2 日 目  チ ェ ン カ ー ン

 



チェンカーンへ
 上左  この日はメコン川沿いの街、チェンカーンに日帰りするつもりだ。朝食はバスターミナルに向う途中で、何か食べて行くことにして、ホテルを出発した。やがて市場に到着。

 上右  市場の中の店では食べたいものがなかった。外に出ると、屋台風の店が惣菜を売っていた。

 左  イサーンソーセージやガイヤーンなどイサーン料理が安く食べられそうだ。

 下左  コームーヤンを買った。焼いた肉を細かくきざんでタレにつけてある。レストランでは何度か食べているが、惣菜として買うのははじめてだ。ビニール袋に入れてくれ、60バーツだったが、食べる場所が問題だった。ベンチなどはない。

 下右  餅米を焼いた焼おにぎりのようなものも購入。10バーツ。これは立食いできるが、コームーヤンをどこで食べるか悩みながらしばらく歩いた。
 
 上左  食堂があったので、注文した料理と一緒に、市場で買ったコームーヤンなども食べることにした。

 上右  店内。

 左  クイッテイオを注文。50バーツ。

 下左  クイッティオの皿にコームーヤンものせていただいた。スープ麺ではこの手を使えないので、メニューの選択は限られていた。

 下右  焼おにぎり風のものもいただいた。
 
 
 さらに歩いてバスターミナルに到着。チェンカーン行きはソンテウ。乗場は前日に調べているが、切符売場に英語で大きく行先が書かれているので、すぐにわかる。

 下左  9時台以降は20分毎に出ているので便利だ。黒板の裏側には午後の時刻が書かれていた。

 下右  車内。9時35分に出発。35バーツ。最初はほかの客は乗っていなかったが、あちこちで客を拾っていった。
 
チェンカーン街歩き
   1時間少々でチェンカーンに到着。東西に長い街なので、どこで下車するのがよいか迷ったが、終点まで行った。ほぼ街の東の端に近くだったので、西のほうへ歩いて往復して、再び同じところから乗車してルーイへ戻ることにした。

   下車地点からメコン川沿いに向った。たまたまだが、川沿いに入国管理事務所があった。

  下左  事務所と狭い道路を隔てて、船着場と荷物の検査場があった。しかし、ローカル専用の出入国地点とはいえ、かなりすたれた感じで、ここでの出入国は少なそうに思えた。
 上左  入国管理事務所の前を除いて、その東も西も道路の両側には露店が並んでいた。

 左  メコン川が望めるところに出た。川向いはラオスだが、小さな村のようだ。川幅は500mくらいだろうか。

 下左  露店が並ぶ道は終わり、川沿いに出る。そこからは、青く塗られた自転車道を兼ねた遊歩道が続く。しばらくは、メコン川沿いを歩いた。自転車はあまり通らない。

 下右  ちょっとした公園があり、そこで休憩。ここより西は、川沿いの自転車道、遊歩道と少し内陸の古い町並みが続く通りが分岐する。ここからは古い町並みの方を歩いた。
  道路の両側には古い民家が多いが、観光化が激しく、大部分は土産物店やゲストハウス、食堂などになっている。そういったところは、きれいに修復されている。ただ一部は、古いままに残されて普通の民家であったり、住人がいなくなって廃墟のようになっている。

 下左  観光化されている建物の中には、完全に新築だとわかるものも多い。ただし、周囲の風景に溶け込むように、木造で色にも配慮が見られる。街並み保護のための規制がおこなわれているのだろう。

 下右  赤いATMも目立たなくするため、レンガで回りを囲っている。
 
 やがて古い町並みの区間が終わり、幹線道路に出てみた。

 チェンカーンで一番印象に残っているのは、セブンイレブン。このコンビニの看板は赤・緑・オレンジの3色だが、チェンカーンの店舗は、3色の部分が木をイメージする色になっている。日本だと、京都市で行われている色あいや看板の規制と同じような規制があるのだろう。

 下左  カシコーン銀行。この銀行は緑のネオンが目立つがここの支店は木造のイメージで造られている。

 下右  テスコ・ロータス。このスーパーも、本来なら緑のネオンが目立つのだが、やはり木造のイメージ。
 
 
 
  上左  ルーイ方面からやってきた道路まで歩いてきた。まだ街の西端ではなさそうだったが、戻るのが大変になるので、引き返すことにした。

 再び、古い建物が多く残る道路に戻り、東へ歩いた。途中、見つけた食堂で昼食。この食堂も、看板は茶色い目立たない色になっている。

 上右  この店にしたのは、奥を見るとメコン川に面しているのが見えたから。

 左  川に面したテーブルに座ることができた。
 
 英語メニューで、mushと書いてあったものを頼んだら、ラオスのカオピャックのようなもちもちの麺が出てきた。前日食べたカノムチーンももちもちしていたが、その比ではなく、非常にもちもちしていた。40バーツ。

 mushの意味を調べたが、どろどろしたものとか、粥とかいう意味があった。でも粥ではない。メニューの中には、rice gruelがあって、それが粥だ。

 ラオスの近くだから、カオピャックと似た麺がでてきて不思議じゃない。ただ、別皿で野菜がついてこない点は異なる。具として焼豚やニンニクチップが入っているが、やはり山盛りの野菜を入れたところだ。
 
