2日目  都 心 散 策

  

スンドゥプチゲ
 この日は日曜日。朝食を出している食堂の場合でも、平日より営業開始が遅く、9時とか10時にスタートする場合がよくある。

 それで、早朝6時に宿で出している簡単な朝食をいただいた。お粥、味噌汁、オレンジジュースだ。パン食も可能で、食パンを焼いてジャムなどをつけて食べることができる。

 このあと、部屋でもう一休み。
 
 タプコル公園に近い、「トッペギチプ」へ。トッペギとは土鍋ということ。平日は6時からだが、日曜は9時からなので、9時前に宿を出て、ここをめざした。

 メニューはシンプルで、テンジャンチゲ、スンドゥプチゲ、キムチチゲ、ウロンテンジャンチゲの4種類。初めの2つが4500ウォンであとの2つが5000ウォンと安いのも魅力。

 韓国でよく見かける食堂の店構えだ。
 
 スンドゥプチゲを注文。豆腐鍋ってことだが、チゲは一人用の土鍋で供せられる。(プデチゲは大鍋が普通。)

 まず、おかずがいろいろ運ばれてきた。次にご飯。ご飯の下には、ごま油で和えたもやしが入っている。
 
 ご飯におかずを混ぜ合わせ、ビビンパプ風にして食べるといいらしいので、試してみた。
 やがてスンドゥプチゲが出来上がってきた。アツアツで煮たぎっている。豆腐はまるごと1丁入っている。
 豆腐の下には卵も入っていた。
 店内の様子。いい店を見つけた。また朝食のためにやってきて、4つのメニューを制覇しようと思う。
都心散策
 朝食を食べ終わると9時半。15時の便で帰国だが、金浦空港では、Eマートで土産も買いたいので、11時半に、空港方面に向い始めたい。ということで2時間ばかり、都心散策をしてみる。都心の見どころはずっと前に行ったことがあり、仁寺洞(インサドン)はよく行くが、ほかは最近行っていないところが多い。

 まずタプコル公園。以前は老人のくつろぎの場という印象があったが、日曜の朝だからか、お年寄りは多くはいなかった。画像は公園の中心にある八角堂。1919年の3・1独立宣言はここで朗読された。ガラスの中にあるのは、国宝の十層の石塔(土台を入れると13層)。背後の木の向こう側には3・1運動のレリーフが並んでいる。

 
 
 仁寺洞を歩いて、向ったのは韓国仏教の最大宗派である曹渓宗(チョゲジョン)の総本山である曹渓寺(チョゲサ)。ここも訪問するのは久しぶりだ。

 本堂では何かの法要が行われていた。入りきれない人々が本堂の前の広場で礼拝している。

 

 

 
 
 門を入ると本堂の前まで日よけの布が張られていて、風に揺られているのがきれいだった。布からは紙製の魚が泳いでいるようにぶら下げられていて、気持ち涼しいって感じだった。
 
 厳重な警戒をしているアメリカ大使館の裏手などを通って、光化門にやってきた。2009年に再建された新しい光化門だ。以前の光化門があった当時にここへは来ているが、新しい門になってからは初めてだと思う。

 ちょうど衛兵交代式をやっていた。景福宮の休みである火曜日以外、景福宮の開いている時間帯の毎正時にやっているとのこと。

 
 
 光化門から南下する世宗路は以前は16車線の大通りであったが、2009年に中央部の6車線の部分が公園になった。この公園も初めての訪問だ。

 大通りの真ん中の公園には屋台が並んでいた。車道に一番近い部分には、少しくぼみがあり、水が流されていた。画像では見にくいが、右下部分の黒っぽい部分である。
 世宗大王像。公園ができたときに作られた。この地下には記念館「世宗物語」があり、行ってみた。地下には李舜臣の記念館「忠武物語」もあり、行き来できるようになっていた。
 
 李舜臣像。この像は以前からあり、大通りのど真ん中にあったが、公園ができてからは初めての対面だ。像の下に地下鉄光化門の入口があり、11時半、都心散策を終えて5号線で金浦空港へ向かった。
帰 国
   途中でコンドクで空港鉄道に乗り換えようかと思っていたが、面倒くさくなり、少し時間が多くかかるが、そのまま5号線に乗り続け、12時半に金浦空港駅に到着。そのあと、Eマートで土産を買ってからターミナルへ。

 チェックインをすませて、KALのラウンジへ。サンドイッチとビールで昼食。1時間あまり、ラウンジで休んだ。
 
 
 上左  15時発のJL974に搭乗。

 上右  搭乗機。この便から新しい航空券を使用開始。

 左  おつまみには白ワイン。
 
 機内食は弁当風スタイル。行きは水色の風呂敷に包まれていたが、帰りの便ではピンクの風呂敷に包まれている。飲物は赤ワインにした。

 食べ終わったあと、椅子を倒していたのは15分ほど。すぐに着陸態勢に入っていった。

 

 

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