2 日 目

 

  東横インでは、簡単な朝食がつくのも日本と同じで、食堂がなくロビーで食べるのまで日本と同じだ。内容は日本と同じような感じだが、キムチがあること(イカキムチはなかなかうまかった)と、おにぎり2種類のうち1つがキムチライスを固めたものだったのが韓国らしい点だ。

 朝食をとっていたら、韓国人客が日本人よりずっと多いのだなとわかった。皆さん、味噌汁をスプーンですくって飲んでいたし、おにぎりもスプーンで食べていた人が多い(箸で食べていた人もいる。ただし、金属の箸でおにぎりをつまむのはつまみにくい。)からだ。チェックイン、アウトの際も、近くの客は韓国人だと言葉でわかったし、思っていたほど、日本人客の割合は高くないようだ。

 チェックアウトして、地下鉄駅に行く途中に小さな楼閣を発見。少しだけだが、城壁も残っていた。

 

 

 

 

 

 帰国日は、まず西五陵に向かう。地下鉄2号線と3号線を乗り継ぐ。車内でまたもやもの売りに遭遇。今度は、男性用のズボン下を売っていた。

 3号線は、ノクボンで下車。

 バス停に行った。

 ノクボン駅から9701番か205番のバスに乗るとよいところまでは、行った人のブログで判明したが、どの停留所で下りればよいかは事前にネットで調べたときには不明だった。

 

  ノクボン駅で地下鉄を下車し、バス停へ行き、停留所を探した。停留所一覧から、見つけ出すのに苦労したが、上の画像で右から2つ目にセーウルンとあるのを発見。

 やがてやってきた9701番に乗車し西五陵へ。約15分。

 

 

  

 車内はがらがら。 

 でも、下りそびれた。西五陵の看板が見えてきたのだが、行きすぎてしまった。次の停留所で下車して、500mほど逆もどり。

  韓国で2009年、世界遺産に指定されたものに「朝鮮王陵」がある。朝鮮時代の27代の王と王妃の陵墓は今もすべてが残っていて、全部で42ある。このうち北朝鮮にある2つを除いた40墓が、今年新たに世界遺産になった。

  40墓のうち、行きやすいものには次のものがある。
・東九陵 中央線九里駅からタクシー
・西五陵 地下鉄3号線ノクボン駅からバス
・宣陵 地下鉄2号線宣陵駅すぐ

  このうち、最大のものが東九陵だが、帰りのタクシーがない場合、歩かねばならないことを考え、帰国日なので、行くのは避けた。また、一番行きやすいのは宣陵だが、これは簡単に行けるのでいつ行ってもよく、これまた避けた。それで行ったのは西五陵。ここには、明陵、敬陵、昌陵、翼陵、弘陵がある。

  ここには5つの陵墓があるが、これは明陵。明陵は約30年ぶりの開放だそうだ。

  なんだか日本の鳥居に似た門がある。でも太極旗のマークがついているのと、矢のようなものが上を向いて門の上部にとりつけられている。

  この内側が聖域らしい。門の内側には石畳の道がある。その道が行きつくところに丁文閣がある。ここで祭事が行われる。

  丁文閣よりもはるか奥に陵墓があるが、そこには近づけない。

 これは王・王妃の墓ではないが、王の墓と同じような構造になっている。ここだけが、すぐ近くで撮影できた。


 

 

 

 

 

 左は敬陵。陵墓はみな林の中にある。この時期、芝生が枯れているのだが、春から秋にはこれが緑になってもっと美しいだろうなと思う。

 5つの陵は、少しずつ離れていて、東端の明陵と西端の弘陵とは2km少し離れている。しかも、移動の途中には、坂をアップダウンするところもあり、回るのには結構時間がかかる。それで、端から端まで30分くらいかかった。西五陵全体では1時間半ほど滞在した。

 帰りは205番のバスでノクボン駅に向かった。205番のバスは9701番に比べ遠回りする区間があり、少し時間がかかった。

 韓国の世界遺産は全部で8つ。すべて訪問したことになる(複数含まれているときは、そのうち何か訪問すればよいとして)。

 西五陵から市内に戻り、向かった先は明洞(ミョンドン)。久しく行ってないので行ってみたくなったのだ。

 救世軍が募金集め。これは年末の風物詩だ。

 

 

 

 

 行きかう人たちは真冬の服装。ウィンドウはクリスマス仕様だ。

  ここで昼食。安くすませようと思っていたら、日替わり定食の広告があったので、入ってみた。

  入ってみて、有名なお粥の店だったと気づいた。でも、お粥ではお腹がもたないと思って、やはり日替わりを注文。

 広告では魚のついた写真があったので、それにひかれたのだが、魚はでてこず、だまされた感じ。まぁ、他のおかずも悪くなかったけど。

 

 

 

 

 さらに明洞を散策しながら、肉まんの屋台を見つけた。あんは野菜の多いもので、あんがこぼれおちないようにするのに苦労した。
 

 

 

 

 

 

 次に、ホットクの屋台を見つけて、これまたいただく。残念ながら、アツアツをふーふーしながらってのじゃなく、さめてしまった作り置きを渡された。やっぱり、アツアツじゃないとなぁ。

 

 

 

 

 

 土産を買いにロッテデパートへ行き、そのあとは地下鉄を乗り継いで金浦空港へ。デパートから地下鉄駅にはいるところでみつけたのが、卵饅頭? 卵を一個入れた小判焼きだ。これも、作り置きをとらされた。

 早めに金浦空港に行くことにして、乙支路入口(ウルチロイック)から2号線で堂山(トンサン)。そこで9号線に乗継。

 堂山は地上駅だが、ホームのドアがついていた。堂山での9号線への乗継は専用のゲートを通ってのもの。

 9号線は急行で金浦空港に向かった。

 キンポ空港のKALラウンジは出国前にあるので、ちょっと落ち着けなかった。搭乗の何分前に保安検査に並べばよいかもわかりにくいし。

 でも、保安検査も出国手続もほとんど列ができておらず、今後はあわてなくゆっくり動けばよいことがわかった。

 辛ラーメンで韓国最後の食事。機内食よりはいいかなと、、

 

 金浦空港の国際線は、ゲートは4つでこじんまりとしている。

 行先も、左の画僧では、羽田、大阪、虹橋しか映っていない。

 機内食は空弁。飲み物は白ワインにした。

 たった2日の訪韓だったが、きっちり楽しめた旅だった。

 

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