3 日 目  コ ラ ー ト 街 歩 き

朝の市場を探索

 あっという間にもう最終日。チェックアウトは12時。12時にホテルを出てもじゅうぶんバンコクを深夜に出る帰国便には乗れる。

 それまでコラート市内の街歩きをする。11時にホテルに戻って、シャワーを使うことにすると、7時にホテルを出て5時間ある。これだけあれば歩いて、コラートの主な見どころを見て回ることができる。

 食事は前日と同じく6時30分にレストランへ。前日とまったく同じ。ただ、卵料理は目玉焼きにかえてオムレツを頼んだ。何ともわびしいオムレツだが、まぁいい。レストランには外出の用意をしてきており、食後すぐにホテルを飛び出した。まだ7時前だ。

 最初に向かったのは市場。すでに前日に市場のそばは通っていて、かなり大きな市場だと思っていた。

 入口のところで、長いなすのようなものの皮をむいて焼いて売っていた。

 果物売場。
 野菜売場。
 魚売場。
 市場の中には屋台コーナーもあった。う〜む、ここで朝食にしてもよかったな。
 外の通りに面したところには、線香などお参りグッズのお店があった。

コラート旧市街をぶらぶら

  上左  市場を見た後、旧市街地へ。旧市街地の西の入口には、タオ・スラナーリの像があり、3日連続で見る。

 上右  旧市街地は、その周囲を堀に囲まれている。ただ、西側の堀の北半分(タオ・スラナーリの像のあるところから北側)だけは埋め立てられ、遊歩道になっている。

 左  このあと、旧市街地の西北の隅にあるワット・パーヤップに向かった。ここの名物は、洞窟のような部屋。画像はその外側。

 ここがその部屋の内部。案内ではcaveになっているが、自然の洞窟ではなく、部屋の中に人工的に鍾乳洞ふうの装飾を施してあるのだ。

 冷房も入っているし、床は大理石でひんやりとしていて、心なしか洞窟に中に入っている気分になることができる。

 この部屋以外はいたって普通のタイ寺院でとくにどこも見ずに外に出た。

 ワット・パーヤップを出たところにはソンテウの停留所があって、たくさんの客がソンテウを待っていた。ソンテウは続々とやってきて、前には系統番号がついていて、この街ではバンコクのバスのような役割を果たしているのだなと思った。
 旧市街地の北西の隅のところからは堀が見られた。旧市街地は、東西1.5km、南北1kmくらいの範囲で、その周囲が堀で囲まれている。(西側の北半分をのぞく)

 この堀の排水が悪くて、水が溢れ出すことが多いらしいとネットで見かけたのだが、訪問したときには、工事を行っていた。排水をよくする工事なのかもしれない。

 下左  堀とその外側の幹線道路。

 下右  北の門であるボンセーン門。

 左  北東の隅まで歩いて、さらに東へ5分ほど歩いたところにあるワット・サーラーロイへ。

 ここはタオ・スラナーリーが建てたお寺である。何だか人だかりがしているところに行ってみたが、何なのかよくわからなかった。この前でたくさんの人がお祈りをしていた。

 下左  この建物の上部にタオ・スラナーリーの像がある。

 下右  望遠で見たタオ・スラナーリーの像。

 上左  東の門であるポンラーン門。この門の向こう側が、前日の夜に行った新ナイトバザールの通りである。

 上右  前日の夜に行った新ナイトバザールはここであった。屋台が並んでいたのがウソのようにガランとしている。

 左  どんどん西に進むと旧市街地の中心部。夜はナイトバザールから少し離れるとひっそりしていたが、昼間は活気がある。そこで、バナナを焼いていたので、買ってみた。

 街の真ん中にある大きなお寺、ワット・プラ・ナーラーイ。その片隅にあった塔。鐘楼になっていた。 

 上  ラク・ムアン。小さな祠だが、ここが市の中心。

 左  前々日の夜に行った旧ナイトバザールの入口。こちらも夜になると屋台がでて、人がぎっしりというのは、この画像からは想像がつかない。

 このあと、さらに1時間近く歩いてホテルに戻った。

 ホテルに戻ると11時前。ちょうど4時間の街歩きであった。6〜7km歩いたようだ。まず焼バナナを食べて、そのあとシャワーでさっぱりした。本当はゴロンしたかったのだが、寝てしまうと困るので、それはがまん。

 

 

バンコクそして日本へ

 

 チェックアウトタイムの12時の寸前にチェックアウトして、ホテルから10分ほどのところにある第1バスターミナルへ。途中、コンビニに立ち寄って、バスの発車時間によってターミナルのベンチかバス車内で食べる昼食を買っていった。

