13 カ プ リ
ミラノから夜行列車でナポリに向かった。クシェット(簡易寝台)に乗車した。車掌がきて、乗車券とパスポートを預かっていった。初めてのことなので、少々びっくりしたが、朝になって、ナポリが近づくと返しにきてくれて一安心。
ナポリの駅前は、今までに降りたった他の大都市と雰囲気が違っていた。上の画像を撮影している自分の背後の側には、浮浪者などが多く、やや緊張した。 予約してある駅前ホテルに行くにはその集団の中を抜けねばならなかった。ホテルに荷物を預け、すぐにバスで港に向かった。そしてカプリ行きの船乗場へ急いだ。
上の画像は、船から見たナポリの港。丘の上には、サン・マルティーノ修道院。 カプリ島へは80分の船旅。風に吹かれて、心地よかった。やがてカプリが見えてきた。 カプリの港に到着。
最初に、青の洞窟に向かう遊覧船の乗場をめざした。なぜなら、青の洞窟は、午後になると、波が高くなって入ることができなくなることがあるらしいからだ。
すぐに遊覧船に乗れて、ついていた。20分ほどで、洞窟の近くまでやってきたが、そこでボートに乗り移らねばならなかった。 海の上で、船からボートに移るのは、慣れていないと動きにくいものだが、なんとか、移ることができた。
すぐに、洞窟の入口があったが、見てびっくりした。とても小さいからだ。というより、海上に姿を現している部分が小さいだけなのだろうが、、 高さが1mもない入口なのだ。確かに波が高くなれば入れない。同時に、入ってから、波が高くなれば、どうするんだろうと思った。普通に座っていると、頭がつかえるので、入るときには頭を下げなければならなかった。
洞窟に入ると、神秘的なブルーの水が満々としていた。 小さな入口から入ってくる光線のおかげで、ブルーが美しいのだろう。真っ暗なはずなのだが、水の青いのがよくわかる。
ボートのこぎ手が懐中電灯で照らしてくれると、さらに青さがひきたった。 おかげで、ほかのボートを撮影することができた。
左は、青の洞窟に向かう遊覧船のチケット。 右は、青の洞窟のチケット。どちらかに、ボート代も含まれている。
ケーブルカーで港からカプリの街に上がった。 右は、上の街にあるアウグスト公園。 カプリの街から、さらにバスでアナカプリへ。 アナカプリからはリフトでモンテ・ソラーノにあがった。 右は、リフトのチケット。
左は、リフトから見たアナカプリの街。白い家々が地中海風だ。
上は、カプリとアナカプリを結ぶバスのチケット。 サン・ミケーレ教会に入った。床に絵が描かれていて、絵を踏まないように、周囲を歩くようになっていた。
八百屋にて。木箱に入れて売ってあるのが、なつかしさを感じさせる。こちらでは、トマトは細長いのが普通なのだろうか。 アナカプリからカプリへ。そしてケーブルで港へ。下りるケーブルは30分並んだ。そして、船に揺られてナポリに戻った。
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