11  パ ナ リ

 

5回目の旅 2日目です  
  朝、ホテルの3階の非常階段からのながめ。赤瓦の民家も見える。



 

  7時から朝食。家庭的な雰囲気のサービスは以前泊まったときと同じだ。
 
  パナリのツアーは9時に港の安栄観光の前で集合ということだった。8時30分にjホテルを出て、45分には集合場所に到着。

  燃油サーチャージが、八重山地方の旅客船に導入される。画像は安栄観光の掲示だが、八重山観光、石垣島ドリームでも同様の掲示があった。額は3社横並び。 ただし、安栄の波照間行きには導入されない。波照間海運も導入しないからだろうか。

  現在の運賃の15%程度のようだ。船の場合は、運賃がサーチャージ込みで表示されるようだ。だからよく知らない人にとっては、通常の値上がりとの違いはわからないだろう。 ただ、航空機の場合と同じで、団体割引などは適用されない。
 
  ツアーは「上地観光」のものを利用した。石垣からこのツアーでパナリに向うのは、自分一人のようだ。だが、西表の大原からの参加者が2人1組いるとのこと。

  西表の大原までは、9時30分発の安栄観光の高速船で行き、その高速船が新城島(パナリ)まで延長される形で行くらしい。
 
  船の切符を渡されたのにはびっくり。カウンターでは、新城行きのチケットは売っていない。でも、ツアー客向けにチケットが発券されるのだぁ。

  ちなみに運賃は、西表の大原行きと同額のものが書かれている。
 
  実際には、大原から新城まで、相当な額の金額をツアー会社が船会社に払っているのであろうが。
 
  乗船した船は、普通の高速船。新城(あらぐすく)島、通称「パナリ」に到着したとき。

  下船した乗客は10人程度いた。各社のツアーがこの船を使っているのだろう。大原で15分ほど待ち時間があり、大原から10分弱だったので、石垣からは1時間弱。






  
  到着した船から下船後、すぐに島の方向を撮影したもの。
 
  一見何も見えないが、木々に隠れて集落がある。
 
  桟橋のすぐ下のところでシュノーケリングをしているグループがあった。

 





  
  
 
  もと小学校だったところ。ここが、「上地観光」のベースになっているようで、まずここで手続き。昼食もここで。

  シュノーケリングに出かける2人組と別れて、別行動。
 
  まずは、集落内を一回りしてみる。12時に昼食があるので、それまでに戻らねばならないので、1時間少々で回れるところにした。

  人口は7人と伝えられるが、豊年祭のときには多くの島出身者が戻るという。

  集落内の管理はきちんと行きとどいていて、いつ住人が戻ってきても住めるような住居だ。

  右は、集落内の道路。
 
  お宮の入口から先は入ることができない。島にはお宮が何箇所かあった。



  
 
  右は、手入れが行き届いている住居。
 
  住居の外壁にきれいな花が咲いているところもあった。



  
  
 
  集落外に向かう道路。地図がない島なので、はっきりしたことがわからない。
 
  島には郵便局はないが、ある住居のところに郵便ポストがあった。収集時刻などは書いてなかった。何日かに1回収集に来るのだろうか。

  
 
  昼食時間まで間があっtので、港で少しすごした。

  右上の、港の一角に日影があったのでそこに入った。

  右は、港から見た西表島で、集落が見えるが、大原集落。
 
  昼食タイム。ボリュームたっぷりの弁当。石垣港で買ってきたものだろう。これに、缶入りのお茶がついていた。

  なお、当然だが、この食事以外の飲食物は自分が持参したもののみ。この島では、何も買ったりすることはできない。




 
  新城島は、上地島と下地島の2つの島からなり、間に水道があるのだが、2つの島がつながることもあるという。パナリとは、離れ、ということらしい。 なお、今回、訪問したのは上地島のほう。

