2013.11  ソ ウ ル

 

1  日  目

ソ ウ ル へ

 今回のソウル行きは1泊。1泊の海外旅行は3年ほど前に、立て続けに3度おこなった。ソウルへ2回、台北に1回。1泊でも楽しめることはわかったが、できれば最低2泊はしたいっていう気持ちもはっきりした。それで、その後は1泊旅行はおこなっていなかった。

 今回も2泊の予定だったが、当初の出発日に用事が入り、出発日を1日遅らせることにした。行きかえりとも変更可能な航空券なら旅行時期を遅らせたのだが、今回の復路はピーチを利用するので、変更ができず、1泊旅行をすることにした。

 関西空港に着いたあと、ふとKIXリフレッシュキャビンのシャワーを使ってみようと思い立った。関西のJALサクララウンジにはシャワーがないのだが、その代替として空港会社が営業しているラウンジのシャワーを使うことができる。

 KIXリフレッシュキャビンを利用するのは初めてだ。どんなところかと思っての利用だ。

 入口でJALのステータスカードと搭乗券を見せる。30分間の利用だという。料金を払っての利用だと500円なので、JALが払っているのだろう。

 JALのラウンジのシャワーとは少し違い新鮮な感じだ。30分の時間利用し、すっきりした。

 朝シャワーを浴びて、さっぱりしたあとはサクララウンジへ。ここで朝食をとるために、朝から何も食べずに家をでてきた。

 今回、今までなかった初めてのメニューの出し巻があった。なかなか美味しい。あとはいつもと同じメニューだが、何年か前にくらべれば関空サクラもずいぶんよくなったと思う。飲みものはCAVA。

 機内食も楽しみなので、ラウンジではセーブしておく。

 上左  JL971に搭乗。

 上右  以前は1日2便体制だった関西・ソウル便だが、いつの間にか1日1便になっている。LCCに客をとられているのだろうか。

 左  5000マイルでアップグレードできるキャンペーンを利用してビジネスクラスに。1A 席をとることができ、隣席も空席でラッキーだった。

 上左  機内食は手まり寿司。

 上右  飲物は白ワインにした。

 左   デザート。

 下左  コーヒー。

 下右  いよいよ韓国上空へ。金浦空港まではあっという間だった。

ドラム缶焼肉食べられず宿へ

 最近は、どの国ででもたいてい、入国すればその国で使えるSIMカードを購入することが多い。韓国の場合は、保安上の理由だろうか、簡単にSIMカードを購入することはできない。

 それで、KTのオレWiFiを利用することにした。このWiFiのことは、ネット友のshojiさんに教えていただいたものだ。

 金浦空港で入国したあと、まず上の階の出国コンコースに上がった。JALで帰国するときにいつも利用しているKALラウンジの入口の手前にあるセブンイレブンに行った。そこで、オレWiFiを購入した。といっても、1日分3300ウォンを払うだけだ。

 そのあと、そばのベンチに座って、10分ほど悪戦苦闘。24桁の数字を入力するわけだが、細かくて見えにくく何度か失敗。うまくいったあとは、今度は12桁の数字の入力。こちらは間違えずにできた。これで無事に開通。

 このあと、空港鉄道の金浦空港駅に向かったが、地下道が工事中で、動く歩道と狭い歩道だけになっていて、息苦しい感じだった。

 空港駅にいったあと、今回は土産を買う時間がないので、まずEマートに行った。しかし、リクエストされているものが見つからず、ソウル駅についてから、ロッテマートに行くことにした。

 金浦空港からソウル駅までは20分強。以前、地下鉄で移動していたころの半分の時間だ。

 しかし、ソウル駅についた後がいけないのだ。まず、空港鉄道の駅は地下深くにあるので、エスカレータを乗り継いで地上に出るのに時間がかかる。さらに、地上に出たところはソウル駅の西のはずれ。東側にある地下鉄のソウルヨク駅(「ソウル駅」駅の意味)に行くにはかなり歩かされるのだ。

 今回はロッテマートに立ち寄って、リクエストの品を購入しておいた。

 地下鉄1号線から2号線に乗換えて、新村(シンチョン)で下車した。新村は14年ぶりだ。前回きたときは、新村バスターミナル(バスターミナルとは名ばかりの実質はバス停だったが)から江華島行きのバスに乗車したのだ。今でもここから江華島行きのバスがでているのだろうか。

 今回は、新村の地下鉄駅の近くにあるドラム缶焼肉の店に行くためだ。はじめてのドラム缶焼肉を楽しみにしていたのだったが、、

 店の前まで行って、ガァ~ン。あまりの長い行列にびっくりしてしまった。14時すぎで、すいているはずだと思ってやってきたので、予想外だった。店の中をのぞいたが、確かに満員状態。

