1 日 目 後 半

 

 (7)スリヨータイ王妃のチェディ

  アユタヤ市街のある島の西端にある。白い塔。暑かったこともあり、周囲を一周しただけでトゥクトゥクに戻った。

 (8)ワット・ロカヤスタ

  前回の訪問時に行ったところが初登場。ここも市街のある島の西端に近いところにある。前回は、歩いて行って、途中で迷ったりもした。トゥクトゥクに乗ってみていても複雑なところを通った。

  小さな塔がある遺跡公園では発掘をしていて、さらに進むと一番奥に、寝仏があった。かなり大きく、長さ30mほどある。巨大な布がからだにかけられている。前回は、ここでココナッツ汁を飲んだのだが、今日は約束の4時間がせまってきているので、すぐにトゥクトゥクへ。

 
 
 
 

 (9)ワット・プー・カオトーン

  ここは、アユタヤの市街から少し北西方向に離れたところにある。ビルマとの戦いの戦勝記念の塔のようなものだ。

  アユタヤ遺跡で、単体の塔としては一番大きく、一番高いものだ。上にあがると周辺の田圃の向こうにアユタヤの街が見える。実はこの塔、少し傾いているのだ。階段をあがるとその傾きもわかる。

  長い階段を上まで上がると汗でびっしょりになった。

 
 
  上からの眺めはすばらしかった。アユタヤ遺跡の中でここが2番目に素晴らしいと思うところだ。ここやワット・チャイ・ナーラームは、ツアーでは回らない。ツアーじゃなくても、バンコクから日帰りで3時間程度で回る程度じゃいけないだろう。アユタヤに泊らないと行きにくいところだ。  
 
 

 (10)ワット・ナー・プラメーン

  ここは、市街のある島の北側にある。ここの本堂はアユタヤで最大。堂内には黄金の仏が置かれている。

  ここで、約束の4時間が経過した。それで、あと1時間トゥクトゥクをチャーターすることにした。本当は2時間増やしたいところだが、ボートツアーの出発時間に間に合わせなければならないので、やむを得ない。

  前回の訪問時に、アユタヤ遺跡の中心部分は歩いて見ているので、今回はいくつかを大急ぎで見学し、いくつかは見学をしないことにした。

   

 

 
 
 (11)ワット・プラ・シー・サンペット

  ここは、アユタヤ遺跡を代表する遺跡だ。遺跡の紹介でよく使われる。

  バンコクで王室の守護寺院はワット・プラケオで、最も格式が高い寺院だ。アユタヤで、これに相当するのが、ここだ。

  15世紀に建てられ、当時は仏塔が黄金に覆われていたが、ビルマ軍に破壊された。破壊をまぬかれた3つが残っている。

 
 
 (12)王宮跡

  アユタヤ王朝の初代の王、ウー・トーン王がここを都にした。14世紀に王宮が建てられたが、18世紀のビルマ軍の攻撃で破壊された。今は、ただ遺跡公園のようになっている。

 

 

(13)ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット

  画像左下。ここは現役の寺院だ。ここもビルマ軍に破壊されたが、20世紀に再建されたところだ。近くには、象の乗り場があった。

 
 
 
 

 (14)ワット・プラ・マハタート

  ワット・プラ・シー・サンペットに次いで有名な遺跡だ。かなり朽ち果てた遺跡だ。ビルマ軍に破壊され、残った仏塔は苔むしている。

  ここで有名なのは、木の根に取り込まれている仏像の頭部だ。1997年に、ここを訪問した時には、仏頭のすぐそばまで近寄れたのだが、現在はチェーンで近づけないようになっている。また、記念撮影をする場合は、撮影される人間の頭が仏頭よりも低くなるように、との注意書きがある。

 
 

  前回の訪問時には、あといくつか中心部の遺跡に行ったが、今回は時間不足で、あとは見学をあきらめ、ホテルにトゥクトゥクを向かわせた。5時間分1000バーツを払う。

 
 

  15時にゲストハウス着。昼食をとらずに遺跡めぐりをしたので、遅い昼食をゲストハウスでとった。ビールと焼きそば。食事後は、30分ほど部屋で休んだ。 

 
 

  16時にゲストハウスからボートツアーがスタート。ボート乗り場までは軽トラックの荷台に乗る。自分は乗り切れなかったので、荷台の最後部に座る。時々、足を上げないと、地面を引きずってしまうので、なかなかきつい乗車だった。

  ボート乗り場は、市街の北端のあたり。下車観光するのは、ワット・パナン・チューン、ワット・ブッダイサワン、ワット・チャイワッタナーラーム。いずれも、アユタヤ市街地のある島の南側の対岸にあり、やや行きにくい。自分は、昼間に、ワット・パナン・チューンとワット・チャイワッタナーラームは訪問しているから、この2か所は再度の訪問となった。

 
 

  ボートからのアユタヤ市街の見物もなかなかいい。運河に面している家にはボート乗り場がついていたりするのだが、このことなどボートに乗らないとわからない。

  ただ、水しぶきがかかるのは仕方がないとして、口には水が入らないようにしっかり口は閉じておいた。なにしろ、水が汚かったので。そこで思い出したのは、マレーシアのマラッカのボートツアーだ。このときもボートの旅はよかったのだが、水が口に入らないように口は閉めておいた。

 
 

 
 
 夜、散策をかねてワット・マハタートまで歩いていった。ライトアップされているので。

 到着してから、境内には入れないことを知った。ライトアップは離れた道路から見るだけだ。場所を少し変えて、中を見ようとしたが、いい位置が見つからない。

 結局、疲れていたこともあり、同じくライトアップされているワット・プラ・シー・サンペットには行くのをとりやめた。ひょっとしたら、こちらはきれいに見えたのかもしれないが。ちょっと期待はずれのライトップだった。

 
 
 

  再び、ゲストハウス近くまで戻り、夕食。

  ゲストハウス周辺には、外国人旅行者向けのレストランが並ぶ。できれば、地元民向けの食堂に行きたかったのだが、疲れていたので、探すのをやめてしまった。

  右は、料理名がわからないが、クリームシチューではない。白いけれども、かなり辛い味のスープだ。チキンと各種の野菜が入りだ。

  右下は、ツナと野菜がクレープで包んであるもの。

 
 

  ゲストハウスに戻り、シャワーのあとTVを見た。そこで見たのは、混乱の度の激しさを増すバンコクなどの様子だ。

  バンコク周辺の高速道路では、道路上で座り込みが行われている。ミニバスが一般道を走った理由がわかった。

  そして、プーケット空港でも占拠がおこなわれ、飛行機が飛びたてない状態になっている様子を見た。これを見て、明日はできるだけ早くバンコクに出ることにした。

 

 

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