1 日 目 ル ー イ
NH849(羽田→バンコク)搭乗記 |
タイのイサーン北部への旅行に出発。今回は久しぶりにANAを利用した旅行だ。また、バンコクへANAを利用するのははじめてだ。伊丹・羽田の国内線でANAというのも久しぶりだ。 伊丹から羽田経由にバンコクに向う。ターミナル2階にあるプレミアムチェックインのカウンターへ。何度か使って知っているが、今回も1階で少し探してしまい、あっ、2階だと思い出した。普段はJALなので完全にアウェイ状態だ。でも2階というのはわかりづらいと思う。カウンターでは誰も並んでいなかったので、すぐに手続きできた。 ここでバンコクまでのチェックインを行い、荷物も預けた。羽田・バンコクの搭乗券や羽田での国際線への連絡バスのチケットも受取った。 |
チェックインのあと、すぐそばの保安検査場へ。検査場の一角がプレミアム会員向けになっているのだが、とても狭い。並んでいる途中はPCなどをカバンから出して、カバンとは別に持ち、最後尾もよくわからない状態で並ぶ。 保安検査のあと、すぐにラウンジに向えるようになっている。少し歩いて、階段を上ったところにANAラウンジがある。JALのサクララウンジに比べるとスタイリッシュで、広い。上階がANAラウンジ、下階がダイヤモンド会員など限定のANAスウィートラウンジなっている。でも、階段を上がるのが一瞬わからなかった。これまたアウェイ状態だ。 下左 ビールとつまみでしばらく休憩。 |
上右 搭乗はグループ分けされていて、1がダイヤモンド会員など、2がSFC会員など、3と4は普通席の一般客で、座席後方が3、前方が4。JALでもいえることだが、1の人数がとても多い。自分は2で並ぶ。 左 2の列の先頭近くで搭乗し、普通席に向う。保安検査場で出てくる紙とは別に、搭乗口でまた紙が出てくる。JALでは搭乗口では何も出てこないので、一瞬びっくりした。中に入るとまだお客さんはまばら。すでに座っている人は1の人が多いはずだ。 下左 ANAでははじめて機内Wifiを利用した。JALが2017年7月に無料化した後、9か月遅れで2018年4月から無料化された。 上右 飲物サービスはコーヒーにした。JALでは紙手拭きも渡されるのだが、ANAはなし。やっぱり、手が汚れた場合など、あったほうがいいなぁ。 |
羽田到着後はANAの連絡バスを利用するため乗場へ向う。でも、行き方がよくわからず、またもアウェイ状態で困った。 写真は伊丹でもらった乗車票。乗車のさいにこれを見せる。 |
上左 国際線ターミナルへの専用バス乗場。以前は、国内線のバス連絡の搭乗口の一角に乗場があったのだが専用乗場に変わっていた。 上右 利用した時間帯は、15分間隔であるため、すぐにくる空港内の無料バスより待ち時間が長くなるためか利用者は少なく、自分以外には1人だけだった。JALは国内線から国際線への連絡バスは運行していないが、待ち時間の関係だろうと思った。 左 やってきた連絡バス。数分で国際線ターミナルへ。途中制限区域内を通るので、空港内無料バスよりは面白い。 |
上左 バスはターミナルの入口に着き、出発ロビーに上がる。搭乗券は伊丹で発券済みで、すぐに優先保安検査場へ。 いつの間にか利用基準が緩くなっていてSFCでもOKだ。同様にJGCもOKになっている。ただ、ノンステータスの人はビジネスクラスでも利用できない。世界中の空港でこんな空港はないだろう。改善してほしい。 上右 出国審査場は2、3人待ちで通過。今回はサテライト側から出発なので、JAL利用時と同様、左手へ。サテライトの手前のANAラウンジへ。このラウンジは出発階のすぐ上の4階になるのだが、以前、このラウンジを見て、さらに上階(5階)のJALサラララウンジSKY VIEWに入室したことはある。 左 受付で左手のANAラウンジを案内される。右手はANAスウィートラウンジ。シャワー利用を申し出たが、かなり待たねばならず、呼出ベルを渡された。ラウンジは混んでいたが、空席もそこそこ目立っている。 |
