1 日 目 コ タ バ ル へ
エア・アジアに搭乗するまで
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伊丹からJAL最終便で羽田の第1ターミナルに到着。このあと、国際線ターミナルに移動。 すでに、羽田発深夜便の利用は6回あるのだが、今まではいずれもJAL便。JAL国内線からJAL国際線に乗り継ぐ場合は、制限区域内を通るJAL専用の「スカイシャトル」というバスを利用できる。しかし、今回はエア・アジアで専用バスは使えない。 それで、一般の連絡バスを利用した。ここで失敗してしまった。やってきた無料のターミナル間連絡バスに乗車。 |
当然、国際線ターミナルに行くと思っていたものが第2ターミナルに到着。ここでバスを間違えたことが判明。ターミナル間連絡バスは2系統あって、第1と第2の間だけを回るバスと第1から国際線、第2と回るバスがあったのだ。 かつて、第2の近くに国際線の小さなターミナルがあった当時は全部の連絡バスが国際線ターミナルに立ち寄っていたので、そのときと同じ感覚でいて、現在のターミナルができてから利用した6回中5回はJALの専用バスで、残り1回は、やってきた連絡バスが国際線を回るバスだったので今まで気づかなかったのだ。 再度、第1ターミナルに戻ってバスを下車して、次にやってきた国際線を回るバスに乗車。いつもは制限区域内を通るが、この日は制限区域外なので見慣れた景色と少し違う。そうこうして、国際線ターミナルに到着。 |
そして、出発ロビーに上がり、すぐに保安検査場に向かった。エア・アジアの日本線では、ネットでの予約手続が終わると、Eチケットだけじゃなく、Webチェックインをすれば、搭乗券も印刷
できる状態になる。それで、搭乗券を印刷して持ってきた。 ところが、保安検査場で、まずチェックインをしてくださいと言われてしまった。そりゃそうだ。いくらWebチェックインをして、搭乗券を持っていて、預け荷物もないとはいっても、パスポートチェックまではしていない。だから、カウンターに立ち寄る必要があるのだ。2つ目の失敗。 どうして、間違ったかというと、今までのJALの場合は、伊丹で国際線を含めてチェックインしてしまうので、羽田では保安検査場に直行できたのだ。それと混同してしまったのだ。エア・アジアのカウンターで少し並び、チェックインをした。正確にはWebチェックインはしているので、パスポートの点検なのだが。そして、印刷してきた搭乗券とは別の搭乗券が渡された。 こちらは普通の搭乗券で、ANAが手続を代行しているのだろうか、ANAの文字がある。また、搭乗便名はD7523(D7がエア・アジアの会社コードで、エア・アジア523便ということ)なのだが、搭乗券にはXX523と表示されていた。 それにしても、Webチェックインの意味がないように思うが。 |
このあと、保安検査、出国手続をへてようやく自由の身に。羽田では2時間半の余裕があったのだが、すでにターミナル移動とチェックイン、それに2度の失敗であと1時間ほどになっていた。 それでも、出国手続のあと、まずフードコートへ。ここも混雑していて、少し待たされた。22時を過ぎると提供されるメニューはわずかになり、その中からカレーを選んだ。 |
食事後、続けてフードコートの隣にあるゴールドカードを持っていれば入れるラウンジに向かった。
今回は航空会社のラウンジが使えず、その上、プライオリティパスで入れるラウンジもないからだ。またまた待たされる。5人待ち。 航空会社のラウンジに比べると面積が狭い反面、入室者は多く、人口密度が高い。飲食物はソフトドリンクだけが提供である。それでも、過去に利用したことがあるゴールドカード保持者向けのラウンジに比べると広い。結局、入室したあと、ジュースを1杯だけいただいて、ゆっくりすることもなく退散。 |
そのあと、搭乗ゲートへ。着いたのはバスラウンジ。今まで羽田発はすべてブリッジから搭乗していたので、バス連絡になっている場合があることには気づかなかった。 ただ、帰国便はブリッジに着いたので、エア・アジアはいつもバス連絡というわけでもなさそうだ。 |
バス連絡用の搭乗口には搭乗予定時刻の10分前に着いた。すぐに搭乗できるはずだったが、搭乗時刻が遅れ、30分ほどここで待った。 搭乗がはじまり、バスに乗車。子供連れの客やプレミアムシート(いわばビジネスクラス)の客は優先搭乗 で1台目のバスで、これは全員着席した程度。2台目のバスが一般客でこれに乗車。こちらは立ち客多数。3台目も同じだったのだろう。その上、ほぼ同時発車だったので、優先搭乗というより、バスの優先着席という感じだった。自分は幸い2台目に座ることができた。 |
そして、これから搭乗するエア・アジア機に到着。雨が降っていたが、屋根つきタラップにバスが横づけされ、雨にぬれることもなく搭乗。 |
エア・アジアでKL乗継コタバル |
