1 日 目  チェンマイ郊外

 

  タイに行くときは、タイ航空深夜便を利用することが多い。今回もそうだ。0時30分発だが、3時間ほど前に関空着。今回は、提携しているANAの上位会員の資格をとったので、長い行列をしりめにビジネスクラスカウンターでさっと手続き。

 今回は、ネットを通じて知り合いになった方が同じ便に乗り合わせていることがわかり、出発前に、お会いしてお話を少ししておくことになっているので、搭乗口で待ち合わせ。

 お会いしたあと、搭乗口近くにあるタイ航空のラウンジに向い、お話をする。同行者1名もラウンジに入室できるので便利だ。

 通常ならラウンジは閉鎖されている時間帯なので、タイ航空が自前のラウンジを持っていて 助かった。ラウンジとしては、細長いもので、奥へ奥へと進むものだった。

 旅の話で盛り上がった。超がつく長期旅行にこれから出発されるところで、自分も行きたいなと思った。お互い、楽しい旅行になることを祈ってわかれた。 

 機内食は、出発直後におにぎりとサンドイッチ各1個の軽食。そして、バンコク到着の1時間ほど前に朝食。和食にした。そして到着。

 

 

 

 国内線に乗継の場合は専用乗継口で入国手続きをして国内線エリアに入る。今回はチェンマイ行きなので、乗継口へ。でも閉まっている。6時前に開くまで、空港内をウロウロ。

 タイ航空の関空発の深夜便に接続しているチェンマイ行きは本来は6時20分発なのだが、それが欠航になって、7時50分発のものに変更された。

 それで、タイ航空国内線ラウンジで待つことにした。本来の便なら搭乗口に直行だったのだが、ラウンジを利用できてよかった。

 朝食はラウンジでとれた。タイ風のカップラーメンなどをいただいた。

  

 搭乗時刻が近づき、搭乗口へ。旧塗装の777。始発便を欠航にしたためか、この便は満席に近い状況。

 

 

 

 

 タイ国内線では軽食が配られる。マッシュルームパイとオレンジジュースだった。12年前はもっと内容のあるものだったが、かなり簡素になった。

 チェンマイ着。ボーディングブリッジを出たところで、純粋な国内線客と国際線からの乗継客にわかれる。

 乗継客は、バンコクで入国手続きはしているので、入国検査場の脇を通って、国際線用の荷物受取場へ。自分は預け荷物がないから、税関を通過して外へ。

 外に出ると、自分の名前を書いた紙を持ったドライバーが待っていた。この日半日お世話になる。 時間の有効利用のため空港への送迎と観光をまとめて現地旅行社に依頼したのだ。

 9時45分ごろに空港を出発して、10時30分ごろにプー・ピンに到着した。ここは王室が避暑に使っている宮殿で、建物内は入れないが、庭園が公開されている。

 途中、ドイ・ステープの前を通りながら、先にプー・ピンにやってきた。入場券を買う段で理由がわかった。昼休みがあるからだ。

 入場料は、タイ人20バーツ、外国人50バーツ。タイでは観光施設の多くで、外国人料金がある。

 メインの宮殿。 回りにはローズガーデンがあり、バラが美しい。

 

 

 

 

 

 きれいだったのが噴水。ちょっと丘を上ったところにあり、上がるのが少し疲れる。

 続いて、先ほど通ったドイ・ステープ。チェンマイ市街地から西に16km、標高1000mのステープ山の山頂に建ち、14世紀に建立された黄金に輝く寺院だ。仏塔エリアには、裸足で入る。

 この仏塔は、寺の中心にあり、高さ24mで参拝者がとても多い。ここには仏舎利が納められていて、周囲を時計回りに、両手を合わせて回る人が多く、自分もまわってみた。

 ところで、山頂へは斜行エレべータで上ることができる。エレベータは覆いの中を通るので、眺めはまったくよくない。

 左はエレベータの籠の中。右は上の乗場から下を見たもので、両側にエレベータがある。両方とも2つのエレベータ、計4つあるのだが、行ったときは内側2つが使われていた。

 もちろん歩いて上ることもできる。左は、歩いて上った場合に、上ったところから下を撮影。

 ここはタイ人は無料だが、外国人は30バーツ。歩いて上がった場合は上がったところ、エレベータの場合はエレベータの料金所でエレベータ代、往復20バーツと一緒に払う。

 山頂からはチェンマイ市街を眺めることができるはずだったが、訪問したときは曇っていて、市街はほとんど見えなかった。

 チェンマイに戻り、市街の西にあるワット・ウモーンに立ち寄った。うっそうとした森の中にあるこの寺は、右のようなトンネルから中に入る。

 

 

 

