2 日 目

 

  朝食は前夜にコンビニで購入しておいたパンと飲みものですませた。

 朝食後は、ホテル最寄りのバス停から502系統でバスターミナルに向かった。今回は間違えなくバスに乗れた。10分ほどで到着。バス停の名前は、ポストミノルじゃなくって、「トミノル」。

 下左  バスターミナルの内部の切符売場。島内のバス路線図が掲げてある。本来はここで切符を買うのだが、自分はTmoneyなので、バス乗り場に直行した。

 下右  バスターミナル内の売店。このお店で朝食にしてもよかったかな。

 まず2007年に世界自然遺産になった溶岩洞窟の万丈窟(マンジャングル)に向かう。

 ターミナル内には乗り場が数か所あるが、その中で、城山(ソンサン)を経由して西帰浦(ソグィポ)に向かうバスに乗車。切符売場で切符を買うならどのバスに乗るか教えてもらえるのだが、Tmoneyなので自分でハングルを読んで乗るバスを判断。

 Tmoneyで市外バスに乗車する時には、ドライバーにどこに行くか言う。今回はマンジャングル。するとドライバーは手動で料金をTmoneyから減額する。したがって、韓国語で行先が言えることが必要だ。そのかわり、言えれば乗り間違えはおこらない。

 乗車したのは、済州島の東側を半周して西帰浦に向かうバスだが、このバスは昼間ほぼ20分に1本の本数がある。済州島の市外バスはこの系統に限らず、頻発のものが多い。

 右  乗車したバスの車内。 

 50分ほど乗車して万丈窟(マンジャングル)に到着。下車したのは自分ひとり。

 このバス停から、洞窟へのバスもあるが、行ったときにはすぐにバスがなかった。それでこのバス停から洞窟まで歩いて行った。2.5km で30分ほど。舗装道路で車はあまり走っていなくて、歩きやすかった。

 下左  バス停から少し歩いたところの案内板。このあたりの地下にも洞窟があるのかな。

 下右  さらに少し歩くと洞窟まで2kmの標識があった。あと2kmというのはちょっと長いかなと思ったが、頑張って歩いた。 

 万丈窟に到着。入口は、階段で下がったところにある。

 万丈窟は、世界最長の溶岩洞窟で長さは13kmあるが、公開されているのは1kmほど。ほかに4つの溶岩洞窟がこの一帯にある。

 溶岩洞窟は数十万年前の噴火による溶岩が流れた跡として残されたものというが、どうして洞窟になるのかよくわからない。

 溶岩洞窟の内部な水平でアップダウンがないが、歩 く部分は舗装道路のように平たんではなく、凸凹があって少し歩きにくい。こうした状態で1km歩く。

 鍾乳洞でよく見かけるライトアップはなく、地味な感じの洞窟だ。長いトンネルというか地下道を歩いている感じだ。

 公開部分の一番奥には大きな溶岩柱があって、天井まで届いている。公開されているのはここまで。この溶岩柱は、洞窟の中で唯一、カラーライトで照らされている岩である。ここまで30分弱かかった。

 ここから入口まで同じルートを引きかえす。ちょっと単調で退屈な感じだった。

 下左  洞窟を出て、バス停まで30分ほどまた歩いた。このような単調な道が続く。

 下右  バス停で少し待ってバスに乗車。城山(ソンサン)まで乗車。

  城山に入るが、城山○○というようなバス停がいくつかあって、どこで降りようかと考えるうち、城山日出峰(ソンサンイルチュルポン)が見えてきたので、その山のできるだけ近くまで乗ることにした。結局、城山の町の中心に城山日出峰というバス停があり、そこで下車した。

 すでに、13時少し前。万丈窟で、バス停から洞窟まで、それに洞窟の内部で歩く距離が予想より長かったために、城山にやってくるのが遅くなった。それで少し遅めの昼食となった。日出満海(イルチュルマンヘ)という食堂に入る。