予約の際にエコノミークラスの前方通路側の席を確保しておいた。指定料金は1500円。往復で3000円は高く感じる。 LCCの常で革張りシートである。エア・アジアの中でも7時間近く飛ぶ長距離路線であるためか、近距離線用よりもシートピッチが広く取ってあり、既存の航空会社と違いはなくよかった。 この点まったくは気にならない。とはいえ、シートのクッション性がよくなく、リクライニング度も小さいので快適性は既存の会社のエコノミーには及ばない。 |
出発1時間後、機内販売があり、予約してあった機内食を受け取った。受け取りは搭乗券のバーコードを読み取ることで行われた。予約料金は600円だが、機内で買うと水とあわせて18リンギット(約470円)。でも、予約分以外にはほとんど積み込んでいないようなので、食べたい場合は予約しておくほうがよさそうだ。 食べたのはナシレマ。水はついてくる。ほかにコーヒーも注文した。5リンギット(約140円)。 |
深夜便なので、明かりが落とされ、眠ろうと努めた。わずかの時間だが眠れた。眠れないと、フライトマップを見たり、音楽を聴いたりするサービスがないので、退屈であった。 到着2時間前に2度目の機内販売があったがパス。 ほぼ定刻にKLのLCCTに到着。ターミナルビルに近い駐機場にとまり、あまり歩かずにビルに入ることができた。 |
定刻どおりに着いたので、予約していた便の1つ前のコタバル行きにも乗れたのだが、変更することもできないので、3時間ほど間がある。遅れた場合のことを考えると、できるだけ乗継時間をとったほうがよいので、やむを得ない。 入国審査、国内線のチェックインをすませたあとは、プライオリティパスで入れるラウンジへ。中は2つにわかれていて、一方は保安検査前、もう一方は保安検査、出国審査後にある。保安検査前のほうは国内線利用時も使える。 |
エア・アジアを利用する場合は、できるだけ乗継時間を多くとってほうが無難なので、プライオリティパスで利用できるラウンジがあるのはとても助かった。このパスを今後も継続するかどうか迷っているのだが、KLのLCCTで使えるなら、継続して持ってもいいかなと思える。 食事は種類は少ないが暖かいものが提供され、飲み物はビールもあった。また、利用はしていないが、シャワーもあった。なお、シャワーとトイレは保安検査前のほうにあり、保安検査後のほうはトイレがない上、狭いので、保安検査前のほうで長くくつろぐほうがよい。どちらも無料で無線LANが使える。 ところで、国内線はカウンターでチェックインすると10リンギット(約270円)必要だ。カウンターでチェックインを避けるためにはWebチェックインをするか機械でセルフチェックインするかだ。 |
今回、帰国便のWebチェックインがホテルのネットの具合でできるか心配だったのと、セルフチェックインが混雑していたら嫌だなと思ったので片道で10リンギット追加料金を払ってあった。何でも追加料金というのはちょっとなぁって感じ。 出発予定の1時間ほど前に保安検査をすませ、国内線の待合室へ。 |
搭乗するのはAK5282コタバル行き。ブリッジから搭乗する場合はGATEがわかればそれで飛行機に乗れる。エア・アジアの場合、GATEから出た後、駐機場まで歩かねばならない。それでGATEの下にはBAYが表示されている。これが駐機場の番号。 |
タラップで搭乗。機体の後方にもタラップがつけられ、2箇所から搭乗できるようにして、時間短縮をはかっていた。 屋根のある通路からBAYに出る出口のところとタラップをあがり機内に入るところで搭乗券をしっかりチェックしてい。る。GATEを含め3回チェックして乗り間違いを防いでいるようだ。 |
国内線はシートピッチが狭く、かなりつらい。まぁ1時間も乗らないので、がまんできるが、圧迫感がある。 機内販売は利用しなかった。買っている人もわずかだった。 |
コタバルに到着。ここでも歩いてターミナルに向かう。 |
コタバル街歩き |
コタバル空港から市内へはチケット式のタクシーで向かう。空港の制限区域外に出たところにタクシーチケットカウンターがあり、今回の宿であるクリスタルロッジまでのチケットを購入。27リンギット(約740円)であった。 さっそくタクシー乗場に行き、停車していたタクシーに乗り込んだ。コタバル空港は市街地の北はずれにあり、市の中心までは20分ほどでクリスタルロッジに到着。 チェックインのさいに、翌日の午前中はタクシーで郊外を回りたいので、タクシーを頼んでおいた。 |
今回の部屋は窓がない部屋だった。圧迫感があるうえ、雨が降っていてもわからないのが不便で、好みではない。しかし安い部屋をとったので、やむを得ない。それに静かなのはよい。1時間ほど部屋で休んだ。 |
休憩のあと、街歩きスタート。いきなりコーランの一節を書いた看板に出くわした。 商店の看板も、アルファベットとアラビア文字で、ないし、アルファベット、アラビア文字、漢字で書かれている場合が多いようだ。 コタバルはマレーシアの中でもイスラム色が濃いといわれるが、アラビア文字の多さからもそのことがうかがわれる。 |
ホテルから街の中心にあるカルチャーゾンまで10分ほど。この間にも、モスクがあった。 カルチャーゾーンの入口には王宮の門をイメージしたようなゲートがあった。