上左 駐機場がよく見える側に席もあるが、混んでいて窓ぎわの席は座れなかった。通路側の席をとった。 上右 席を確保したあとで、ラウンジの端にあるビュッフェコーナーへ。 左 ビュッフェを一通りいただく。これが本日の夕食。飲物はスパークリングワイン。 |
どうしても食べたかったのはカレー。チキンカレーでじゃがいもやタマネギなどが入っている。JALのビーフカレーのほうが好みなのだが、このカレーも美味しい。 下左 ANAラウンジの特徴はヌードルバーがあること。とんこつラーメンを注文。番号札を渡され、少し待って出来上がってきた。 下右 飲物はビールにかえ、デザートのフルーツをいただく。 |
うまい具合に、食事をちょうど食べ終わったころに、シャワーの呼出ベルが鳴ったので、受付へ行った。 シャワー室のキーをもらって、入室。室内は広く、トイレもある。脱衣場内の椅子もあり、利用しやすいシャワー室だ。 搭乗まで間はあるが、利用者が多そうなのでなるべく急いでシャワーを浴びた。夜行便の搭乗前なので、すっきりしてよい。 下左 シャワーのあと、まだ間があるので、座る場所を変えて休憩。ネットを使ったりしてすごした。 下右 ビールを飲んで待つ。だんだんとラウンジ内の客も減ってきた。 |
.羽田発国際線のANAは2度目なのだが、前回は中央右手のANAの専用エリアからだった。今回はサテライト側で、同じゲートからJALに乗ったことがあるゲートだ。 ラウンジを出るときに、手洗いに立ち寄ったりしていたら、時間をよってしまい、ゲートには搭乗時刻を過ぎてから到着した。でも搭乗が遅れていて、ちょうど間に合った。 |
バンコクへ向うのは、最近はJALがほとんどだし、その前はタイ航空がほとんどだった。今回は、初めて、ANAを利用してのバンコク行きだ。 ANAのバンコク行きは、羽田と成田を合わせて5便あり、うち2便が羽田発の深夜便だ。搭乗したNH849はB787-9でビジネスクラスはスタッガード型シート、もう1便はB787-8でクレードル型シートだ。そのため、フルフラットになるスタッガード型シートのNH849を選んだ。 |
着席した座席。窓ぎわの席で大きなサイドテーブルがある。窓ぎわと通路寄りの席が交互にあり、前の席のサイドテーブルの下に足を延ばすようになっている。 下左 周辺の様子。座席は1-2-1の配置。JALのスカイスウィートと似ているが、個室感が少ない感じがする。 下右 自席のモニターとオットマン。オットマンの幅はそこそこあって、足を延ばしても、自由に動かしやすかった。 |
左左 ビジネスクラスではウェルカムドリンクがあるのが普通だが、JALではしばらくなかった。そのため、初めてANAのビジネスクラスを利用したとき、ウェルカムドリンクをいただいたときはうれしかった。ところが、この便ではウェルカムドリンクはなしで、ちょっと期待外れ。 水平飛行になったあとで、軽食と飲物サービスがあった。軽食は4種の中から2つ選ぶものだった。 左右 飲物はシャンパン。 |
左左 軽食4種の残りの2種もすすめられたので、いただいた。 左右 飲物は赤ワインにした。 このあと、ビデオなどを見ることもなく、シートをフルフラットにして、3時間弱、眠った。JALではマットレスは長距離路線だけ用意されているのだが、ANAでは中距離路線でも利用できるようになっていたので、せっかくなのでマットレスを利用。 |
上左 起きたあと、目覚ましのジュース。 上右 朝食。搭乗後、オーダーシートで和食を頼んでおいた。せっかくなのだが、日本時間では4時ごろの食事であるため、半分ほどいただいて下げてもらった。 左 コーヒー。チョコレートが添えられているのがJALとの違い。 まだ真っ暗なスワンナブーム空港に到着。 下左 優先レーンのチケット。以前の横長の茶色のチケットから縦長の青いチケットに変わった。 |
上 スワンナブーム空港到着。優先レーンで入国手続き。以前と違って、搭乗券も見せる必要があった。ビジネスクラスに搭乗していたかを確認するためだろう。 |
ルーイへ |
