11日目  サ ン テ ィ ア ゴ

 

旧市街街歩き
 サンティアゴは地図で見ると海岸にありそうだが、実際には海岸から数十km離れていて、盆地になっている。高原とまではいかないが、高度500mだ。

 前日はビーニャとバルパライソに遠出したので、この日はサンティアゴを楽しむことにする。この日の深夜の便で帰国の途につくので、実質的には旅の最終日でもある。

 前日は朝早くに出かけたのでとれなかった朝食をいただいた。
 
 まずは、サンタ・ルシアの丘に上がった。旧市街のど真ん中にあるような丘だ。エレベータがあって苦労しなくても上がれる。

 古めかしい建物もあるが、かつてスペイン人の征服者が築いた砦の跡だという。丘の上からは市街地の様子がよくわかる。
 
 
 上左  続いてサンフランシスコ教会へ。

 上右  回廊が美しかった。

 左  聖堂内。大がかりなクリスマスの飾りが置かれていた。

 モネダ宮殿。最初は造幣局だたっというが、18世紀中ごろから大統領府として使われている。

 かすかに記憶があるのが、1973年のクーデターの現場であること。修復されて、すっかり変わっているものの、実際に見て感慨深かった。
 
 内部には入れないが、建物の裏手にある庭には入れるので入ってみた。

 下左  旧国会議事堂。現在は政府施設で、国会はバルパライソに移転している。

 下右  プレコロンビア芸術博物館。コロンブス以前の文明であるマヤ文明、オルメカ文明、インカ文明の博物館。
 オルメカ文明の像はなかなか面白い。結構、時間をかけてみて回った。

 このあと、旧市街の中心にあるアルマス広場を通って、このあたりのミュージアムめぐりを続けた。

 下左  歴史博物館。

 下右  サンティアゴ博物館。植民地時代の建物がそのまま使われている。
 
 サンティアゴ大聖堂。16世紀にスペイン人征服者がこの地に教会をたてて以来、チリのカトリックの総本山となってきた。
 
 ちょうどミサがおこなわれていて、中を見て回ることはできなかった。
中央市場でウニを食べる
 薄いピンク色をした中央市場。内部は、野菜、肉、魚などのエリアにわかれている。
 
 中でも魚の売場は、さまざまな魚が並べられ、特に活気がある。
 市場の中には、シーフード料理を出す店があり、その1つに入ってみた。

 下左  飲物はビール。まずは、機内食でも飲んで知っているクリスタルを注文。

 下右  2本目はローヤルを注文。
 
 
 ウニを注文したら、味付けに、最初は塩、それにコリアンダーの葉のみじんぎりがで出てきた。

 それを味見していたら、ハポネス(日本人)? と尋ねられ、わさびと醤油が出された。そりゃ、わざびと醤油のほうが美味しいに決まっているでしょう。気づいてくれた店員に感謝。
 
 うに(エリッソ)。チリではウニを食べるのだとびっくり。そして大皿に一杯入って出てきて、またびっくり。1年で食べるうにを1回で食べるって感じだ。

 少し水っぽい感じなのだが、日本のうにとほとんど変わらない。美味しかった。これを食べるだけにでもサンティアゴにまた行きたいくらいだ。
 
 カニ雑炊? カニの足の身を入れて炊き込んだご飯。これまた、チリで食べられるなんて思っていなかった。
サン・クリストバルの丘
 
 上左  午後は市街地の北側に広がるサン・クリストバルの丘に上がってみた。上がるときには、ロープウェイを利用。

 上右  ロープウェイより。

 左  丘の上にある巨大なマリア像。
 
 マリア像から見た市街地。碁盤の目型の街路になっていることがわかる。
 
 下りるときはケーブルカーを利用。
 
 下りたところから見たサン・クリストバルの丘。

 丘を下りると16時ごろ。帰国便は22時すぎなので、いったんホテルに戻り、預けていた荷物を受けとり、タクシーを呼んでもらい空港へと向かった。

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