1日目 ス ラ ウ ェ シ 島 初 上 陸
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伊丹から羽田へ |
インドネシアのスラウェシ島のタナトラジャへの旅。今回はANA特典航空券を使い、約2年ぶりにANAを利用する。 伊丹から羽田経由でジャカルタに向う。伊丹空港はよく利用するが、普段はJALが使う北ターミナルなので、ANAの南ターミナルは完全にアウェー状態。 国際線乗継カウンターを見つけるが、手荷物検査の列がよくわからない。エコノミークラス用の長い行列の陰にかくれて、左側にプレミアム客用の入口があったが、わかりにくかったのだ。 |
ANAは滅多に利用しないが、SFC会員であるし、そうじゃなくても今回はビジネスクラス利用なので、プレミアム客用のカウンターへ。1人待っただけで、すぐに手続きできた。 |
ターミナル2階に上がると、プレミアム客向けの国内線カウンターがあった。JALは、2階に優先客カウンターはない。その横にプレミアム客向け保安検査場があり、そちらへ。JALでは、ダイヤモンド・プレミア向けの保安検査場があるが、ANAではダイヤモンド向けの保安検査場は設置されていない。 |
すぐにANAラウンジへ向った。入口を入ると、受付があり、エレベータで3階へと案内される。2階はダイヤモンド客用のANAスイートラウンジで、こちらの入室資格は持っていない。 ANAラウンジに久しぶりに入室して感じたのは、スタイリッシュだということ。JALの重厚感あるラウンジとは雰囲気が違う。伊丹に限れば、JALの2つのラウンジよりも広いのもいい。 |
ANAスイートラウンジにはパン等もあるらしいのだが、ANAラウンジは飲物とおつまみ程度の提供。JALのサクララウンジと変わらない感じだ。 |
しばらく、朝ビールを飲みながら休憩した。 下左 NH14で羽田へ。ラウンジの前の10番ゲートからの出発だ。 |
上右 優先搭乗が、ダイヤモンド向けのSFC、プラチナなど向けの2段階に分けられている点もJALと同じ。土曜日だったが、優先搭乗の客は2列とも多い。 ゲートの自動改札機を通る時に、紙がでてきたので、一瞬びっくり。ANAの場合は、保安検査場で「保安検査証」、ゲートでは「ご搭乗案内」というペラ紙のカードがそれぞれ出てくる。JALの場合は、保安検査場でレシートのような「ご搭乗案内」が出てきて、ゲートでは何も出てこない。 左 搭乗機はB787。 |
普通席前方通路側の7Cに着席。少し前方にプレミアムシートがある。45分ほどの滞空時間だが、久しぶりのANAなので何かとそわそわしてしまう。 下左 JALではきまってクラスJを利用しているが、ANAにはこれに相当する席はない。ちょっとゴージャス感にかけるのはやむを得ない。 下右 飲物サービスではコーヒーをいただいた。まもなく羽田に到着。 |
国際線に移動しANAラウンジへ |
羽田で国内線第2ターミナルから国際線ターミナルへ移動。羽田も第2ターミナルはアウェー状態なので、右往左往しながら、連絡バス乗場にたどりついた。 連絡バスは、国内線の便で機体までがバス連絡の場合に使われるゲートが並ぶ横から出発する。 |
羽田で国内線ターミナルから国際線ターミナルへの連絡バスは、羽田が再国際線化された直後には、JALでは運行されたが、ANAでは運行されていなかった。国際線ターミナルから国内線ターミナルの連絡バスは両社とも再国際線化のときから運行されている。 いつの間にか、JALでは国内線から国際線への連絡バスがなくなってしまい、逆にANAではサービスが始まった。やはり、国内線の制限エリア内から国際線へ行けるのは便利だ。JALも再開を考えてほしいものだ。 |
連絡バスの乗車票。伊丹でチェックインの際に渡された。連絡バスに乗車の際に見せる。JALでも、国際線行きの連絡バスがあった当時、同様の乗車票があった。 |