 次の機会にまたチャレンジすることにして、今回はあきらめて立ち去った。

 宿に向かうことにして、新村から地下鉄2号線と1号線を乗り継いで鐘閣(チョンガク)で下車。

 久しぶりに仁志洞(インサドン)に向かった。

 散策はあと回しにして、まずは宿に直行。迎賓荘(ヨンビンジャン)だ。

 ここに泊まるのは2007年12月以来6年ぶりだ。以前は、ここがソウルでの自分の定宿だったのだが、最近は利用していなかった。

 下左  オンドル部屋に泊まった。床に直接、布団が敷いてある。まだ、暖房は入っていなかった。

 下右  洗面所にシャワーがついている。

仁志洞散歩

 上左   16時に宿を出て散策開始。わずか4,5時間だが、ソウルを楽しもう。宿から仁志洞に出たところに、長いコーンをぶら下げている店があった。以前はこんな店はなかった。

 上右   アイスクリーム屋だった。1つ購入。食べ応えあり。

 左  路上パフォーマンスのグループがいくつかあったが、子供のバイオリンン弾きがいて、人垣ができていた。

 上左  ホットク屋台。

 上右  1つ食べてみることにした。熱い蜜がはいっているので注意。外の皮が冷めても、蜜はとても熱い。う~む、やっぱりホットクはプサンのほうが美味しいや。

 左  腹ごしらえに素麺のチェーン店へ。韓国で素麺は食べたことがなく、ちょっと入店。カンビグクス。しょうゆ味の混ぜ素麺と日本語の説明もあった。

 まだ食べたりないのでトッポキも食べる。どこで食べても辛いが、お店によって甘辛もあれば激辛もある。ここは激辛。自分は辛いもの好きだが、ここのは辛すぎ。あまりに辛く、スープで味をうすめにしようとしたら、スープも唐辛子がたくさん入っていて、よけいに口の中が辛くなってしまった。

ソウルランタンフェスティバル

 ソウルでランタンフェスティバルをやっているなんて聞いたこともなく、現地に行って、何をやっているのだろうと思って、近づいてみたらランタンフェスティバルだった。

 今年が5回目ということなので、さほど歴史はないが、規模はかなり大きく定着してきた催事のようだ。

 場所は、清渓川(チョンゲチョン)。仁寺洞を散歩したあと、明洞に行こうと思って移動の最中に、清渓川を渡るときに発見したのだ。

 ソウルにやってきた前々日からはじまっていて、17日間の催事だ。

 ちょっと見てみようかと思い、川べりに下りてみた。かなりの人出だ。

 昼間は寒いとは思わなかったが、川べりでゆっくりと歩いているとかなり寒い。中華圏では元宵節におこなわれることが多いが、最も寒い時期である。それに対して、ソウルでは、冬を迎える行事として考えられているのかもしれない。

 2014年のアジア競技大会はインチョンで開催されるようだ。ランタンで初めて知った。
 王様の前に並ぶ臣下たち。ランタンにはいろいろなものがあったっが、歴史的な感じのものが多いようだった。

 下左  馬のランタンは動きがあって見ていて面白かった。

 下右  西端のあたり。清渓川のうち、0.9kmの区間にランタンが並んでいた。清渓川の両側をぐるっと回るように進み、2kmを1時間半ほどかけて歩いた。

 予定外のランタンフェスティバルに遭遇したため、明洞行きはとりやめ。

 鐘路(チョンノ)の繁華街をあてもなくぶらぶらして、仁寺洞の宿に戻った。

2  日  目

  この日は帰るだけ。仁川空港発10時25分のピーチに搭乗するのだが、朝食はラウンジでとりたい。それで、ソウル駅発7時の空港鉄道で仁川空港に向かうことにし、宿を6時過ぎに出た。

 6時過ぎの仁寺洞はまったく人の通行がなく、昼間の喧騒からは想像できない静けさだ。こういう仁寺洞は、このあたりの宿に泊まらないと見ることはできない。

 10分ほど歩いて鐘閣駅から地下鉄1号線に乗る。

 ソウル駅に着くと6時30分過ぎで、地上に出ると、少し明るくなってきていた。旧ソウル駅の駅舎がうっすらと見えるが、人出はほとんどない。

 新しいソウル駅は遠くに光っているところ。地上に出る階段を間違えてしまったようだ。

 ここから新ソウル駅に行き、さらに駅舎の中を通って、駅舎の西側に行ってから、地下深い空港鉄道の駅に向かった。この距離は宿から地下鉄駅までの距離と同じくらいだった。

 7時発の空港鉄道のノンストップ列車に乗り、仁川空港には7時43分着。

 ピーチのチェックインカウンターに向かうとすでに、手続がはじまっていた。数人並んで、手続完了。

 今回は、有料の座席指定はしておらず、どんな席になるか心配もしていたが、幸い、通路側のD席でよかった。早めにチェックインしたのもよかったのかなぁ。ただ、席の位置は中央付近で、後ろからも機外に出られる関西空港では、機外に出るのは最後になりそうだ。

