3 日 目  ちょこっとミャンマーへ

 

ボートでミャンマー最南端に渡る

 朝食は6時30分からだったが、7時すぎにレストランへ行くと唖然。何と、昨日の黄服軍団が桃色の服を着てレストランを占拠している。よく見ると、桃色軍団以外の人もわずかにいて、小さくなって朝食をとっていた。

 自分も座る場所を探すのに困ったが、桃色軍団が席を空けてくれて座ることができた。とはいえ、桃色軍団の中に交じって食べるってのは、居心地がよくない。

 この日は、ラノーンからボートでミャンマー南端のコートーンに行く。

 前日、足湯からホテルに戻ってきたときに、フロントで、コートーンに行くボートや港までのモーターサイの値段を聞いた。すると、じゃぁ、ホテルがやっているツアーに参加してよってことになり、9時にロビーで待つってことになった。

 500 バーツ(約1450円)。値段的には、自力で、港までのモーターサイ、ボート、ミャンマー側のソンテウ?に適正価格で乗れた場合の値段なみ。客はほかにもいるから、その分がホテルの利益になるようだ。

  9時にロビーに行くとガイドがいた。そのガイドは何と、前日はホテルのフロントにいた男だった。この日の午後もフロントの仕事をしていたから、毎日、午前はガイド、午後はフロントなのかもしれない。客は自分以外にタイ人5人で、3人と2人づれ。

 15分ほどでイミグレーションと港に到着。個人で来る場合、モーターサイのドライバーが知らなかったらお手上げの場所だ。

 大通りに面してガソリンスタンドがあり、その中を突き抜けると画像のような空間があり、真ん中の入口がらイミグレーションと港にいたるのだ。

 狭い入口から中に入ると、屋台が出ていて、屋台を突き抜けると、イミグレーションと港になっている。

 突き当たりが港で、その右手にイミグレーションがある。

 

 外国人は、2つある窓口のうち、入国のさいには一番奥の窓口、出国のさいにはその手前の窓口で手続きをする。

 タイ人は、港の左側の事務所でグループでまとめて手続きする。そのさい写真が必要で、とっていない人は、撮影してくれるところがあり、そこでとる。

 外国人とタイ人ですることが違うので、ガイドはなかなか大変である。手続きの方法と場所は慣れない者にはわかりづらく、ツアーに乗っかってよかった。

 港の様子。一番先端のところから川岸に下りていく。ボートの交渉も必要なく、ただ待つだけ。

 港の先端から根元をながめた様子。根元の左手にイミグレーションが写っている。

 先端のところから川岸に降りるとボートがたくさんとまっていた。このボートでミャンマーに渡るのだ。う〜む、これで40分、ミャンマーまで海を渡るのかと思うと、心細かった。

  

 一隻のボートに乗り込み、いよいよ出発。このボート、ちょっと川を渡るってときに乗るようなボート。これで海を渡るのかと不安が募ってきた。

 次から次とたくさんのボートが出発していく。ボートを雇う交渉をせずに済んだのはよかったと思った。

 進むにつれて、ますますこのボートで大丈夫なのかと気になってくるが、もう出発したからには、どうにでもなれって感じだ。

 水上家屋を見ながら進む。

 タイ側イミグレーション。ここではタイ人の出国手続をするようだが、ガイドが客の分をまとめて手続きするために水上イミグレに上がっていった。

 ここもタイ側イミグレーション。ここでは帰りにタイ人の入国手続をした。外国人の場合は、港のイミグレでだけ手続きするようだった。このイミグレでタイをあとにして、30分ほどは波うつ大海を渡ることになった。

 遠くにタイとミャンマーの陸地が見えるが、海のまっただ中でよく揺れる。波しぶきがかかることもある。時々、大きく揺れて怖かった。

 ここへきて初めて救命胴衣が配られたが、何と数が足らず、自分には渡らなかった。何ということ。あとガイドと船の漕ぎ手もなく、タイ人の客5人が救命胴衣をつけた。

 そんな中でも、たくさんのボートが行き来している。こんなにもボートが行き来しているとは思いもよらなかった。

 30分ほど波に揺られたのち、ようやくミャンマー最南端の街、コートーンが見えてきた。

 ボートは、街の港に入る前に、別の島にあるミャンマー側イミグレーションに立ち寄り、そこでタイ人、外国人ともに手続きをする。ガイドだけが出向くのはタイ側と同じ。タイ人はそれで入国手続が終わりだが、外国人はさらに上陸後、港にあるイミグレーションでスタンプを押して、写真もとる。

 別の島にあるイミグレーションは撮影してはいけないとガイドに言われたので画像はなし。

ミャンマー滞在1時間

 ミャンマー側の港に到着。港っても何もなく、海岸にボートが着くだけだ。なにはともあれ、怖かったボートから解放されてヤレヤレってところだ。

 ここで、ミャンマー側のガイドが合流。一緒に行動するが、ガイド兼見張りなのかな。

 海岸に沿った道路。片側に家屋がならび、片側は海岸。

 ちょっと海を渡るだけなのだが、明らかにタイとは違う。ロンジーの人が多い。車が古く、タイよりはごちゃごちゃしている感じだ。

 タイ人は島のイミグレで手続き終了なのだが、外国人は港のイミグレで手続きが必要なので向かう。

 イミグレーションでパスポートにスタンプが押される。入国料10USドルを払う。写真撮影ができるのか不明だったので、少し離れたところから撮影。右真ん中の三角屋根がイミグレ。タイ人は外で待っている。

