1 日 目 タイガーテンプル(トラ寺)
カンチャナブリへの道
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伊丹発羽田乗継の旅ができるようになってからまだ1年余りだが、すでに自分の旅の出発の仕方のメインになってきた。関東在住者にとっても羽田は成田より便利だと語られることが多いが、関東以外の居住者にとっても、羽田発は成田発に比べて格段にアクセスがよい。つまり地方空港からの便数が格段に多い。 今回の旅も、通常通り仕事をして、いったん帰宅して着替えて伊丹空港に向かい、伊丹発羽田行の最終便で羽田に飛んだ。成田ではこういうl芸当は無理。羽田での乗継にはJALスカイシャトルを使い、制限エリア内を移動。 |
出国手続、保安検査のあと、ラウンジへ直行し、夕食をとった。仕事のあと、帰宅して着替えて伊丹へ。そして羽田へやってきたので、やっと落ち着けた。2時間ほど、ラウンジでくつろぐことができた。 0時前にJL33に搭乗開始。自分がゲートにやってきたときには最終案内が行われていて、すでに大半の乗客は搭乗済みで、ゲートは閑散としていた。 離陸してシートベルトをはずしたころの記憶はまったくなし。ほとんど眠っていたようだ。 |
飲み物が配られたのかどうかも定かじゃなく、眠りこけ、目覚めたのは4時間後。到着まであと2時間半ほどの時点だった。 やがて機内食。選ぶことはできず、和食のみだった。いつからか、JALの機内食で味噌汁が出るようになり、普通の飲物以外に味噌汁も供せられる。 5時にスワンナブーム空港到着。前々年末のマレー半島縦断の旅のときに降り立って以来、1年3ヶ月ぶりだが、やはり広い。入国検査場まで10分以上歩いた。入国検査場が込んでいるという話を聞くので、嫌だなと思っていたら、数人並んでいただけで、5分ほどで通過。荷物引き取りもないし、税関もただ通過。 |
エアポートリンクの駅までやってっきたものの、営業は6時からのようで、駅には入れず、ただじょっと待った。6時10分前に切符を買えるようになり、切符を購入してホームへ。
前回は開業記念運賃15バーツで激安だったが、今はパヤタイまでで45バーツ。まぁこれでも安いが。自分は2番目に購入できたのだが、またたく間に券売機には長蛇の列。ホームに下りると、6時3分くらい前に発車。券売機で並んでいた人の中には始発電車に乗れなかった人もいたことだろう。 |
エアポートリンクは空港からはガラガラで発車したが、そのあとの駅からたくさん乗ってきて、立客もあらわれた。通勤鉄道もかねていることがよくわかる。
終着のパヤタイには6時20分ごろに到着。BTSの駅を見てから、タクシーでサイターイ(南バスターミナル)に向かったが、まずタクシーがなかなか拾えなかった。BTSの駅まで歩いたのが間違い。エアポートリンクの駅ならきっとタクシー乗り場があるだろうし。 |
ようやく拾えたタクシーだが、乗ってすぐに国鉄の踏み切りにひっかかってしまった。本数の少ないタイ国鉄だが、2本の列車の通過まちのために5分停車。
そのあとも渋滞があって、高速にあがるまでにかなり時間がかかってしまい、サイターイまで30分くらいかかった。115バーツ。 |
サイターイを利用するのも1年3ヶ月ぶり。7時20分のバスの切符を出されたが、どこから乗るのかはっきりしなかった。書かれたホームの番号が間違っていたからだ。それでようやく見つけたときにはすでにバスは発車。
もう一度、切符売り場にもどって時間を書き換えてもらい、7時40分のバスに乗車。99バーツ。 |
車内ではミネラルウォーターが配られた。サイターイからの乗客はわずかだったが、途中、ナコーンパトムなどいくつかの街で客を拾い、半分の席がうまったような状態でカンチャナブリのバスターミナルには9時50分に到着。 |
バスターミナルから
今夜泊まるリバークワイホテルまでは、街の様子を見たいこともあって、20分ほど歩いた。まだチェックイン時刻じゃなかったっが、追加料金などなしに部屋に入れた。ネットを少し使ったが、最初のうち、ネット接続がうまく行かず、苦闘した末に接続できた。でも、あとでまた接続できず。 下左 リバー・クワイホテル 玄関。 下右 室内。 |
タイフード一発目
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チェックインのさい、タイガーテンプルへのタクシーを頼んだら、逆に、ツアーはどうかと勧められれた。ツアーといっても、タイガーテンプルの行きかえりの足だけなのだが。130バーツということで頼んだ。出発は、ホテルの玄関に13時30分。 12時までネットと格闘したりしていたが、あきらめ、食事に出た。ホテルから大通りを渡ったところに、食堂とコンビニがあり、その食堂に行った。 |
食堂の内部から外を見る。画像の真ん中から少し左に、ホテルの玄関が道路を隔てて写っている。 エアコンはないが、開け放たれていて気持ちがいい。 |
タイのビールといえば、ビアチャン(チャンビール)かビアシン(シンハバール)。ビアチャンのほうが少し安い。少し前は、ビアシンが圧倒的だったのが、今はビアチャンが同じくらい有名になった。ラベルに象が描いているが、チャンとは象。つまり、象ビール。60バーツ。 国によってはビールの大瓶になかなかありつけないが、タイではビンといえば大瓶である。タイではビールに氷を入れることが多い。このときも、アイスは、と聞かれたが、ノーアイスにした。どんな水で氷が作られているかが気になったため。でも、氷を入れて出てきたら、氷入りで飲むし、そんなに気にはしていない。 |
