入国審査場でできるだけ待たずにすませたかった。幸い、同じような時刻に到着する国際線がなく、また、搭乗機では先頭に近い位置の座席であったために、VOAでは同じ便で来た3人を待っただけですんだ。 インドネシア訪問は4回目だが、1998年のバリ訪問、2001年のジョグジャカルタ訪問のさいはビザ不要だったが、2003年ごろにビザが必要になり、2010年のジャカルタ訪問では、今回と同様、アライバルビザをとった。 |
2010年の訪問時は1ヶ月以内25ドルだったのが、2014年になってから35ドルに値上げされた。 ところが出発2週間前ごろ、旅行準備をはじめたころだったが、何と2015年の年始早々、日本人はビザ免除になることが判明した。何たる運の悪さ。まぁ、仕方がない。 VOAは35ドルを払って、特に審査もなく、払い済みの用紙が渡され、入国審査場へ。インドネシアの場合、ビザのシールは入国審査場で貼られることと、ビザをすでに持って入国する人もいることから、入国審査場では20分ほど待たされた。 |
VOAで35ドルと引き換えに渡された払い済みの用紙。 よく見ると、25ドルと印刷されていて、スタンプで35ドルと押されている。25ドル時代の用紙をそのまま流用しているようだ。 パスポート、入国カードとともに、この用紙を入国審査場で渡せばよい。パスポートにビザが貼られてスタンプが押されて、出国時に使う入国カードの半券とともに返される。このことは前回の入国のさいにわかっている。ところが、返されたパスポートを見て、違いに気付いた。 |
こちらは2010年に訪問した時のビザ。パスポートの1ページを使うもので、名前や生年月日が記載されている。出発前に取得するビザと同じ仕様なのだろう。 今回も同じようなビザだろうと予想していたが、違っていた。 |
今回のビザはパスポートの1ページの3分の1ほどの大きさのシールで、名前や生年月日は記載されていなかった。大量の入国者をさばくために、いちいち名前や生年月日を打ち込んでビザを発行するのが大変だったのでやめたのだろう。これならば、万人共通なので、ただ貼りさえすればいいだけだ。もう少し待てばビザ不要になるので、悔しい思いもあったが、ビザのコレクションができたのはよかった。 入国審査場をあとにして、次は両替だ。ATMを使って、クレジットカードでキャッシング。300万ルピアを引き出した。300万というと大変な額のように思えるが、実際は29000円ほどだ。買い物では1万ルピア=100円と考えればいい。 次に、SIMカードを売っていないか探したが、見つからなかった。制限区域の外に出ないと買えないのかもしれない。ただ、今回はスカルノ・ハッタ空港では制限区域外には出ずに、国内線エリアに向った。 |
預け荷物はなかったので、荷物受けとり場はスルー。税関では税関申告書を手渡すだけ。そのあと、外には出ずに、ガルーダ国内線に乗り継ぐ場合に限って使用できるという国内線連絡通路に進んだ。ここでは荷物検査があるが、機械を通すだけ。 いったん、外に出て、再び国内線のチェックインカウンターに行く方法もあるが、連絡通路のほうが移動距離が短いうえ、喧噪の世界に出なくてすむからだ。ただ、SIMカードを入手するためには、出たほうがよかったかもしれない。 |
国際線からガルーダ国内線に乗り継ぐ場合の専用カウンター。ここで、パダンまでのチェックインをおこなった。 ここで手続きを終えると、ガルーダ国内線の荷物受取場があり、これを通リ抜けて、上の階に向うと、ガルーダ国内線の出発ロビーがある。 荷物受取場所はたいへんな混雑。それでも、空港外に出れば客引きや物売りでごった返しているだろうし、それよりはまだいい。インドネシアでは、搭乗客しか出発ロビーに入れないので、上階の出発ロビーは静かだ。 |
搭乗するのは、GA168パダン行で19時10分発。F4ゲートからだ。 出発ロビーでSIMカードを売っていないか探したが、見つからず空港で買うのはあきらめた。さらに、荷物検査を受けてF4ゲートへ進んだ。 おっと、F4の出発便案内に搭乗便のGA168が表示されていない。ゲートの変更があったのではと思い、係員に尋ねた。調べてくれたのだが、変更はなく、F4でいいとのことだったので、1時間弱待った。乗継が心配だったが、逆に退屈でたまらなかった。 |
ジャカルタ・パダン間はガルーダを利用したが、ライオンエアなどもある。運賃はライオンエアのほうが安い。それでも、ガルーダを利用したのは、欠航や遅延の頻度が少なそう(ガールダでも心配ではあったが)なことと、スカルノ・ハッタ空港での国際線との乗継が便利である(ほかの航空会社の場合は、いったん喧噪の空港外に出てターミナルの移動が必要)からだ。 待合室で1時間近く待ったあと、写真真ん中の光っているところから階下に降り、バス移動。 |
搭乗便は塗装が普段見るガルーダの塗装ではなく、会社名もGaruda indonesian airwaysでなく、単にindonesian airwaysになっていたので、別会社か系列子会社の便かと思った。写真ではうまく写せなかったっが、尾翼にGarudaと書いてあって、ガルーダと判明。 |
座席は3人席の真ん中が割り当てられていて、ちょっと窮屈。最初にキャンデーのサービスがあり、何個かいただく。 そのあとで機内食。チキンを揚げたものがメイン。サンバルというインドネシア風チリソースがついていて、それをかけていただく。 2時間弱のフライトでパダンのミナンカバウ空港に到着。すでに21時を回っていた。 |
上左 空港外に出ると黒山の人だかりで、たちまちタクシーの声がかかる。白タクは無視してタクシーカウンターを目指す。 上右 正規のタクシーでパダンへ。 左 タクシーカウンターで15000ルピアを払い、正規のタクシーを使うという仕組みだ。万が一、違法なことがあればタクシーナンバーが書かれているので告発もできるようになっている。これは運賃ではなく、タクシー紹介料のようなものだ。 |
空港はパダン市街の北、二十数kmのところにあり、ホテルまで45分ほどかかった。数年前のガイドブックで、空港から市内まで10万ルピアと書いてあったが 、98000ルピアほどだった。10万ルピア渡して、つりはいらないと言った。 ホテルは、グランド・ズリ。市内の中心部に近いので選んだ。チェックインして部屋に入ると、22時30分。自宅を出てから19時間の移動が終わりやれやれだ。 |
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