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カルチャーゾーンで最初に訪問したのは戦争博物館。その少し西側をクランタン川が流れているので、川べりまで行ってみた。川は黄色く、泥でにごった川であった。熱帯らしい感じがする。 |
戦争博物館は、かつては銀行だったが、日本の占領時代には憲兵隊司令部に使われた建物が利用されている。戦後はふたたび銀行になったが、その後、戦争博物館になったという。 展示の中には日本の占領時代の抵抗運動のものもあったが、一方、日本軍の上陸50周年の式典のものもあった。そのような式典の存在自体が日本軍の上陸を肯定的にとらえているように思えた。 |
屋外展示もあり、これは日本軍の上陸用舟艇。90年代にクランタン川で発見されたという。戦車は戦後のマレーシア軍のもの。 |
自分が次の博物館に向かおうとしたときに、女子小学生の一団が戦争博物館に社会見学にやってきた。 |
左 イスラム博物館。 下左 イスタナ・ジャハール。クランタン州の文化の展示をしている。 下右 イスタナ・バトゥ(王室博物館)。スルタンの身の回り品などを展示。 |
昼食と市場 |
カルチャーゾーンで最後に言ったのはハンディクラフト博物館。この建物の2階。バティックや銀製品などを展示していた。 この建物の1階はビュッフェ式の食堂になっている。
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とても人気があり、テーブルの空きをなかなか見つけることができずに、しばらく席探しのために中をうろうろ。なかなか席が空かない。席探しをしながら、ここでの食事の仕組みを観察。勝手に好きなものをとってきて食べていれば、巡回している店員がその値段をカードに書いて渡すようだ。 ようやく席を見つけたので、テーブルを確保したあと、食べ物をとりにいく。 |
ホテルの朝食ビュッフェを少し豪快にしたような感じだ。手前右は何も入っていないが、しばらくすると、チキンのから揚げがドバッと入れられた。 |
自分の食べたものの全景。この店は、地元民向けの食堂なので、すべて手づかみで食べなければならない。 以前にも手づかみの店には行ったことがあるが、外国人だとわかるとスプーンを持ってきてくれたりして、本格的にすべて手づかみでいただいたのは今回が初めて。ご飯を手づかみで食べるのがこんなに難しいなんて、、。 |
焼魚、チキンのから揚げ、魚のから揚げ。から揚げはアツアツで手でつかむのはなかなか難しい。それに、手は油まみれになる。テーブルごとに分厚いティッシュがおかれていて大活躍する。 焼魚と魚のから揚げでは、魚の骨を手でとる。骨をとるのは手づかみは便利だ。 |
何のジュースかよくわからないが、真っ赤で中にブツブツの入ったジュース。 これだけいただいて13リンギット(約350円)。このカードをもってレジで支払いをする。 |
コタバルのセントラルマーケット。このマーケットは3階建てで、1階が生鮮食料品売場。野菜、果物、魚、鶏肉などにわかれている。2階、3階は衣類が中心。 吹き抜けになっているので、明るいマーケットだ。 |
コタバルはマレーシアの中でもイスラム色の強い地域であるが、中東などとはちがう点もある。 売り手の女性も買い手の女性も、コタバルでは鮮やかな原色系の衣類を着ていることが多い。 女性が買い物をしているのも特徴だ。中東などでは男性が買い物をすることが多いが。 |
巨大なみかん。こんなを見たのは初めて。どんな味がするのだろう。 |
セントラルマーケットを出たところのモスク。 |
KLでも見かけた”ナゴヤ”という服飾店。 |
時計台のあるロータリー。この向こうに州博物館があるのだが、時間切れで入れず、翌日に行くことに。 |
クランタン河畔へ、水上家屋があった。いかだのように浮いていて増水しても水没しないようになっているようだ。 |
幻のナイトマーケット |
18時前にホテルに戻り2時間ほど休憩。 その後ナイトマーケットへ向かった。ガイドブックに書かれた場所に行ったのだが予想外に小さい。しかも飲食物の屋台がほとんどないではないか。旅行前にネットでコタバルの旅行記を見たのだが、食べ物屋台が充実している様子が読みとれたのだが、行ってみると衣類の店がほとんどだ。 |
マレーシアのムスリムがよくかぶっているソンコの屋台。買おうかと思ったが、かぶる機会もないのでやめた。 コタバルのナイトマーケットは縮小したのだろうか。場所変わったのかもしれないとう思い、少し離れたところにある屋台街も行ってみたが、規模は小さかった。残念ながらナイトマーケットは期待はずれ。 |
ナイトマーケットで夕食をとるつもりだったっが、食べたくなるようなものの屋台がなかったので、ホテルに帰る途中のコンビニでパンと飲み物を買って、ホテルで食べた。 ホテルに戻ったときに、フロントでナイトマーケットの位置を尋ねたのだが、自分の行ったところで間違いなかった。やはり規模が小さくなったのかもしれない。また、チェックインのときに頼んでおいた翌日のタクシーの確認もした。車が確保されたようで、料金は距離に関係なく1時間35リンギットだという。 |