 バンコク行きのバスは複数の会社が運行しているようだったが、一番目立ち、大きな売場を確保していたバス会社のブースで切符を買った。12時10分のバスが出た直後で、座席指定の画面はまだガラガラだった。12時40分発で220バーツ(約640円)。

 切符を買ったときに、一緒に水と菓子を渡された。

 タイのバスではサービスで水と菓子が配られるのはスタンダードであるが、切符を買ったときに渡されるってのは初めてだ。

 こちらはターミナルに着く前にコンビニで買った昼食。バスの出発までしばらく間があったので、ターミナルのベンチでいただいた。

 右下に写っているのは、店内の棚では地味なサンドウィッチのような感じだったのだが、これをトーストしてくれて箱入りにして、ちょっとおしゃれな感じになったもの。

 
 乗車したバンコク行きのバス。切符を買ったときはまだ座席がほとんど埋まっていなかったが、乗車してみると、2人かけの椅子にそれぞれ1人づつ座っているという状態だった。

 下左  出発すると、またもや水が配られた。

 下右  バンコクの北バスターミナル(モーチット・マイ)まで3時間30分。16時過ぎに到着した。バスを降りるとモトサイのドライバーがよってきたが、安全面のことを考えて、タクシーを利用。

 ただタクシーでBTSのモーチットまで行こうとしたが、ドライバーがわざと遠回りしているのではないかと疑いを持ち、モーチット駅前の公園の駅側とは反対の側で下車した。 ただ、自分が、”ここでOK”と言った場所で、ドライバー自身が”(ちょっと歩くけど)ここでもよいか?”と言って下ろそうと考えていた可能性もあるが。

 運賃は40バーツ(約115円)でたいしたことはなかったが、気分の問題だ。歩いてもいけるし、時間もあったので、10分ほど公園の中を横切って駅へ。

 モーチット駅からBTSでパヤタイへ。パヤタイでエアポートリンクに乗り継いで空港へ。画像はパヤタイでのエアポートリンク。

 1時間少々、サイアムスクエアあたりをぶらつくことも考えた。しばらく行ってないマンゴーデザートのお店とかに行ってみたい。余裕でその位の時間はあったのだ。しかし、この国はコインロッカーというものがない国で、荷物を持って繁華街を歩く気にはならず、空港に直行することにした。

 スワンナブーム空港に着いたのは18時30分。あまり早すぎて、まだ搭乗手続き開始前。

 1時間ほど待合室で待って、ようやくチェックイン。出国手続。保安検査を終え、向かった先は英国航空・カンタス航空共同のファーストクラスラウンジ。

 ラウンジに入室したあと、すぐにシャワールームへ。4つの部屋があり、すぐに利用できた。中にはトイレがついているのがよかった。バンコクのサクララウンジはシャワールームが1つでしかもトイレなしなので、これからもここを使おう。

 スワンナブーム空港のワンワールド・エメラルドの資格で入室できるラウンジの中では、ここ英国航空・カンタス航空ファーストクラスラウンジが、雰囲気、食べ物ともに一番いいと思った。まずは、サンドイッチ類と白ワイン。

 下左  続いて、カレーと赤ワイン。

 下右  フルーツ。ランプータンとリュウガンは滞在中も気になっていて、ナイトバザールや市場で買おうかと迷いがあったのだが、食べきれない場合、困ると思って買わなかったので、最後に食べることができてよかった。

 次に、キャセイ航空のラウンジに移った。こちらは、サクララウンジ並の食べ物なのだが、中にトイレがないという欠点がある。それでも、利用客が少ない。いつもそうなのかわからないが、利用した日はほとんど客がいなかった。よって、静かにすごせる点が良かった。

 点心とチーズにビール。

 下左  チキンラーメンみたいにお湯をかけるだけでOKの袋ラーメンが置いてあった。

 下右  そのラーメンを器に入れ、お湯をかけてできあがったところ。お湯をかけるだけだが、スープは別についていた。

  搭乗時刻ぎりぎりまでキャセイのラウンジにいて、ゲートへ。JL728関西行きに搭乗。ここはゲートの前にある待合室に入る際に搭乗券とパスポートをチェックするようになっている。

 すでに日付が変わっている。羽田発の行きのときと同じで、搭乗して座っていると自然に目が閉じてきて、お休みモードになった。

 離陸したのも気づかず熟睡。飲物をいただいてから寝ようと思っていたが、飲物とたぶん軽食が配られたのだろうが、夢の中であった。

 目覚めたのは台湾にさしかかったころ。手洗いに行ったりしているうちに、朝食タイム。

 機内食。前回の訪タイの帰国時とほとんど同じであった。細かく言うと、うどんがそばになり、炊き込みご飯の内容が少し違っているのだが。

 定刻より少し早く関西空港に帰着し、そのまま帰宅した。タイは奥が深い国だ。また行ってみよう。次はどの街にしようかな。

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