3日目   宮  古  島

 

  最終日にして、初めて宮古島を見て回る。観光バスを予約してあるのだが、宮古島市役所の前で拾ってもらうことになっている。

  宮古島市は、最近の市町村合併でできたばかりの市で、以前は、平良市ほかいくつかの町が宮古島にあった。

 

 

 

 

   利用したのは、八千代バス。宮古島で見かけた貸切のバスもほとんどがこの会社のバスだった。(撮影は途中の下車地で)

  2004年1月の天皇訪問のさい、宮古島東急リゾートの庭に記念植樹。バスの中から撮影したもの。東急リゾートにいったのは、観光バスが主要ホテルを回っていくから。

  最初の下車観光地は、うえのドイツ文化村。

 

 

 

   明治6年にドイツの船が台風で遭難したとき、乗組員を助けたのが、上野村の住民だったことから、この施設は旧上野村につくられた。

   右のマルクスブルク城は、博愛記念館になっていて、この事故の記録やドイツ文化の紹介が行われている。  

 

  そして、えっ? と思ったのが、これ。ベルリンの壁が置いてあるのだ。かつて、ブランデンブルグ門の近くにあったものらしい。

  壁が置かれているのは、キンダーハウス。この建物の中には、子供向けのおもちゃなどが置かれているので、何か場違いな感じもした。

  自分がドイツへ行き、壁を見てきたのは1995年で、すでにかなりたつ。なぜか懐かしい感じになった。

 
 

  来間大橋を渡り、来間島へ。島をぐるっと回ったあと、橋を見る展望台へ。橋の真中の高くなっているところが、航路になっているところ。

  次に、みやこパラダイス。大温室の中を蝶が飛び回っている。同種のバタフライガーデンは海外でも行ったが、ここは蝶の数がかなり多いと思った。

 

 

 

  雪塩アイスクリーム。「雪塩」は宮古島特産の、ふんわかした塩。この塩を混ぜたアイス。ほかの塩も置いてあって、お好みに合わせて、アイスにかけて食べることができる。

 

  次に、貝の博物館のある海宝館に行った。

  バスに乗車してすぐ、ドラーバーから昼食を何にするか聞かれていて、宮古島の特産の貝である「タカセ貝」のバター炒め定食を頼んでおいた。

  レストランに行ってみると、ツアー団体の食事場所になっている。

  しばらく待って、「タカセ貝」がやってきた。やや、噛み切りにくい貝だ。

 

  食事後、貝の展示を見て回る。館長さんが、個人で集めた貝を展示しているということだったので、正直なところ、全然、期待せずに入館した。

  だが、予想外に充実した内容に驚いた。個人でおこまで収集できるのかというものだ。宮古島には毒をもった貝もいるとか、興味深く見ることができた。

  ほら貝のような大きな貝殻に、耳にあてると海の音が聞こえます、と書いてあり、実際、海の音のように思えた。

 

  続いて、島の東南端にあたる東平安名崎(ひがしへんなざき)へ。幅200mくらいの半島が細長く続き、その先端に灯台がある。

  左は、駐車場で下車してすぐのところの展望台。瓦が台風で吹き飛ばされたらしい。新しいのをつけても、また飛ばされるかもしれないので、瓦なしになっている。

 

 

 

  灯台にあがってみた。灯台の上から見た半島部。海の中に細長く陸地が飛び出している様子がわかる。

  

 

 

   ここの波は、北からやってくる波と、南からやってくる波があり、灯台の下でぶつかっている。   

 

 

 

 

 

 

 

  上は、東平安名崎灯台。  

 

  駐車場でさとうきびジュースを飲む。さとうきびをしぼってのジュース、海外では何度も飲んでいるが、日本でははじめて。

 

  東平安名崎からは、延々と島の東海岸に沿って北上。

  途中、島尻付近でマングローブが車窓から見えた。

 

 

 

 

  池間大橋を渡る直前に、西平安名崎が見えた。羽根が台風で飛んだり、軸が折れてしまった風力発電用の風車がある。

 
 

  上は、池間大橋。島に渡ったところから橋を望む。ここも、中央部が高くなっている。

  橋のたもとには、売店が並び、街中よりも土産物が安い。ここで、いくつかの土産物を購入した。

  そして、紅芋餅を試してみた。あつあつで美味しい。

 

  最後の下車観光地は、砂山ビーチ。

  細かい白砂がきれいな砂浜だ。

  このあと、車窓から人頭税石を見て市内へ。自分以外全員を市内で降ろし、そのあと空港に向かった。

  市内から空港までのタクシー代は約1000円であるので、観光バスで空港まで送ってもらえるのは、とてもよかった。観光バス代は2900円。(入場料などは別払い)

 

  飛行機の出発45分ほど前に宮古空港に到着。ほどよい待ち時間だ。

  これから乗る便は平常どおりの時間だが、本州に直行する便がかなり遅れているようだ。

  実は、自分も、那覇からの便で待たせるのだが、そんなことにはるとは思ってもみなかった。

 

  那覇に到着し、乗り換えの手続きをしようとしたら、1時間遅れだという。

  そのため、1000円のミールクーポンをもらった。いったん、外に出て、ミールクーポンで夕食を食べた。

 

  少々、食べたりないので、タコス巻きを買って、ロビーで食べた。

  搭乗口まで行くと、さらに出発が遅れるとの放送。結局、18時25分発だったのが、19時55分発になってしまった。

  搭乗便は、神戸空港行き。はじめての神戸空港の利用だったが、早く帰宅しなければと、空港内を見ている余裕もなかった。

  帰宅後、遅れていた理由が判明。能登で地震があったのだ。

 

 

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