10  サ ビ チ 洞

 

5回目の旅 1日目です  
  ANA便で関西空港から沖縄へこの前日、フィリピン付近で台風が発生。もし沖縄にやってくるとしても、数日かかる見込みであったので、安心して出発した。
 
  
 

 
  
  





   今回もプレミアムシート。朝食付。飲み物はシャンパンをオーダー。
 
  那覇で乗り継いで石垣へ。正午少し前に石垣空港着。例によって、徒歩で空港ターミナルに向かうのだが、このときの機内アナウンスが微妙におかしかった。
 
  皆様を徒歩にてお送りします。というものだった。機内のあちこちで話題にされていた。

  さて、ターミナルを出ると、11時50分の路線バスが行ったところ。まぁ、この日は時間が十分すぎるくらいあるから、まぁいいや。
 
  バスターミナルまでバスに乗車。このあと、いつもなら港へということになるが、この日は、10分ほど歩いたところにある「いしなぎ屋」へ。

  石垣牛専門のレストラン兼牛肉小売店なのだ。かねてから、ここの焼肉ランチが美味だと聞いていたが、昼だけなのでなかなかこれなかったのだ。
 
  網で焼くスタイルで昼間から焼肉気分に浸れた。肉はとても柔らかく美味しかったのは言うまでもない。

  肉は、カルビとロースの2種類で、野菜焼、野菜サラダ、ご飯、吸い物、ソフトドリンク(自分はコーヒー)がついて、1800円。昼食にしてはちょっとぜいたくだったが、夜に行くともっと高いのでやむを得ないか。

  1時間くらいかけて、ゆっくりと昼食タイム。
 
    昼食後は、泊まる予定の「ピュアタウン大石」へ。チェックインタイムは15時だが、まだ14時。大きな荷物を預かってもらい、小さなバッグを持ち、サンダルに履き替えて出かけることにした。



 
 
 

 
  
 
 
 
 

 
   まずは、あやぱにモールへ。公設市場はじめ、沖縄ならではのものを販売している。
 
  公設市場の2階にあるカフェで一休みし、ぜんざいをいただいた。

  沖縄のぜんざいは、かき氷風のものだ。

  金時豆(小豆のこともあるようだが金時豆が普通)を黒糖で煮たものの上にかき氷を載せたものが、沖縄のかき氷の典型である。値段がやや高めのものは、金時豆以外に白玉や緑、黄、桃色などの団子が入っている。
 
  ゆっくりぜんざいを食べていたら、バスの出発時間が近づいてきた。サビチ洞にいくのだ。バスの本数は少なく、乗り遅れると大変だ。少し急いでバスターミナルに向かった。

  東バスでは、全線に通用するフリーパスを2000円で売っていて、それを使用した。空港に着いたときに購入。空港線は200円均一で帰りも乗ったから400円。それにバスターミナルからサビチ洞までは940円。往復1880円。少しお得な程度だった。

 
  サビチ洞は、石垣島の北のほうにあり、周囲には民家などはない。一番近い伊原間の集落も1kmくらい離れている。バスで行ったが、本数は1日5往復ほどだが、その中には早朝や夜間など洞窟を訪問するのには使えない便もある。

  時刻表をよく見て、16時45分ごろ洞窟の前を通るバスで行き、帰りは、終点で折り返して17時45分ごろ逆方向に向かうバスで帰った。このバス、ドライバーにいえばどこでも乗り降りできる(白保以遠)ので、洞窟の前で乗り降りした。
 
  さて、洞窟だが、バスを降りてから、洞窟の入口までは結構長く、6、7分歩いた。画像はバスを降りたところ。
 
 
 

 

  
 
  右は、洞窟の入口。入ったところに、大うなぎがいるという池があったが、いるのかいないのかよくわからなかった。
 
  さらに進むと、壺がたくさん置かれていた。八重山焼の壺で水を入れるのかなと思っていたら、いろいろな用途のものがあり、豚の油を入れるものなどもあった。さらに、建物の形をした焼き物もあり、なんと骨壺だという。これはちょっと不気味な感じ。
 

  
  
   
   
   
 
  300mほどの洞窟内の道は舗装され、明かりもついていて歩きやすい。10分ほど歩くと、ついに出た。海岸へ。そう、ここは海に出られる洞窟なのだ。
 
  出口の高さは低くてかがんで外に出た。左右に別れた遊歩道は左にいっても右にいっても海のそばに出る。暗い中からいきなり、まばゆい太陽の下に出るととてもまぶしい。

  小さなビーチでに出て一休みし、反対側の遊歩道も歩いてみた。そして、再び洞窟内を通り、入口から出た。規模などは、石垣島では石垣島鍾乳洞やその隣にある八重山鍾乳洞のほうが大きいが、海に出られるという点でサビチ洞が一番だと思った。
 
  再び、洞窟内を通り、入口から出て、バス停に戻った。途中、やぎ君がつながれていた。

  18時50分にバスターミナルに戻り、夕食をとるため美崎町へ。





  
  
 
  美崎町にはいきつけの「さつき」があるのだが、同じところばかりというのも何なんで、一軒ずつ店のメニューを見ながら歩いていたら、声がかかって、「一龍」に入った。
 
  海ぶどうと滝川豆腐。

  滝川豆腐は出されたときは固まりなのだが、ほぐすとところてんのようになる。なかなか美味しい豆腐で海ぶどうとよくあう。



 
  

  
 
  イラブチャーの天ぷら。

  イラブチャーは沖縄独特の青い魚。刺身は前回食べたので、今回は天ぷら。
 
  クチナギの塩焼き。

  クチナギは手ごろな大きさの魚で、よく塩味がついた焼き方だった。 

 




  
   
   
 
  寿司盛り合わせ。

   ご飯ものの代わりに、アオサ汁とともにいただいた。  
 

  食事後、ホテルへ。

  以前、ここには泊まって好印象を持っている。家族で経営されているようで、フレンドリーな感じだったが、今回もそうだった。

  ただ、冷蔵庫がなかったのが、今となっては、ちょっとつらいものがある。

  

 

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