 保安検査、出国手続とも少し並んで、制限区域に入った。

 今回はじめてシャトルに乗ってサテライトに向かう。仁川空港は今まで本館しか利用しておらず、シャトルもサテライトもはじめての利用だ。このシャトルは地下を走る。

 下左  サテライトに着いて、すぐにKALラウンジへ。今回は、前年夏に2年間無料キャンペーンで入会したダイナースクラブのクレジットカードでの入室だ。

 下右  金浦のKALラウンジに比べて、別の航空会社のラウンジかと思えるほど、明るく、スタイリッシュな造りになっている。

 上左  待ちに待った朝食。ここでいただくために、6時すぎに宿を出てから何も食べていなかった。宿から2時間半でたどりつき、やっといただいた。

 上右  朝からビールをいただく。考えてみれば、前日、ソウルに着いたあとはアルコールは飲んでいなかった。韓国のビールは薄くて水っぽいのだが、美味しく飲めた。

 左  辛ラーメンのブラックを初めていただいた。辛ラーメンの高級バージョンでソルロンタンのスープなのだが、違いはよくわからなかった。ピーチでは機内食を買おうと思っているので、ラウンジの食事はこのくらいにとどめておく。

 上左  109ゲートというゲート番号で、ひょっとしたらバス連絡かと思っていたが、ボーディングブリッジからの搭乗。客層は観光客風が圧倒的で女性が大半だ。男性でビジネスマン風はほとんどいない。

 上右  搭乗機。横にタイ航空が駐機していて、色が似ていることに改めて気づいた。

 左  搭乗は先にABC列の客が搭乗、あとですべてのお客様という順だった。自分はD列だったのであとの搭乗。ABC列を先に搭乗させるという方法は、今まで経験がなく新鮮だった。

 着席すると自分の周囲が女性ばかりであることに気づいた。自分の列と前後2列は全員が女性だ。韓国路線でこのようなことは初めてだ。ピーチはうまく新しい顧客を開拓できていると思う。

 飛行時間は1時間15分ほどだが、最初と最後の15分はシートベルトのサインが出ている。サインが消えると、まず税関申告書と外国人用の入国カードが配られる。

 そのあとで機内販売があった。前からと後ろから機内食と免税品の販売があった。真ん中付近の自分のところは最後になった。とはいえ、何から何までの有料のLCCゆえ、注文する人は少ないので、イライラさせられることはなかった。

 すでに、着陸時のシートサインが出るまで35分ほどになっていたが、新しく販売開始になったという「千房」のお好み焼きのドリンクセットとピーチオリジナルのピーチアイスを注文した。 

 お好み焼きセットとアイスで1200円。先にカードで支払いをしたが、温めるのに10分ほどかかるという。

 運ばれてきたのは、シートサインが出る20分前あたり。アルミホ イルを開けると、お好み焼きのにおいがたちこめる。まわりの人は大丈夫だろうか少し気になる。ソース、マヨネーズ、かつおを自分でふりかける。美味しかったのだが、急いで食べねばならなかったのが、ちょっと残念。

 そのあと、ピーチアイスをいただいた。桃の破片?がわずかに入っているのがいい。甘すぎずさっぱりした味で、お好み焼きの食後には向いている。ただ、お好み焼きを食べている間に少し柔らかくなったが、まだ硬くて、時間にせまられている中で、ちょっと食べにくかったのがマイナス点。

 お好み焼きとアイスを食べ、手洗いに行って席に戻るとすぐにシートベルトのサインが出た。

 到着時のアナウンスでは、最後に「おおきに」と大阪拠点の航空会社らしさを出していた。

 関西空港のLCC専用(現在のところはピーチ専用といってもいい)の第2ターミナルに到着。前後のタラップから機外に出るが真ん中の席だったので、一番最後近くに出た。歩いてターミナルに向かった。最後近くに機外に出た割には、入国審査場ではあまり待たなくてよかった。連絡バスでアエロプラザに向かい、帰宅した。

 

 

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