2 日 目  ラノーンの温泉

 

チュンポンを朝散歩してラノーンへ

  シーチュンポンホテルは朝食がついてない。ホテル内にもレストランはない。そのかわりに、大通りから入り組んだところにある玄関に行く際に、食堂がある。建物の構造から考えて、食堂はホテルの敷地内にあるようだ。朝食はこの食堂でとることにした。

 ご飯もの、麺類を含めて、多くのメニューが40〜50バーツ(約115円〜145円)であった。

 注文したのは、英文表記でライスヌードル。味はしょうゆ味、具は魚にした。40バーツ。

 ところができあがったとき、一瞬、注文を間違えられたかなって思った。何しろ、スープ皿のような器ででてきたし、麺がよく見えなかったから。

 実は、具が多くて麺が見えにくかっただけだった。そして、麺は超太麺なのだ。日本のきしめんよりもまだ太い。この日の昼食はラノーンで麺を食べて、やはり超太麺なので、タイ南部は超太麺がデフォルトかと感じた。

 味もまあまあ美味しい。タイの麺としては、量が多い。(日本と比べたら少ないが。)

 昨夜は夕食に出かけた程度でほとんど出歩いていないので、食後は市場まで散歩。

 ただし、その前に行くところがあった。ラノーン行きのミニバスの発車場所は数年前のガイドブックに掲載してある場所の通りか確認するためだった。ラノーン行きのミニバス乗場まで歩いて10分程度だ。毎時間、正時に出発だ。

 このあと市場に向かった。この街の中心部とはいえ、大きな建物はない。横断幕は何が書いてあるのかな。

 市場は、かなり広い市場だった。いろいろな臭いがまじりあった独特の臭いが鼻につく。

 魚、肉、青果、乾物、日用品、衣料品などのブロックがあり、それぞれ品物が満ちあふれている。

 画像は、魚屋のブロック。

 市場を一通り回って、外に出た。画像は、市場への入口になっているあたりの様子。ここから市場に入るというのは、よそ者にはわかりにくい。

 これだけ見て、ホテルに戻った。

 10時のミニバスでラノーンに行くことにして、9時20分にホテルの部屋を出ることにした。すでに荷物は整理していたので、しばらく休憩。そしてチェックアウト。

 さきほど下見に来たミニバス乗り場へやてきた。タイ語がわかれば、この看板は目印になりそうだが、いかんせん、数字以外は不明。

 乗車したミニバスは11人乗りの大型バン。120バーツ(約350円)を払い乗車。

 チュンポンからクラブリに出たあと、車はミャンマーとの国境を右に見てに南下した。とはいえ、国境という緊張感はまったくない。

 ラノーンまで120kmで、ちょうど2時間だった。到着したバスターミナルは閑散としていて、ソンテウが客待ちしていた。バスターミナルに到着する500mほど手前に泊るホテルが見えたので降ろしてもらおうかと思った。

 が、バスターミナルに行くかもしれないので、その様子も見ておこうと思いやめた。画像の奥の方に長距離バスのターミナルがあり、プーケット行きが8時30分にあることを確認。

  10分ほど来た道路を逆戻りして、2泊するジャムソン・スパ・ラノーンへ。

 ここを選んだのは、源泉から温泉を引いた浴場を持っているから。

 ラノーンは温泉地であるが、安いホテルに泊ると温泉風呂はついていない。その場合は公共の足湯に行くだけになる。また、温泉風呂を持っているホテルも、ここ以外は源泉からお湯を運んで、温めているのだ。実際に、足湯に行ったときにホテルの従業員が湯を汲んでいた。

 部屋は広くて、清掃も行きとどいている。ただ残念だったのは、ネットは無料ということだったが、ロビーでしかできないってこと。

 部屋の風呂はもちろん温泉じゃなく、普通のお湯が出る。ジャグジーのついた温泉風呂とプールは9時から21時までということで、夜が早くに終わってしまうので、夜は忙しかった。

 部屋の裏手には川が流れていて、眺めはよくないが、雰囲気はよい。この川の上流に温泉の源泉と足湯がある。

 足湯に出かける前に昼食。ホテルの近くの食堂へ。

 タイ語しか通じないお店だったのだが、なんとかシーフードの麺を注文することができた。値段は40バーツ。

 朝と同じく、またまたスープ皿のような器で出てきて、麺は超太麺であった。麺の種類は伝えられなかったので、小麦でできた黄色い麺であったのは違っていたが。これで、タイ南部の麺は超太麺が主流なんだと実感した。

ラノーンの温泉の足湯

 昼食のあと、ラノーンの源泉とそこにある足湯に向かった。

 その途中に、こんな標識があった。何かわかるかな?

