1   那 覇 へ

 

羽田乗継で那覇
  長らく続いたソウル発券。記録を見ると2004年に、ビートルで韓国に渡り、帰りはソウル発の航空券で帰った。このときから、延々12年間、ソウル発の航空券ループを続けてきた。最初はソウルから単純往復、続いて金額的に有利だった大阪、東京経由で旭川往復、そして大阪、東京経由バンコク往復ビジネスと変わった。しかし、2015年、JALの関西/金浦が運休になってことで、ソウル発東京、大阪経由バンコクとなった。これは訪韓のさいにいちいち東京に立ち寄る必要があり、しかも、これまで、ソウル発券は1年有効だたのが、この券種は6か月有効になった。6か月のうちにバンコクとソウルの両方に行くのはかなり苦しかった。そして、ついにこの券種は韓国居住者でないと買えないことになった。これを機会にソウル発券をとりやめることを決心した。

 今回の旅は、伊丹/羽田間は、その一部利用だ。羽田/金浦は放棄する。無断放棄はルール違反なので放棄の連絡をした。羽田に着いたとき、これで12年続いたループが終ったと思うと、自分の旅行史のひとつのピリオドとして、ちょっと感慨深かった。

 羽田では那覇行きに乗り継ぐために少し時間がある。ラウンジに行くのだが、この旅の2週間ほど前からカレーパンが置かれるようになったという情報を得ていたので、カレーパンが楽しみだった。
 
 上左  「JAL特製焼カレーパン」と銘打っているように、よくある揚げカレーパンとは違っている。ただ多少は油が手についた。カレーの油が出たのかな。そして、以前はなかったので、カレーパンと同時に搭乗したのだろうか、オニオンスープがあったので、これもいただいた。

 上右  カレーパンの中身。画像の通り、カレーがとても多く入っている。今まで食べたカレーパンの中でも特にカレーが詰まっている。このカレーは国際線ラウンジで出されているカレーと同じルウでつくっているとのこと。美味いはずである。

 左  これも今までなかったのだが、味噌汁がでていた。おにぎりは以前からあったのだが、おにぎりがあっても味噌汁がなかったのが残念だった。今回ははじめて、味噌汁とおにぎりを合わせていただくことができた。那覇行きはファーストクラス利用で、機内食が出るのでラウンジ飯はこのくらいにしておく。
 
 
 上左  羽田/那覇はファーストクラス利用。これまで、伊丹/羽田でクーポンを利用してアップグレードしてファーストクラスを利用したことは何度かあるが、今回ははじめて有償でのファーストクラス利用だ。そして羽田/那覇という国内線最長路線で利用だ。ポイント目的での利用なのだが。うまくJALの戦略に乗せられているのかもしれない。

 上右  最初にシャンパンをいただき、あとで赤ワインをいただいた。

 左  食事は昼食時間帯で、冷麺だった。麺は茶そばというのが珍しい。
 伊丹/羽田はファーストクラスといっても、あわただしく機内食をいただけば、もう着陸態勢になるので、シートを倒す余裕はない。今回は機内食のあと1時間ほどシートを倒して居眠りすることができた。今回はファーストクラスを利用する価値ある搭乗時間であった。

 いよいよ4年ぶりになる沖縄にやってきた。沖縄本島の最南端の喜屋武岬付近から西海岸沿いに北上し那覇空港へと高度を下げていった。画像の中央付近には激戦地だった摩文仁の丘も見える。まもなく那覇空港着。
波布食堂リベンジ
 久しぶりの那覇空港。沖縄へやってきたという実感がわく。

 下左  ゆいレールの駅へ。ゆいレールはいつのまにか、自動改札機がバーコード式になっていた。バーコードを読み取り部分にあてて、自動改札機を通過する形式だ。

 下右  ホテルは旭橋駅のそばだが、ホテルには立ち寄らずに最初の目的地である波布(はぶ)食堂に向おう。波布食堂の営業が11時から17時で、しかも日曜は定休。明日、土曜は石垣に行くのでこれない。ということで17時までには行きたかったからだ。
   車内で、航空自衛隊那覇基地でサマーフェスタ2016がまさにこの日にあることが判明。フェスタそのものは盆踊りなどだろうが、那覇基地に入れる機会はほかにないので、フェスタに行ってみよう。