 タチレイに入国したときは、イミグレでパスポートを預けたのだが、今回は自分でパスポートをもったまま。パスポートを見ると15日間の滞在許可になっている。

  待っていたソンテウ?に乗車。 

 まず向かったのは、見はらしのいい公園。昔の王様の像が 立っている。 

 はるかかなたにタイの陸地が見えている。この間、何Kmあるのだろうか。10kmあるかないかか。

 

 次に、丘の上にあるお寺へ。金色のパゴタだ。ミャンマーのお寺はサンダルを脱いではだしで上がらねばならない。

 床は大理石なので、日陰の部分は冷たくて気持ちがいい。パゴタの中に入れるようになっていた。ミャンマーの八曜日に従って、各曜日の仏像が配置されていた。

 ミャンマーの仏像にはカラフルなものがある。それに、大理石がまぶしい。

 お寺の一角には、敷地を取り囲んで、黄金の仏像がすらりと並んでいた。

 お寺から見るコートーンの街なみ。あまり大きな街ではないことがわかる。

 お土産物屋に連れていからた。一緒のタイ人の中にはここで買い物をしていた客もいた。

 先ほどのお寺は、ここから坂道を上がっていけばいいようだ。

 乗ってきたソンテウはいつの間にか見えなくなっていた。お土産物屋を出たあとは、散策しながら港にもどっていく。ガイドについて歩いていく。

 酒屋があったが、ここでミャンマービールの缶入りを買って帰る。40バーツ(約115円)でタイで買うよりかなり安い。現地人価格だとさらにこの半分くらいなのかもしれない。

 画像で買い物をしているのは、一緒だった2人づれタイ人と真ん中の男がホテルのフロントもやっているガイド。

 最後にイミグレーションで出国印を押してもらい、ミャンマー側のガイドとわかれて、乗ってきたボートに戻る。

 そして撮影はしてはいけないとのことで画像がないが、ミャンマー側の水上家屋のイミグレーションで手続き。

 このあと、再び20分ほど波に揺られる怖い思い。救命胴衣は帰りももちろん不足で、救命胴衣なし。

 

 ラノーンの港に帰ってきたときには、無事に帰ってきたとほっとした。

 ミャンマー滞在時間1時間少々、出入国の手続きなど入れて3時間少々のミニトリップが終了。

 世界でも珍しいボートによる出入国や水上家屋のイミグレーションは面白い体験となった。でも、ボートは怖い経験だった。

関係のスタンプ

ラノーンでタイ入国(滞在許可15日)

サダオでタイ出国

(今回の旅行とは無関係のカナダ入国)

ラノーンでタイ出国

スワンナブームでタイ入国(滞在許可30日)

コータウンでミャンマー入国

コータウンでミャンマー出国

 

 

再び足湯とスパで楽しむ

 ラノーンの港に戻った後は、車でホテルに戻った。15分ほどでホテルへ。結局、9時に出発して、13時に帰るという半日ツアーだった。もともと、自力でミャンマーに渡る予定をしていて、その場合は1日がかりだろうって思っていた。それが、半日で済んだわけで、半日がポッカリと空白になった。

 少し部屋で休んでから、昨日見つけていた屋台村に行って昼食をとることにした。

 屋台を見て回るだけでも楽しい。でも昼間はお客さんも少なく、閑散としている。

 近くにちょっとした広場があり、テーブルと椅子もあったので、そこで屋台食による昼食。

 ご飯の上に辛く味付けした魚と目玉焼きが置かれ、袋入りのナンプラーが添えられたプレートを買った。25バーツ(約70円)。

 デザートにういろうのようなお菓子。何という名前なのだろうか。20バーツ(約58円)。

 食後はまず前日行った足湯にもう一度行くことにした。昼食をとったのは、足湯のある川の下流なので、川に沿って上流に向かった。

 30分ほどで足湯に到着。再び、足湯に足をつけて休んだ。

 源泉のほうに行ってみると、お湯をポリタンクに詰めている人たちがいた。たくさんのポリタンクにお湯を入れている。ホテルの従業員で、お湯をホテルに持ち帰る仕事をしていたようだ。

 足湯のあとは、ホテルに戻る。ホテルの裏手は、なんだか日本の温泉旅館みたいな雰囲気の建物になっている。

 前日は夜にスパとプールに入ったが、今度は昼間に入ってみる。プールの向こう側は途中で建設が中断しているようなホテルの建物。

 ジャグジーのスパではゆっくり入浴。やはり温泉は足湯より全身つかる方がいい。

 夕食時間となり、前日と同じく、ホテルの斜め向かいにあるソンブーンへ。この日は、チャーンビールを注文。この日は昼食をとったのが14時と遅かったうえ、夕食後にホテルの部屋でミャンマーで買ってきたミャンマービールを飲もうと思っているので、夕食は少なめにした。55バーツ(約160円)。シンハビールより安い。安いから売れるようになたのだろうが。

 野菜スープカレー。とびきり辛いカレースープでそこに何だかわからない野菜を入れていただく。80バーツ(約225円)。 

 エビの蒸し焼き。これはエビを出荷用の箱に入った状態から何匹か選んだもの。料理法にかかわらず値段は同じので、あっさりと蒸してもらった。重さで値段がきまっていて、160バーツ(約450円)。

 この日の夕食代は295バーツ(約850円)。これで切り上げて、ホテルに戻った。

 そして、お楽しみ。ミャンマーで唯一の買い物、ミャンマービールをいただいた。

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