 そう、温泉。

 日本の温泉マーク(♨)は、大きなお風呂から湯気が立ちあがっているような感じを受けるけれども、このマークは、お湯が噴き出しているような感じを受ける。

 それに、このマーク、ニコニコ顔のようにも見える。湯の噴き出している部分が、眉毛と目、真ん中が鼻、下が口。とてもかわしいいマークでほっこりさせられ、のんびりとしたタイならではだなぁって思う。

 ホテルから1kmほど川を上流の方に向かうと、温泉がある。

 川はちょっとした渓谷になっていて、水遊びをする人たちもいる。

 対岸に渡るつり橋があったので渡った。そこが温泉。

 お湯があふれ出していた井戸のようなのがあった。これが源泉。

 源泉のすぐ近くに足湯があった。でも何だか熱そうだったので、手をそっと入れてみたら、とんでもない熱さ。源泉のお湯をそのまま入れているのだろう。源泉は65℃で、とても足を入れられるわけがない。

 でも、ここは試しにと、足をちょっと入れてみた。あっちっち、指先をつけるのが精一杯。でも足首までつけて、さっと出している人もいて、もうびっくり。

 足湯ってこんなのだったのかと思いながら、少し歩くと、屋根のついた広場があった。

 コンクリートで固められた広場の下には源泉からのお湯の流れるパイプが通っていて、この広場の床は暖かいのだ。この広場に入るあたりは特に床の温度が高い。入口のあたりから源泉が床全体に広がっているからのようだ。床にははだしで上がる。

 ここでしばらくゴロンとなって一休み。ホテルのタオルを借りてもってきて、その上で横になっていると、眠くなってきて、少し居眠りした。

 さらに少し進むと、3つの足湯があった。手前の湯船は掃除中で、2つの湯船が使用中だった。

 ここの足湯は熱くないので、たくさんの人が足をつけていた。自分も足をつけて、しばらく休んだ。気持ちいいものだ。多くの人がやってきていて、タイ人にとっては有名観光地なのかもしれない。

 足湯につかってすわる椅子が湯船の中にもあるのが特徴。でもすべったりしたら、お湯の中にドボンだ。

 

  なかには全身を湯船につけている人もいたが、これってルール違反だって。でも、近くにいた掃除をしていた人が注意するわけでもなく黙認されているようだった。これは、気持いいだろうな。実は、水着を持っていっていたのだが、さすがにルール違反なので湯船につかりはしなかった。

 ここには、室内の個人用の浴槽もあるっていう情報もあったのだが、結局見つからず、あれば入浴するつもりだったが、あきらめた。

ラノーンの街歩き、夕食、そしてホテルのスパ

 このデザインは道路にある行先の書いた標識で、行先に添えられていた。

 行先わかるかな。左は、どこの街にもあるもの。右は、ある地名をあらわす。

 左のはわかるだろう。右のは難しい。

 左はマーケット、右はプーケット。

 タイらしいデザインで面白い。

 ラノーンの市街地は、足湯やホテルのあるエリアとは川をはさんで西側にある。足湯から歩いて市街地に向かったが、ちょっと歩くには遠かった。ソンテウに乗ればよかった。

  ラノーンの中心部の交差点。高い建物はなく、田舎の街って感じだ。

  市場に入ってみた。すでに片づけられたお店が大部分で閑散としていた。市場はこの日の朝に行ったチュンポンの市場よりは小さく、半分以下の広さだ。

 市場のすぐ近くにソンテウの発着所があった。なんとものどかな発着所だった。

 市場に行ったあとは、別の道を通って、ホテルに戻った。

 ホテルに戻ったとき、黄色い服を着たタイ人団体が到着。バスから降りたあと、黄色軍団はホテルのレストランに入って行った。

 自分は部屋に戻ってしばらく休憩して、夕食に出かけたが、そのときもレストランでは黄色軍団で埋め尽くされていた。

  ホテルの前の大通りを渡ったところにソンブーンという名前のレストランがある。これって、有名店のパクリのようだが、ここで夕食。

 飲物はシンハービール。75バーツ(約215円)。

 イカのサラダ。

 これはとても辛かった。80バーツ(約230円)。

 カニを蒸したもの。

 どのカニにするか選び、その重さで値段が変わるようだったが、これは200バーツ(約580円)だった。料理法にかかわらず値段は同じだったので、いちばんあっさりして、カニの味を味わえるよう蒸してもらった。

 カキのオムレツ。

 台湾の蚵仔煎に似ていて、蚵仔煎よりも分厚く、大きい。80バーツ(約230円)。税など入れてしめて1250円ほどで満腹。

 ホテルに戻ると20時。何はともあれ、スパに入ろうと急いだ。ジャグジーのついた丸い風呂は日本の温泉旅館の大浴場を連想させる。直径10mくらい。

 ただし、真ん中は深くて、立って入浴する。また、水着で入浴する。

 この画像は、翌日の昼間に撮影したもの。

 プールは温水かと思っていたら普通の水だった。それでも暖かかったけれども。

 スパの脱衣場とプール脱衣場は兼用になっていて、スパとプールを行ったり来たりできるようになっていた。プールは片側は浅く、片側はとても深くなっていって、3mくらいあった。

 この画像も、翌日の昼間に撮影したもの。

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