連絡バスは、制限エリア内を通るが、最後には制限エリア外に出て、国際線ターミナルの玄関に到着する。すでに、伊丹でチェックイン済なので、国際線ターミナルではカウンターには立ち寄らない。保安検査場は、ビジネスクラスであるからか、SFCであるからか不明だが優先レーンを使えた。夏休み中の土曜だからか、出国審査場は混んでいたので、自動化ゲートを利用した。 羽田の国際線ターミナルでは、いつもは出国審査場を抜けると、左側にあるJALのラウンジへ向かうのだが、今回は右側に向う。右側へはめったに行かないので新鮮だ。ここもダイヤモンド客向けのANAスイートラウンジがあるが、入室資格がなく、通常のANAラウンジへ。ANAラウンジは成田は利用しているが、羽田では初利用だ。 印象は、伊丹の国内線ANAラウンジで感じたのと同じくスタイリッシュであること。JALの重厚感とは異なる。かなり混んでいたので、席を見つけるのに苦労したが、席をとってダイニングに向った。 |
上左 ビュッフェコーナー。品揃えが微妙にJALの場合とは違っていて楽しい。いただかなかったが、チョコレートも置いてあったが、JALではお目にかかったことはない。 上右 ANA独特なのがヌードルバー。5種類の麺から選んで注文する。 左 待ちに待った朝食をいただく。メインはカレーだが、チキンカレーというのが、JALと違っていて面白い。なかなか美味しかった。 |
麺類もいただこうと、とんこつラーメンを注文。小ぶりなどんぶりに入れて出される。 食事後はしばらくラウンジで休憩。できればシャワーも利用してみたかったのだが、シャワーを使えるだけの余裕はなかったので、またの機会にしよう。 |
NH855 羽田⇒ジャカルタ 搭乗記 |
ラウンジから近い110番ゲートからジNH855ジャカルタ行きに搭乗。ガルーダ・インドネシア航空とのコードシェア便だ。 |
羽田の場合、搭乗機の撮影は、窓枠が邪魔をして、なかなか難しい。機種は最新型といえるB787-900だ。 |
ビジネスクラスはスタッガード型。夏休み中の土曜日にもかかわらず、空席がちらほらある。ジャカルタは観光需要がやや少なめな上、JAL、ANAとも2往復飛ばしていて、座席が供給過剰かもしれない。特典航空券も比較的簡単にとれた。 下左 自席。窓側席は窓に接する席と窓に接してテーブルがあり席は通路に面している席が交互に並んでいる。テーブルの下部は後ろの席の客のオットマンになっている。 下右 自席のモニターとオットマン。 |
上左 出発前にウェルカムドリンク。スパークリングワインをいただく。 上右 東京湾の入口。向うが房総半島の先端、手前が三浦半島。 左 まもなく機内食はじまる。おつまみと白ワイン。 下左 和食を注文。夏らしい雰囲気の食事だ。松山の名物を取り入れたメニューらしく、レンコンの上側に写っているのがハムカツで、これも松山名物だとか。それは知らなかった。 下右 飲物は途中で赤ワインに変えた。 |
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主菜は、鰆(さわら)の照り焼き。柔らかく味付け良好だった。 下左 デザートとコーヒー。デザートは2種類から選ぶようになっているのがANAの特徴だ。パンナコッタでコーヒーによくあったが、コーヒーを注文しないと、すぐには口にできないのがちょっと難。 下右 食後酒が配られたので、カミュVSOPのブランデーミニボトルをいただいた。食後酒のサービスはJALにはないものだ。 |
2食目の食事には、味噌ラーメンをいただいた。一風堂のものだそうで、欧州便とシンガポール、バンコク線ではとんこつラーメンらしいが、ジャカルタ線は味噌ということで、イスラム教徒でも食べられるように味噌にしているようだ。(北米便は片道とんこつ、片道味噌) 下左 到着が近づいたころにチョコレートとキャンディーが配られた。 下右 ジャカルタ、スカルノ・ハッタ空港に到着。 |
ジャカルタからマカッサルへ |
上 スカルノ・ハッタ空港は昨年に続き、2年連続の利用。昨年と同じように入国審査場に向い、30分近く待って、入国。ATMを見つけて、インドネシア・ルピーをキャッシング。そのあと、荷物受取までは昨年と同じだ。 右 昨年と違うのは、昨年は、同じ第2ターミナル内のガルーダ国内線の乗場に移動するだけだったが、今回は、第3ターミナルへ移動が必要なこと。まず、シャトルバス乗場へ向かうのだが、案内がなく迷った。空港職員に尋ねて、上の階(出発ロビーのある階)への移動を指示された。ここで、ようやく、昨年も、シャトルバスは出発ロビーのある階に乗場があったことを思い出した。上の階に移動してからも、かなり歩かされてシャトルバス乗場に着いた。 |