メニューは豊富だったのだが、注文すると、これはない、あれもないで、食べられないものがいくつもあった。 ようやく注文できたのが、タイ風焼きソーセージ。以前、タイのどこかで食べたソーセージには米が入っていて、スパイスも効いたものだったので、それを想像していたのだが、タイ風っても日本のソーセージとかわらないものが出てきて、ちょっと期待はずれに終わった。60バーツ。 |
プラークン。小エビとたまねぎやミントを混ぜて、スパイスと酸味をきかせたサラダ。とても辛くて、付け合せのキュウリ?をかじって辛味から逃れた(笑)。100バーツ。 |
タイ風やきそば。麺が米麺であった。麺とともにニラやにんじんなどが入っていた。できあがった麺に生のもやしがのせられていた。50バーツ。 これだけで、270バーツ(約760円)。食事のあと、隣のコンビニで飲物などを買ってホテルに戻った。 |
タイガーテンプル(トラ寺) |
昼食とコンビニでの買い物を終えてホテルにもどった13時20分。玄関を入ろうとすると、ドアボーイが何やら指差している。そっかぁ、もうツアーの車がきていたのだ。車っても、タイのこと、ソンテウだったのだが。 リバークアイホテルはカンチャナブリの駅から南側にある。一方、ゲストハウス街は駅の北側にある。タイガーテンプルはカンチャナブリの北西30kmほどの場所にある。で、わかった。このホテルに最初に客を迎えにきたのだと。 |
部屋のキーは持ったまま食事に出かけ、ツアーの送迎を待つ間にフロントに預けようと思っていたので、あわててドアボーイにキーを預け、ホテルの建物には入らずにソンテウに乗車した。 予想通り、いくつかのゲストハウスで客を拾っていった。自分以外に9人乗車し、ソンテウはかなりせせこましくなった。国はわからないが、みな欧米系で、男女別や年齢別ではバライティに富んでいた。 |
最後に乗った客を拾うまでに20分、そこからタイガーテンプルまで30分だった。 ツアー料金130バーツ(約370円)というの安いが、これにはターガーテンプルの入場料は含まれていない。いわば、バス料金みたいなものである。 で、入場料はというと、な、なんと600バーツ(約1700円)(タイ人は300バーツ)。タイの物価〜考えると非常に高いが、トラの飼育費やたくさんいる係員の人件費を考えるとやむを得ない気もした。 |
入場券を買って、トラのいるタイガーキャニオンに向かう。入口から10分ほど歩いて、タイガーキャニオンに到着。 トラが10匹ほどと、トラと入場客の世話をする係員が50人ほどいた。トラよりも、水色のTシャツを着た係員のほうが目立つ。 大勢いる係員は、2人一組になっていて、1人が客の手をつかんで客を誘導する。もう1人は客からカメラを預かり、トラと客の写真を撮る役割だ。このアクティビティの料金は600バーツに含まれていて、チップも不要。 |
係員に写真をとってもらう。自ていればよい。自分はトラをさわっていればよい。 突然、トラが体の向きを変えよいとして、少し動いた。尻尾も位置を変えようと、空をきった。そのとき、自分の手に尻尾があたってきたのだが、かなり強力でった。 あとでネットでわかったことなのだが、ちょっときつめに触るほうがいいらしい。ゆるくなでるような触り方だと、トラは虫がついたように感じて、体を動かすようだ。 |
次々と数匹のトラをさわっていき、写真をと ってもらった。 |
トラの顔をドアップで。
タイガーキャニオンのあとは寺の境内を回る。 下左 お坊さんがトラの子を散歩に連れて回る。客がその後ろをゾロゾロ。 下右 お寺なので本殿と仏像ももちろんある。でも参拝者はほんのわずか。このあと、ソンテウで50分かけてホテルに戻った。 |
タイフード二発目 |
タイガーテンプルからホテルに戻ると17時。ミュージアムなどは閉館したばかりだし、かといって夕食にはまだ早い。つながりにくいネットと格闘した。 汽笛が聞こえて、列車の走行音がしてきた。窓から線路がみえる。やがてバンコクのトンブリ行きとみられる列車がホテルの脇を通りすぎていった。時刻表を見ると1時間以上遅れているじゃないか。本数の少ない路線なのに。翌日、バンコクにもどる際に列車も選択肢の1つだったっが、これで列車はきえた。何しろ翌日の深夜に帰国するので。 |
19時になって夕食に外出した。ゲストハウス街に行けば、食べ物屋はいろいろあったが、少し遠いので、ホテルの近辺ですませることにした。でも、昼食をとった店以外の店に行きたかったので、ホテルから200mくらい離れた食堂に行った。 |
飲物はビアシン(シンハビール)にした。すると氷がピッチャーに盛られてついてきた。ビールはよく冷えていて、氷を入れなくても冷たいし、薄まるのもなんだし、氷のもとの水が気になるしということで、この氷は使わずじまいにおわった。80バーツとビアチャンより少し高い。 |
クー・チュップ・ペン・トート。 エビの天ぷら。衣がたくさんついている。全然辛くなく、甘酸っぱいタレをつけて食べる。90バーツ。 |
トム・カー・ガイ。 ココナツミルクにスパイスをきかせた、鶏肉のスープ。唐辛子系のスパイスではないので、赤くはないのだが、ジンジャー(しょうが)や香草がたくさん入っている。100バーツ。 タイのスープでは、トム・ヤン・クンの次に有名だと思うが、いただいたのは初めて。ご飯(25バーツ)も頼んだ。合計295バーツ。 ホテルに戻り、1日目終了。
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