 注文したのは、海鮮小鍋(ヘムルトゥッペギ)。海産物がいろいろ入った1人用の鍋物だ。

 もちろんおかずもいろいろついてくる。ハサミは蟹や海老を食べるときに使った。

 10000ウォン(約800円)でこれだけ食べられるとはびっくり。

 下左  鍋を拡大。

 下右  具を取りだした状態。

 

 食後は城山日出峰に上る。バス停から少し入ったところが、登山口だ。

 城山日出峰も2007年に世界自然遺産に指定された。5000年前、浅い海中の海底火山が噴出してできた火山。高さ182m、噴火口は直径450m、深さ90m。

 頂上まで登れる登山路が崖に貼りついている。下から峰の上まではゆっくり歩いて30分ほど。

 

 登山路の下からの全体風景。

 小雨が降っていて、傘をさしての登山であった。崖下まではゆるやかだが、崖にはつづら折りの階段がつけられている。

 噴火口の内部。

 内部に下りていくルートもあったが、一般人は入れなかった。

 冬季なので枯れ草で覆われていたが、夏季だと一面が緑になるのだろう。

 頂上からみた城山の町。

 日出峰とその麓の城山の町は、海に浮かぶように両側を細い半島で済州島の本体とつながっている。

 案内板の写真より。

 海の中に飛び出た山であり、山体に比べて大きな噴火口があることがわかる。画像の真ん中の右に見える四角いところが駐車場で、ここから上り始める。

 下  城山日出峰から下山する途中に、海岸近くに行ってながめた牛島。

 この島もまた大きな噴火口があるという。ここも行きたかったのだが、時間不足で行けず。

  城山日出峰から下山し、15時24分の済州行きのバスに乗車。これから90分ほどかけて、済州に戻る。牛島へは行けなかったが、万丈窟と城山日出峰、どちらもよく歩いて満足した。

  上右  済州国立博物館。当初は行く予定はなかったのだが、あるバス停で、済州国立博物館って言ったので、急きょ下車して訪問することにした。済州の市外バスでは一部のバス停だけだが、日本語、英語の案内もテープにより行われるのだ。国立博物館もそれでわかったのだ。

  右  国立博物館の内部。この日は土曜日だったのだが、土曜日は入場料無料でラッキーだった。展示は済州の古代から近代までの展示が中心。 

  国立博物館を見たあとは、市内バスで市庁へ。ここは500系統が通ることがわかっているので下車してみた。

  ワッフルと何やら変わった焼き菓子を売っているお店があったので、のぞいてみた。

  上右  よく見れば、恐龍の形をしていた。どうして恐龍なのかというと、済州市内の名所のひとつに龍頭岩があるからだろう。中身はクリームであった。3個で1000ウォン(約80円)。

  右  袋にも恐龍の絵が描いてある。すぐに立ち食い。

  

 上左  市庁のバス停。焼き菓子のお店のほぼ向かいにある。市庁舎の壁には、古代の済州人らしき絵が描いてある。

 上右  市庁舎の玄関。

 ここから500系統で新済州へ。ホテル最寄りのバス停も通過して、焼肉店「七億兆」の近くのバス停で下車。

 左  めざすお店はすぐにわかった。

 カルビ2人前を注文。最低2人前の注文なのだが、量的にも2人前がちょうどいいくらいだ。1人前だと少なすぎる。

 アシュマ(おばさん)が焼いてくれた。

 上左  カルビのほか、しいたけとにんにくを焼く。

 上右  飲物はマッコリ。米から作る酒だが、にごり酒で、発酵により酸味がある。

 左  焼き終わったあと食べるのだが、すぐに焼けるので、食べるスピードが間にあわず、しいたけの上に焼けた肉がのっている。

 上左  ケジャン。ワタリガニのキムチ。カニの甘味と薬味がうまくあって美味しい。

 上右  これで、肉も終わり。たくさんいただきました。

 左  ムルネンミョン。スープつきの冷麺。固く締めた麺も上に具の肉、ゆでたまご、野菜などがのせられ、冷たいスープがかかっている。

 満腹になってホテルに戻り、2日目が終了。

 

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