 トンネルの奥に仏像が安置されている。

 寺の内部にはトンネルが何本か掘られていて、その中を移動するのは神秘的な感じを受ける。

 ウモーンとは、トンネルということ。言うなら、トンネル寺だ。

 そのあと、空港近くを通り、市街南東に抜け、ウィアン・クム・カームに向かった。

 ここは1984年に発見された遺跡で、メーンライ王にはじまるラーンナー王国の最初の都。

 広い範囲に遺跡が散らばり、数か所を車に乗ってみて回った。

 右は、現役の寺であるワット・チャーン・カムの境内で発掘されていたところ。

 右は、ワット・イー・カーン。仏塔は修復されたものだろう。ここは現役の寺はなく、遺跡があるだけ。

 

 

 

 

 3か所の遺跡を見て、最後に立ち寄った、ワット・チェディ・リアムで。中学生の遠足かな。

  旅行社に立ち寄って、車とホテル代を支払って、スリウォンホテルへ。ナイト・バザールのすぐそばにあるホテルだ。

 

 

 

 部屋は広い。古いがきれいである。1300バーツ(約4000円)で2.5泊分(0.5はレイトチェックアウト分)払ったが、泊まりがいがある。

 ホテルに入ったのは15時前だったが、まだお昼を食べていなかったので、すぐに外出。

 ナイトバザールのでるチャン・クラン通りに面した食堂に入る。

 食べたのは、カオ・ソーイ。

 タイ北部の麺料理で、いわばカレーラーメン。太めのゆで麺に加え、揚げた麺も少しのせられて出てくる。カレースープにはココナツミルクも入っていて、辛いが味に奥行きがある感じ。さらに唐辛子をかけて食べた。

  

 チャン・クラン通りの様子。 

 

 

 

 昼間の営業していない屋台はこんな感じ。

 
 12年前にはチェンインホテルに泊まったのだが、最近はガイドブックでも紹介されていない。それで見に行った。

 今は隣接するD2というショッピングセンターと同系列のD2ホテルになっていた。

 

 

 

 

 ワート・ロット市場に行った。午前中のほうがにぎわいがあるのだろう。少し人出が少ない感じがした。市場の中をひと通り見て回った。

 このあと、ターペー通りを歩いて、旧市街地に向かった。時々、昔風の古い建物がある。

 

 

 

 

 ターペー門(東門)。ここの広場がサンデーマーケットになるとは、このときは知らなかった。

 ワット・プラ・シン。ターペー門を抜けて、西にどんどん進む。1kmほどで突き当りになっていて、そこがワット・プラ・シン。

 

 

 

 

 寺の名前の由来にもなったプラ・シン仏。この寺はタイ北部では一番格式が高いとされている。

 このあと、寺の裏門から外に出た。この寺の裏手に、クーデターで追われた元首相タクシン氏を支持するグループの事務所があると聞いたからだ。

 事務所はすぐにわかった。元はホテルだったようで、支持者が住んでいるのかもしれない。

 

 

 

 

 この周辺で出ている屋台は、売る方も買う方も赤、赤、赤、、、タクシン派の色である赤の服を着た人たちでいっぱいだ。 

 タクシン派の人たちが着て気勢を上げている赤Tシャツの本物も売っていた。着ることはないので買わなかったけど。

 

 

 

 

 集会の舞台もあった。勢力の小さくなった赤組だが、この一角だけは違っていた。
 

 次に、ワット・チェディ・ルアンに行った。崩れかけた建物は、実は高さ86mの仏塔だったという。16世紀の地震で崩壊したのだ。

 

 

 

 ちょうど18時で鐘が鳴らされた。そのあとで堂に入ってみると、僧侶が集まってきて、読経が始まった。しばらく見て、退席。

 いったんホテルに戻って一休み。

 そのあとナイト・バザールに出かけた。

 12年前に比べて、明らかに客足が減っている。前回来た時には、狭い通路を歩くのが困難なほどの人出で、スリにも気をつけながら、ゆっくり歩いた。今回は、ほとんど普通に歩ける。

 また、12年前には、少数民族の衣装をつけた売り子が多かったが、普通の服装の人が大部分。少数民族の人が減ったのか、普通の服装をするようになったのかは不明。 

 夕食は、カレー・フードセンターでとったが、ここも人出も出ていた屋台の数も減っていた。

 カレーはcurryではなくGalaleで、料理名でなく、ショッピングセンターと一体になった建物の名前だ。

  

  ここで食べたものは、、

  右上 チャーンビール

  右 えび入りの春雨

  下 パパイヤサラダ

  右下 野菜のグリーンカレー

  それに白ご飯

 最後に、デザートに、甘いシロップにフルーツ、豆、イモなどが入ってアイスをかけたものをいただいて締めた。

 これらは金券式(20バーツ×3、10バーツ×3、5バーツ×2の100バーツ)の食券をまず買って、各屋台では食券で払う。あまった食券は払い戻してもらえる。

 このときはこれだけで280バーツ(約850円)。このあとホテルに戻って。1日目を終了。

 

 

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