シャトルバスはなかなかやってこない。しばらくすると、ガルーダ・インドネシア航空の塗色をした車が停車。その車を入れて写真を撮っていたら、ドライバーが手招きをした。(この写真は復路に撮影したもので、このときに乗せられた車とほぼ同じだが、屋根の上のサイレンはついていなかった) ここで、不審に思わなかったのは自分のミスだった。ガルーダの制服のシャツを着たドライバーが乗ってけっていう。きっとシャトルバスのかわりか、本数の少ない連絡バスを補うために車を出しているのだとその時は思ったのだ。何の不審も不安もなくその車に乗った。はじめはバスのかわりに乗用車に乗れてよかったと思っていたところ、突然、運転手は、これは無料バスではない、料金は10万ルピアという。あれっと思ったものの、ここで喧嘩になると、危害を加えられたり、とんでもない場所でおろされるかもしれないと思い、黙って聞いていた。 |
第3ターミナルに着いた後、ゆっくり降りて、荷物を受け取り、黙って、ゆっくりターミナルのほうに歩いていった。ぜったいに追いかけてはこないと思っていたから。ターミナルの入口には空港の職員がいるので、ここで喧嘩になれば、ガルーダ航空の職員が仕事中に白タクをやっていたことがばれてしまい、処罰されると思ったからだ。ふりかえると運転手のほうがオロオロしていた。金をもらえなかっただけじゃなく、何か告げ口されたら困るって思っていたのだろう。こうして第3ターミナルに入った。 |
ガルーダのカウンターで国内線マカッサル行きのチェックイン。 |
昨年もその前にジャカルタに来た時も、インドネシアのSIMを入手することができなかった。だから、今回は出発前にインドネシアで使えるSIMを入手しておき、それを持っていった。ところが意外なことに、第3ターミナル内で、SIMが販売されていた。値段も持参したものと同じくらいだったので、今回はここで買ったものを使い、持参したものは別の国で使うことにした。
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上左 昨年利用した第2ターミナルのガルーダ国内線の待合室は暗い感じだったが、新しい第3ターミナルのきれいで、明るい。 上右 GA614マカッサル行に搭乗する。 左 搭乗ゲートからはいったん地上に降りて、少し歩いて飛行機まで行き、タラップで乗車するようになっていた。 |
上左 片側3人席の座席で、通路側を確保できた。 上右 国内線であっても、きちんとした機内食が出た。チキンかフィッシュかと尋ねられ、フィッシュを頼んだら、魚肉ダンゴであった。サンパルがついていたので、かけていただいた。飲物はコーヒーにした。 左 2時間ほどでスラウェシ島のマカッサルのスルタン・ハサヌディーン国際空港に到着。マカッサルはスラウェシ島の玄関で最大の都市でもある。 30分ほど遅延し、もともと、ジャカルタよりは1時間早い時間帯なので、23時ごろの到着となった。到着ロビーには出迎えには関係ないような地元民も大勢いた。ベンチで夜明かしするのだろうか。 |
この日は空港ターミナル内にある、ibisマカッサルエアポートを予約してあり、すぐにホテルに向った。マカッサル空港は市内から20kmほど離れていて、夜遅くの到着なので、空港内にホテルがあるというのはとても助かる。 |
チェックインして部屋へ。窓側にベッドがあり、その手前の部屋の真ん中に洗面所がるのが特徴だ。左側はシャワーとトイレ。 狭いホテルだったが、23時過ぎについて、7時には出発するので、特に注文することはない。わざわざマカッサル市内に出ずに泊まれたので、それだけでよかったと言える。 |
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