8 コ ロ ン ボ
6時30分に朝食。 雨が降っている。駅まで荷物を持って歩くのはちょっとつらい。で、トゥクトゥクを頼んだ。すぐに電話してくれたのだが、つかまらないようだ。それで、外に出て探してくれ、宿から少し離れた交差点にトゥクトゥクが待機していることを教えてくれた。食事後、外にでると雨はやんでいた。でも、結局、トゥクトゥクで 駅まで行くことにした。
左は、ゴール駅。行き止まり型の駅である。駅のそばにバスターミナルがあり、ゴールの交通は便利である。
ゴールからコロンボまで2等で108ルピー(約123円)。硬券で2等には2本線。
駅名標。上からシンハラ語、タミル語、英語。7時30分発の急行に乗車。これを逃すと9時、10時とあるが、いづれも各駅停車。そのため、駅に急いで、必ず乗ろうとしたのだ。
ホームには列車が停車していたので、この列車かと思い、乗車。
でも、車内の様子がちょっと変だ。左は3等車だが、3等車としても、長距離列車の雰囲気ではない。
近距離の通勤列車だったようだ。しばらく待って、7時30分の直前に列車がやってきた。
2等車の車内。急行の停車駅は、ヒッカドワ、アルトゥガマ、カルタラ、ワドゥッワ、パナドゥラ、モラトゥワ。
ゴール、コロンボ間は、スリランカの鉄道でも、車窓風景がきれいだと有名な区間だ。ほとんど、海岸に沿っているが、常に海が見えるわけではない。海が見えると、ほぼ右のような風景が続く。 コロンボが近づくにつれて車内は混雑してきて、コロンボの手前には、ほぼ満員。
10時30分、コロンボ・フォート駅到着。行き止まり型の駅ではなく、通過駅型の駅だ。 だから、この駅ではなく、ほかの駅が起終点である場合が多いようである。自分の乗ってきた列車の場合も、ほとんどの人たちがここで下車したが、行き先は次のマラドーラ駅だった。 フォート駅は、ほかの駅とくらべて行きかう人々が圧倒的に多く、ここが首都の玄関駅」だと感じさせる。
フォート駅の駅名標。
フォート駅の玄関。
荷物をフォート駅の手荷物預かり所で預けてから町歩きに出かけた。木製のロッカーに自分で入れて鍵をかけ、その鍵を預けるというスタイル。40ルピー(約45円)。実は鍵が頼りない感じだったが、何事もなかった。 駅を出て、まずはペター地区を歩いた。個人商店がぎっしりと立ち並んでいる。大商業地帯である。行きかう人が多く、気をつけて歩かないと、人とぶつかってしまう。
荷車で荷物を運ぶ人たちも多い。
路上の青物店。
オランダ時代博物館。ペター地区の一角にある。 オランダ植民地政府の建物をそのまま使っている。展示物はオランダ時代を物語るものが多く参考にはなるが、それにしても500ルピー(約568円)は高い。
次に、フォート地区に入る。右はメインストリートであるヨーク通り。 遠方にツインタワーが見える。このエリアに入ったのだが、ボディチェックと荷物検査をしてから入るのが許される仕組みになっている。
国会議事堂。
インド洋に面したゴール・フェイス・グリーン。海岸線がコロンボっ子の人気散歩コースになっている。
昼食は、ラジャ・ボジュンにて。このレストラン、セイラン銀行の本社ビルの中にある。銀行の本社だけに、入るときに荷物検査とボディチェックあり。 レストランに行く途中、銀行のオフィスを眺める機会があったが、明らかにペター地区などの庶民の世界とは別世界がそこにはあった。レストランもまた同様。
ビュッフェにした。さまざまなカレーを少しづつ選らんだ。708ルピー(約805円)(オプションの飲み物代を含む)とスリランカの食事代としてはきわめて高いが、味も雰囲気もよい。
デザートもきっちりいただく。
町を歩いて、国立博物館へ。スリランカを代表する博物館。建物は英国風だが、展示物は仏像や民芸品が多い。 ここを見たあと、フォート駅へ戻る。荷物を出してから、今度はバスターミナルへ。ニゴンボ行きのミニバスに乗車。16時前に出発。
ニゴンボへは1時間ほど。距離の割には時間がかかった。座席人数分きっちり乗車させるので、窮屈だ。荷物は膝の上に置いたので、身動きもとれない。ニゴンボの中心で下車して、トゥクトゥクを拾ってホテル街に向かった。 この日のホテルは、オアシス・ビーチ・リゾート。2000ルピー(約2272円)。
部屋は広く、エアコンも快調。ホテルの設備は、スリランカで泊まった宿の中では一番良かったが、値段のほうはやや高いという感じで良かった。翌日は、18時まで部屋を使うことと、20時に空港行きの車を呼んでほしいことを伝えた
少し休んで、ビーチに面したホテルのレストランで夕食。
かに肉の炒め物。別皿でご飯つき。440ルピー(約500円)。ニゴンボは、漁港なのでシーフードにしたのだ。 食後、帰国のための準備などをしてすごした。
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