 下左  旭橋で下車後、沖縄のICカードであるOKICAを購入した。ゆいレールのほかバスにも使える。沖縄のバスは結構、小銭がたくさんいるので、このカードは役立ちそうだ。カード代500円も入れて購入。

 下右  旭橋で下車後、駅を眺める。サンシャイン通りを西に向う。
 
  10分ほど歩くと、那覇港のエリアにやってきた。港の一角に波布(はぶ)食堂はあった。食堂と同じ建物の中に港湾労働者の休憩所もあり、港で働く人たちが主な顧客なのだろう。

 この食堂には、2010年にもやってきたのだが、そのときは土曜日だったが、お休みだった。よって今回はリベンジ。

 下左  食堂の中。

 下右  この食堂に限らず、沖縄の飲食店では、「島とうがらし」が置いてある。とうがらしを泡盛につけた調味料だ。
 肉そばを注文。具が山のようにそびえる肉そばだ。具は肉入りの野菜炒めだが、料理名は肉そば。

 ほかのメニューも半端なく量が多い。普通の2倍から3倍の量があるようだ。
 具を別の皿に移していき、ようやくそばにたどりついた。
 残念ながら完食できなかった。敗因は昼食をしっかり食べながら、夕食時間には早い時間に食べようとしたからだろう。次回はなんとしても完食しよう。
久しぶりの泡盛
 旭橋駅のそばに那覇バスターミナルがあるが、ちょうど工事中だ。このバスターミナルは巨大で、どことなく東南アジア的な雰囲気のするバスターミナルで自分好みだったのだが、工事後できる新ターミナルはどんなになるのだろう。

 下左  駅とバスターミナルの間にあるのが、あさひ21。今回2泊する宿だが、本来は、月ぎめ週ぎめの長期滞在者向けの宿のようだ。1階は居酒屋になっていて、宿泊手続きは居酒屋でおこない、カギも店でうけとる。

 下右  部屋は簡素だが、長期滞在者向けにキッチン、洗濯機、電子レンジなども備えている反面、歯ブラシなどが置いていないのが特徴だ。なお、ネット接続が有線LANのみだった。パソコンではなくi-Padを持参していて、しかも、有線LANをWiFiにかえる装置を持参しなかったのでネット接続できなかったのが悔やまれる。
 部屋で1時間ほど休憩したあと、ゆいレールでサマーフェスタ会場に最寄り駅の赤嶺に向う。赤嶺駅のすぐそばに那覇基地の旧正門だったところがあり、そこから基地内に入る。うちわをいただく。 

 下左  ちょっとした広場があり、そこが会場だった。部隊ごとの参加も多いようで、いろいろなのぼりが見られた。

 下右  広場の中央にステージが設けられている。まわりには関係者の席があり、グループごとに集まりができている。1時間ほど滞在のあと会場を退去。
 ゆいレールで県庁前まで行って、久しぶりにカラカラへ。泡盛を多くとりそろえた居酒屋だ。はじめての居酒屋には行きにくいが、以前、那覇に行くたびに訪問していたので安心できる。

 下左  最初に那覇の久米仙をグラスで。

 下右  つきだし。つきだしの制度は好きじゃないが、でてきたつきだしは結構ボリュームがあり、最初のメニューを何にするか考える手間がはぶけてよかった面もある。
 上左  次に久米島の久米仙をグラスで。久米仙は那覇と久米島の2つがある。どちらも癖がなく飲みやすい。

 上右  マーマチのカルパッチョ。白身のあっさりした魚で美味しくいただいた。

 左  カウンターに並ぶ泡盛たち。泡盛と料理をもう1種類づついただこうと思っていたのだが、波布食堂の肉そばが強烈すぎて、すでにお腹がいっぱいになってきたので、夕食はここまで。宿に歩いてもどった。
那覇・石垣のトップ  ユーラシア紀行のトップ  2 へ