タイでは初めてSIMを日本で購入して持参したので、空港で購入するための5〜10分が節約できた。ATMでキャッシングしたあと、ドンムアン空港への連絡バスに乗車。 写真の右端に写っている受付で、当日中にドンムアンから出発する便のEチケットを見せると、スタンプが押されて、乗車ができる。 下左 バスはバンコク中心部まで行ってから北上。空港鉄道のパヤタイ駅が見える。 下右 北上するとMRTの新線がかなり完成している。ドンムアン空港駅らしきものもできている。 |
上左 1時間ほどでドンムアン空港に到着。下車場所は以前と変わっておらず、そこは第1ターミナルとして国際線専用になっていた。 掲示に従って、新設された第2ターミナルへ移動。別ターミナルとはいえ、専用通路でつながっていて、通路も100mほどしかないので、感覚的には同じターミナルという感じだ。 上右 エアアジアの場合、自動チェックイン機で、搭乗券と荷物タッグシールを出し、カウンターで荷物を預ける仕組みになっている。慣れない人も多いのか、案内の係が配置されていた。 左 保安検査場はレーンが多く作られ、スムーズに通過できた。ターミナル内へ。このあとゲートまでがかなり離れていて、新しい通路を移動。 |
上左 プライオリティパスで入れるコーラルラウンジへ。退出後に移動するときにわかったのだが、この隣にも入室可能なラウンジがあった。 上右 レトロな雰囲気を出している、一番外側の席は通路とガラス越しである。 左 機内食は半分ほどしかいただかなかったので、ここで朝食の本番とした。品数は多くないが、しっかり食事をとれる。 下左 これはデザートではなくスープ。 下右 デザート。フルーツはおでん状に串にさしてある。 |
上左 搭乗時刻が近づいてきたのでゲートに向った。搭乗するのはFD3542、ルーイ行き。 上右 amazing Thaiというキャンペーンが行われていて、たまたま搭乗機はamezing Thai特別塗装機だった。 偶然だが、ターミナルの建物が見えないゲートで、建設中の鉄道駅がよく見える。 左 特別塗装機を拡大。水上マーケットのボートを描いている。 |
. 上左 搭乗。席はいつもと変わらぬエアアジア仕様。 席について、テーブルの裏側に写真が貼ってあった。自席はルーイの郊外の山の写真だったが、他の席を見ると、タイのいろいろな観光地の写真が貼ってあった。 近くの席にはウドンターニのタレーブアデーンの写真が貼ってあり、とても美しかった。ウドンターは訪問するのだが、タレーブアデーンが美しいのは12月〜2月ということで、今回は無理なのだが、いづれ行こうと思う。 荷物棚のふたには、外装と同じような水上マーケットなどの絵が貼ってあった。 左 機内食。座席指定、荷物預けとともにパッケージになっていたので予約しておいた。あまりお腹が空いておらず、半分ほどだけいただいた。天津飯風に卵焼きがのったご飯とチキンカレー。そしてミネラルウォーター。 |
1時間ほどでルーイに到着。飛行機からターミナルまでは50mほど歩く。 荷物が出てくるベルトはわずか5mほど。 下左 荷物を受け取って、ターミナルの外に出る。 下右 タクシーや、貸切ソンテウ、トゥクトゥクがターミナルから少し離れたところに待機していたのでそちらに向った。客引きはしておらず、規制があるか、客が多くないからあてにしていないかどちらかだろう。 目が合ったトゥクトゥクのドライバーが立ち上がったので、交渉して、ホテルまで送ってもらう。 |
ホテルまで100バーツといわれ、ネット情報と一致したのでそのまま乗車。 空港はルーイの街の南郊外にあり、市街地の南端にあるバスターミナルまで10分弱。さらに市街の真ん中に近いホテルまで、さらに10分弱。おかげで、バスターミナルの位置やホテルからバスターミナルまでの道順などがわかった。 それにしても、空港からトゥクトゥクでホテルへというのはタイでは初めてだ。ほかではプノンペンで体験したが。 |
ホテル到着後街歩き |
ルーイパレスホテル到着。街の中心に近いが、川を渡った少し東側にある。ルーイで一番大きなホテルで、ルーイの中では宿泊費は高いが、大都市での同程度のホテルに比べると格段に安く泊まれる。 下左 玄関にはドアがなく、トゥクトゥクを下りて、そのままフロントに向える。 下右 建物の中心部も吹き抜け型の明り取りがあって、明るい。縦長の柱のような部分はエレベータ。 |