  昼食後は、下地島の見えるところまで行ってみることにした。1.6kmほど離れているのだが、行きだけ、軽トラックで送ってもらうことになった。

  草をかきわけて、ビーチに出ると、400mくらい離れた下地島がよく見えた。
 
  下地島の桟橋だろうか。望遠で見ると、船が止まっている。

  下地島は、今は無人島(牧場の管理人が常駐しているとのことだが)なのだが、ここもかつては集落があった。今は、島全体が牧場になっている。この牧場の系列の旅行会社のツアーでは下地島に行けるという。
 
  ビーチから西表島を望む。
 









  

                              
 
  さぁ、下地島を見おさめ。
 
  20分ほど歩いて、集落に戻った。日陰になるところがなく、焼けるような感じであった。






 
 
  
    
  
  
  ヘリポート。
 
  クイヌパナ。

  桟橋近くの小高い岩の上だ。遠方には、先ほど見てきた下地島が見える。
 
  桟橋も見下ろせる。



  
 
   桟橋からクイナパナを見ると、、
 
  小学校のところに戻り、軽トラックで北の浜のビーチへ送ってもらった。

  すぐ近くで、歩いてもたいしたことないが、地図のない島なので、自力で行くのはなかなか難しい。

  このビーチもきれいで、シュノーケリングをしていた人たちもいた。
 
  桟橋の方向を眺める。海岸つたいに桟橋に出ることもできるようだ。

  このビーチの日陰で1時間ばかり、何もせずぼぉーっとすごした。なかなか気分がよいものだ。

  15時すぎに、そろそろ戻りましょうか、と声をかけられ、小学校跡の拠点に戻った。
 
  いよいよパナリをあとにする。

  16時すぎの船で帰る。大原でしばらく止まる。2人組は大原で下船。

  大原からは16時30分発の定期船となって、石垣に向かった。
 
  石垣には17時過ぎに戻った。まず、ホテルで一休み。風呂に入って、汗を流した。

  18時半ごろに夕食に出かけた。行き先は、「奈美ちゃん」。

  ここは、今年3回目の八重山の旅でたかジンさんと向かったのだが、あいにく満席状態で、入るのをあきらめたところだ。

  この日の夕食は、ここの食事のリベンジ。満席だったときと時間帯は同じだったが、この日はすいていた。他の客は地元の人だとすぐにわかった。
 
  まぐろの刺身。
 






  
 
  高瀬貝とオオタニワタリの炒め物。

  ガラスケースに2個あった高瀬貝は1個を他の客が注文し、あと1個になって食べたくなった。オオタニワタリは以前、サラダで食べて失敗したが、炒めるとまぁまぁ。
 
  島らっきょうの天ぷら。

  島らっきょうは柔らかい。むいたりするのに手間がかかるとかで、出てくるまでに時間がかかったが、美味だ。天つゆがなく、このまま食べるのか聞いたら、塩味がついていてこのまま食べてくださいとのこと。


  
  
 
  イカスミ汁。

  中にイカの身がたくさん入っている。汁の最後のほうにはイカスミのエキスのようなものがたまり、イカスミにも味があるんだなと実感。人によっては生臭いと敬遠するかもしれないが、自分は好みだった。

  食事のあと、ホテルへ。
 
5回目の旅 3日目です
  3日目はもう帰るのみ。朝食後、8時にホテルをチェックアウト。

  8時20分のバスで空港へ。もちろん、フリーパスを利用。それにしても、空港は人が多いのに、空港に行くのに路線バスが利用されないのは残念だ。

  9時30分発のANA便で那覇へ。
 
  那覇からは11時発の神戸行きに搭乗。

  帰りもプレミアムクラスを利用。昼食が出て、沖縄風炊き込みごはん、つまりジューシー。おかずがいろいろついているが、ゴーヤーチャンプルも入っているのが沖縄らしい感じだ。

  これで、八重山諸島の島は一通り行ったことになる。でも、また行くだろうな。
  

 

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