PART4

3 日 目  クアンリアム水上マーケット

 

クアンリアムへ
 自由に動ける日としてはこの日が最終日。前日、ホテルで夕食をとりながら、クアンリアム水上マーケットの案、ほかの市場に行く案を考えたのだが、結局まとまらなかった。ところが、ホテルを出発するのが8時をすぎてしまい、遠方は難しくなり、市バスで行けるクアンリアムに行くことにした。

 ホテルを出てからまず向ったのは、通いなれたフードコート。この日は月曜日なので、開いてるものとばかり思って行ったのだが、何とシャッターが下りていた。
 仕方なく、もう少しホテルから離れたフードコートに行ってみることにした。こちらは一度利用したことがある。

 ところが、ここもまた休業だった。屋台の枠組みだけが並んでいた。仕方ないので、この日は朝食を抜くことにした。
  さらに少し歩くと地下鉄のペッチャブリー駅にやってきた。この駅はエアポートリンクのマッカサン駅との乗換駅になっていて、何度か乗り換えたこともある。今回はここから地下鉄に乗ることにした。
 
 下左  地下鉄でラートプラオまで乗車。地上に出たものの、これから乗車する514系統の市バスの乗場は不明。たぶん、交差点を右折した先だろうと思ったが、交差点からは300mくらいは歩かされた。

 上左  514が止まる停留所なのかよくわからなかったが、待っていると交差点を右折してくるバスが見えたので、これかなと思った。実際に514系統で、手を上げたら止まってくれた。
クアンリアムまでは15バーツだった。

 左  バス乗車中、i-phoneの地図で位置を確認しつづけ、このあたりだと思ったとき、車掌もクアンリアムだと教えてくれた。ここまで1時間ほど乗車していた。
 バスを下りると、タイ風の門があった。きっとこれがクアンリアム水上マーケットの入口であることを示しているのだろう。

 下左  この通りはラムカムヘンのソイ187だ。

 下右  ソイを直進すると広場があったのだが、広場に面している屋台が全部しまっていた。そのため一瞬、この日が月曜日だったのだが、ここの水上マーケットは休日だけの営業だったのかと落胆した。

 この広場のさらに左側のソイを直進すると水上マーケットに出ることができ、平日でも営業していることがわかった。


クアンリアム水上マーケット


 
 上左  クアンリアム水上マーケットは2012年にできた新しい水上マーケットだ。ほかの水上マーケット・百年市場の多くがそうであるように寺に隣接してつくられた。

 上右  ここは運河の両側に寺があって、2つの寺に挟まれた運河べりが市場になっている。市場の屋根など確かに新しく、歴史を感じさせない。

 左  運河を渡り、反対側へ。
 食べ物屋台が集まっているエリア。多くの市場では、食べ物を屋台のそばで食べさせる場合は、小さなプラスチック製の椅子に座るようになっているが、ここは違う。ショッピングセンターの中のフードコートと同じく、きちんとした椅子だ。テーブルもしっかりしている。

 清潔感があるのはいいんだが、なんだか寺に隣接してフードコートがあるって感じでしかない。
 まだ11時にもなっていなかったのだが、朝食を抜いたので昼食タイムとする。
 
 5色の素麺のようなものがあったが、米の麺でカノムチンというらしい。これに3種類のスープから1つ選んで、つけ麺のようにして食べる。50バーツ。

 下左  5色のカノムチン。
 
 下右  カレーと思ったスープを選んだのだが、帰国後調べたらナム・ヤーといい、魚をすりつぶして作ったスープのようだ。付け合わせは自由に皿にとる。美味しかたっが、量が少ない。

 
 8色の色をつけたカオニャオを売っていた。4色のカオニャオを添えたカオニャオマムアン(もち米にマンゴーを組み合わせたデザート)もあった。
 カヌン(ジャックフルーツ)の実の中に4色のカオニャオを詰めたものも売っていた。これを買った。35バーツ。マンゴーと一緒に食べるよりはあっさりとしていると思った。
 
 たこ焼き器でたこ焼きの半分の大きさのものを焼いている屋台があった。この器具でウズラ卵を焼いているのはよく見かけるが、ここは半分の大きさのたこ焼きで、たこを入れたもののほか何種類かの具を入れたものを焼き、セットで売っていた。
 
 1セット買ってみた。50バーツ。これも量が少ない感じだ。
 
 わずかではあるが、ボートで調理しているところもあった。近くに行くと、アイスキャンディーを売っていた。

 下左  あちこちの市場で見かけるアイスキャンディー製造機。

 下右  緑のを1本買ってみた。5バーツ。
 

 
 ボートツアーをやっていたので乗船してみた。
 
 下左  客が集まれば出るって感じで、15分くらい出発まで待った。

 下右  水上マーケットを挟んで運河の両側を5分ほど動く程度の短いツアーだった。運河べりは工場が多く、あまり面白くない。何度か市場のボートツアーを利用してみたが、ここはイマイチであった。20バーツ。