 
 上左  麺を拡大。

 上右  氷の入ったカップを出され、テーブルに置いてあったミネラルウォーターを入れて飲んだ。10バーツ。

 左  昼食のあと、川沿いに出て、遊歩道を歩いた。少し高い位置には自転車道が並行している。

 下左  やがて遊歩道と自転車道が並ぶようになる。

 下右  寺があり、トイレを借りて、そのあとしばらく休憩もさせてもらった。
 
 
 公園まで戻ってきた。ピーターコーンの祭りの衣装を模した人形が置いてある。

 下左  入国管理事務所に貼ってあったポスター。NO TIPSとあるが、入国時の不正な金品受け渡しを禁じるものなのだろう。逆に言うと、入国時の検査で、係員に金品を渡して、多少の不正は見逃してもらったり、あるいは係員が金品を要求するようなことがいまだにあるということなのだろう。

 下右  ルーイ行きのソンテウ乗場。終発が17時30分なので16時には乗場にやってきたのだが、30分くらい待った。終発が近づくと運転間隔が延びるのだろう。それでも、ソンテウは目の前に止まり、ドライバーも自分の近くで休憩しているから、心配は何もなかった。
 
イサーン料理の夕食
 ソンテウをバスターミナルまで乗らず、ルーイの中心部に近いところで下車した。ホテルまでは2kmほどあるので、ぶらぶらしながら帰った。中心になる道路は昼間でも車の通行量が少なく、のんびりした田舎町だ。途中、あとで夕食をとった食堂街も通った。

 ホテルでは1時間ほど休んで、再び夕食のために外出した。ホテルの夜景もなかなかいい。この日は土曜日だったので、ホテル近くの池のほとりではサタデーマーケットをやっていたので、夕食後、ホテルに戻るときにじっくりみよう。 
 
 
 上左  20分ほど歩いて、先ほどもきた食堂街へ。十数軒の店が入っている。

 上右  そのうちの一軒に入った。単品料理じゃなく、いろいろな料理が食べられそうで、客の多そうな店を選んだ。

 メニューはタイ語だけで、英語も写真もなし。こりゃまいった。こういう場合、知っている料理を言うくらいしかない。

 左  ソムタムも頼んだのだが、その店では作っていないので、別の店で買ってくるように言われた。英語が通じないので、ほかの店で買えって言っていることがなかなか理解できず、やっとわかったあとも、どの店で買えって言っているのかがわかりにくかった。

 ようやくソムタムを出している店を見つけて注文したが、ここも英語が通じず、他の店で食べるので、皿じゃなく発泡スチロールかビニール袋に入れてほしい、ということをわかってもらうのに苦労した。
 
 
 上左  ソムタム。ノー・スパイシーと言ってたのだが、ずいぶん辛い。やはり英語が伝わらなかったのか、それとも、これでも地元民の感覚では辛くないからかどちらかだろう。

 そして量も多かった。何人分tかは伝えなかったので、2人分作られたのかな。フォークが2本あるし。食堂街といっても、なかばフードコートのような感じで楽しくはあった。

 上右  チャーンビール。氷が数個入っている。

 左  ラープ・ムー。豚肉をミンチにして、玉ねぎなどとともに炒ってある。他の店と同じく、香草が加えられているが、この店では特別に量が多い。ナンプラーやライムも加えれてはいるが、唐辛子の味と香草の香りがきつくて、目立たなくなってしまっている。
 
 
 上左  ラープ・ムーについてきた野菜。氷で冷たくしてあり、キャベツは大きく切ってあるのをかぶる。

 上右  カオニャオ。おにぎりのようにしてラップで包んであったのを出してきた感じ。

 左  夕食の全体。これだけで結構お腹いっぱいになった。合計300バーツ程度。
 
 
 上左  街の中心にある噴水は昼間は水が出ていなかったが、水が出され、ライトアップまでされていた。

 上右  前日、カノムチーンを食べた屋台街は、サタデーマーケットの日は店が出ないようだ。その付近からサタデーマーケットをのぞむ。

 左  サタデーマーケット。端から端まで歩いた。どちらかというと、衣料や雑貨の店が中心だ。食べ物系もあったが、食べたいものはなく、何も買わず、ホテルに戻った。

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