自室内。結構広いし、窓側は全面がガラスになっていて、明るい。窓から街が見えたほうがよかったが、見えたのは山だけだった。 下左 窓側から撮影。古い感じだったが、困るほどのことはなかった。 下右 トイレとシャワーも広くてよかった。 2時間ほど休憩。しっかり眠ることができた。 |
街歩きに出発。まずは街の南部にあるバスターミナルに向って歩く。ホテルに来る途中に渡った橋を越えると、細長い池がある。かつて川が蛇行していたころの名残だろう。池の真ん中には白鳥型の噴水があったが噴水は止まっていた。 下左 池沿いにすすむと寺があった。写真の左手はタイ風だが、右手には中国風の建物がある。 下右 30分近くかかってバスターミナルへ。トゥクトゥクに乗ったときに場所がわかっていて、迷うことはなかった。翌日はチェンカーン、翌々日はウドンターニへ行くので、乗場や運転間隔を確認しておいた。 |
バスターミナルを見た後は、市場へ。ここもトゥクトゥク乗車中に見つけていた。16時ごろだったので、半分以上の店は営業を終えていて、閑散としていた。 下左 豚の頭。東南アジアや沖縄の市場では一番インパクトのある売り物だ。 下右 何か一品食べて行こうと探していたら、オムレツのようなものを焼いていたので、食べていこう。 |
できあがったオムレツのような食べ物。もやしなどが入っている。30バーツ。 下左 街の北部は、翌日チェンカーンからの帰りにソンテウを下りて歩くことにして、この日はホテルに戻る。 途中の公園に、6月にルーイから少し離れたダンサーイで行われるピータコーンの祭りの衣装が飾ってあった。このような仮面と一体になった衣装を着て歩くようだ。 下右 その公園からはつり橋でホテル側に戻れるようなっていたので、この橋を渡ってホテルに戻った。 |
いったんホテルに戻って、一休み。また3時間ほど休んでから再び出かけた。 すでに20時。先ほど渡ったつり橋がライトアップされていてきれいだった。 下左 橋を渡った先の池の白鳥もライトアップ。 下右 池の北側の道に沿って、小さな屋台街があった。屋台街っても数軒がパラパラと並んでいるだけだが。すでに、客が多い時間帯はすぎているようで、中には片付けかかっている屋台もあった。 |
: 上左 全部の屋台を見てまわって決めたのはカノムチーンの屋台。 上右 調理場。 左 カノムチーン。タイ風のそうめんだ。そうめんといっても、日本のそうめんは小麦粉から造るが、タイは米の麺。米の細麺はセンミーもあるが、センミーと違って、カノムチーンは生麺だ。 カノムチーンは以前も食べているが、以前は、つけ麺だったので、スープ麺としてははじめてだ。スープはココナッツがたっぷり入ったカレースープで、いわばカレーそうめんだが、麺が小麦麺だとチェンマイ風のカオソーイになり、これは何度も食べている。(ラオスのカオソーイはまた別だがここでは省略) |
具は、どんぶりに最初から入っている卵とルークチン、それに別皿で好みで入れられる野菜。麺とともに別皿が運ばれてきた。 下左 野菜をたっぷり入れていただく。 下右 そうめんのようなカノムチーン。とてもねっとりとしているのが特徴。ねっとりしている麺といえば、ラオスのカオビャックがある。これも食べているが、日本の細うどんくらいの太さだ。製法はカノムチーンと同じなのだろう。 |
上左 カノムチーンを食べたあと、ネット情報でカオマンガイの美味しい屋台があるということで屋台の出ているという場所までやってきたが、閉店したあとのようだった。 付近の大通りは、21時というのに人通りがほとんどなく、営業している店も屋台もほとんどない。 上右 ルーイではコンビニもほとんどみかけないのだが、ラッキーなことにカオマンガイの屋台があるらしいので行った場所の近くにたまたまあったので、食べ物とビールを買って帰った。 左 タッパービール。初めて見るビールで安くて買ったのだが、タイ産のビールだ。すぐに気づいたのはアルコール度数が6.5%だということ。シンハ、チャーン、リオなどは5%なので高くして特徴を出しているようだ。 |