 
 いよいよ引き上げようと、バス停に向おうとしたら、運河のもう一方の側にもマーケットがあることがわかった。運河べりでは、係留したボートで調理するだけじゃなく、ボートの中で食事ができる店もあった。早くから気付けば、ボートの中で食べたのだが。ちょっと残念であった。

 下左  こちらの側は、フードコートというより、大きな市場って感じで、大屋根で覆っている。

 下右  こちら側では、何というフルーツかわからないが、ジュースを買って飲んでみた。40バーツ。
 
ホテルで休憩後リフレクションへ
   13時すぎにバス停に戻ってきた。バス停のあるラームカムヘン通り。住宅と工場が混在するエリアだ。近くに水上マーケットがあるような雰囲気でない。

 514系統を待つ間にメトロバスがやってきた。予想しないバスだったので、バスマップで調べたらバンコク中心部に行くのに便利だったのだが、調べている間にバスは行ってしまった。

 やがて514は来たのだが、行先をイセタンというとどうも行かないようだ。バスマップでは行くはずなのだが、、、それでも中心部までの21バーツを払う。
 1時間15分ほど乗ったころ、車掌が乗客全員を下している。自分も最後に下車した。i-phoneの地図で確認すると、地下鉄のカルチャーセンターとプララーム・ナインの間だ。

 バスの途中打切りは以前にも経験があり、苦労したのだが、今回は駅の近くということで、まだ許容範囲内だ。
 
 だが当初はバスで伊勢丹あたりに直行するつもりだったのだが、行く気がなくなってしまい、地下鉄でアソークまで行って、ホテルで休憩することにした。
 バス下車後、近くのショッピングセンターで涼んだあと、地下鉄でアソークへ。コンビニでつまみを買い、前日に買って冷やしてあるチャーンビールを飲む。

 15時すぎから18時すぎまで、ホテルでダラダラとすごした。昼間、このような時間の使い方はあまりしないのだが、当初行く予定だった伊勢丹方面に行くのが面倒になり、ホテルステイになってしまった。
 
 18時半ごろ、夕食をとりにターミナル21に出かけた。この日は4階のタイ料理店「リフレクション」に行ってみることにした。

 3階まで長いエスカレータで上がり、さらに4階へ。一見、タイ料理店とは思えないような外観だ。
 
 壁や椅子などに原色がふんだんに使われている。カラフルで明るく、見ているだけで楽しくなる内装だ。

 下左  シンハビール。90バーツ。ただし中ビン。

 下 トム・ヤムクン。150バーツ。唐辛子マークが1個ついていたが、そこそこ辛いもののココナッツミルクもきいていて、普通に食べられる辛さだった。
 
 
 ラープ・ムー。豚ひき肉のハーブ入りのサラダ。ラープはラオス料理でルアンパバーンなどでおいしくいただいて以来、好みになっている。これも唐辛子マーク1個だったが、ほどよい辛さであった。150バーツ。
 カオ・パット。焼き飯。どこで食べても安くてあたりはずれがない。110バーツ。

 全部でちょうど500バーツ。満腹になってホテルにもどった。
4 日 目    帰   国
 4日目はただ帰るだけだ。スワンナブームを9時45分発なので空港に7時30分くらいに着けばよい。逆算して6時10分にホテルを出発した。そしてパヤタイ発6時50分ごろのシティラインに乗車できた。パヤタイでは、従来はエクスプレスラインの出発ホームになっていた南側のホームがシティライン用のホームに変わり、北側は休止状態だった。
 
 チェックイン後、プライオリティレーンを使って、保安検査と出国審査を通過。すぐにカンタス航空のビジネスクラス用のラウンジに入った。ここで朝食。
 

 
 
 上左   JL032に搭乗。

 上右   搭乗機

 左  帰りの便もSS6の新型のビジネスクラスシート。

 下左  水平飛行になり、ウェルカムドリンク。シャンパンをいただいた。

 下右  ボルドーの白ワインとおつまみ。
 
 機内食は和食、洋食、タイ風の中から選べるようになっていて、タイ風にした。

 スープはトム・カーガイ(チキンのココナツミルクスープ)。サラダのドレッシングがタイ風の味付けであった。
 
 下左  ワインは赤に変更。

 下右  ポークのオイスターソースかけの麺。
 

 
 デザート。

 下左  「らーめんですかい」。

 下右  アイスクリーム。

 食事のとき以外はフラットシートで眠っていた。5時間ほどの飛行時間はとても短く感じた。

 
 羽田到着後、国内線乗継カウンターで国内線の手続きをしたあと、専用通路を通って、国内線連絡バスに乗って国内線ターミナルへ。専用通路に入るときに保安検査があり、バスを降りた後は国内線の保安区域に入る。ANAも同様のバスを運行している。

 羽田から伊丹行きの最終便に乗継ぎ、伊丹着。無事に旅行終了。

 

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